クエストを開始するには、戦士ギルドのスキルレベルが2必要です。
前提クエスト
前日談
- ギルドからの要請よ!
- ギルドがあなたを必要としているわ!
- あなたに火急の用よ!
- あなたに伝言があるの!
ベラ・ムーアスミスと会話しましょう。
ああ、緊急の伝言があるの!
それは何?
ギルドマスター〈あらゆる色を見る者〉はあなたと早急に会いたがってる。
日記が〈ヴィヴィカス〉について何かを明らかにしたと彼女は言ってた。
何のことか分からないけどね。
彼女はギルドホールで待ってる。
どこで彼女を見つけられる?
[DC]ウェイレスト
[AD]エルデンルート
[EP]モーンホールド
のホールで彼女を見つけられる。
八大神のご加護を。
彼女は何が起きたのか言っていたか?
分からない。
ギルドホールでは、彼女は謎の計画について朝から晩まで働いていたと噂されてる。
魔術師ギルドの書紀がうろついているのを見たこともある。
妙よね。
クエスト提供者
クエスト提供者 | 居場所 |
---|---|
ベラ・ムーアスミス | 戦士ギルドの各支部 |
あらゆる色を見る者 | 各同盟の都市の戦士ギルド ※自分のキャラクターの同盟によって場所が異なります ダガーフォール・カバナント同盟はストームヘヴンのウェイレスト アルドメリ・ドミニオン同盟はグラーウッドのエルデンルート エボンハート・パクト同盟はデシャーンのモーンホールド |
クエスト手順
- ベラ・ムーアスミスと話す(前日談)
- あらゆる色を見る者と話す
- ギルドマスター〈あらゆる色を見る者〉を待つ
- ポータルに入る
- ムゼネルトを探索する
- サブ目標:
- あらゆる色を見る者と話す
- 捨てられた日記を読む
- サブ目標:
- 出来事を目撃する
- ヴァラシャの日記を調べる
- ギルドマスター〈あらゆる色を見る者〉と話す
- ムゼネルトを探す
- 扉を通り抜ける方法を探す
- エンダールの日誌を読む
- 赤いクリスタルを集める
- クリスタルと書を手に入れる
- ギルドマスター〈あらゆる色を見る者〉と話す
- あらゆる色を見る者を待つ
- ジョフニール・アイスブレイドと話す
- ギルドホールでメリックと会う
- メリック・アトアスワラと話す
クエスト報酬
- 経験値(極大)
- ゴールド(極大)
- 真に最上のグリフ(スタミナ)
- ドゥエマーダークの印章(指輪)
物語内容
ギルドホールに行くと、あらゆる色を見る者とメリックとエリフがいます。
メリックと会話しましょう。
ギルドに良く帰ってきたな。
調子はどう?
ステンダールに称えよう。
良く見つけてくれた。
ドシアの優しい扱いのことをたまに思い出すと、最悪な気分になるよ。
仲間の思いやりと優しさのおかげで、どうにか体力を回復できた。
ドシアの日記に、何か書いてあったか?
そんなことを聞くのは〈あらゆる色を見る者〉くらいだ。
日記を見たが、何のことを言っているのか分からない。
頑丈な武器の問題についてなら相談に乗れるぞ。
その手の問題は楽しいからな。
エリフと会話しましょう。
この者はあなたの帰還を歓迎するわ。
調子はどう?
エリフは調子がいいし、月は明るい。
彼女はこの…仕事にかけた時間とお金のことが心配なのよ。
アンカーを破壊し、デイドラを殺す。
だけど、何か達成した?
ドシアの日記に、何か書いてあったか?
私たちのギルドマスターに聞くといい。
彼女は解読に時間もお金もつぎ込んだわ。
エリフとは情報を共有しないそうよ!
エリフが信用できなければ、誰を信用できるの?
あらゆる色を見る者と会話しましょう。
また会えて嬉しいわ。
ドシアとの戦いを覚えているわね?
彼女の暗号の日誌を見つけた時のことよ?
翻訳されている。
そうよ。
何人かの助けが必要だったけど、彼女の暗号を解読したわ。
ドシアは闇の住人への奉仕として、ドワーフの遺跡で隠された何かを探していたようね。
ムゼネルトと呼ばれる場所よ。
彼女は何を探していた?
定かではないけど、彼女のメモに書かれていたモルトゥーム・ヴィヴィカスと関係しているようね。
ムゼネルトはここから遠く離れているけど、タムリエルを横断するポータルを準備した。
どう?
私と一緒に未知の領域へ出かけてみない?
よし、やろう。
ポータルを開くわ。
ちょっと待ってね。
さあ、行きましょう…
あらゆる色を見る者はポータルを開いて、ムゼネルトに出発しました。
ポータルに入る前にメリックと会話しましょう。
ギルドマスター〈あらゆる色を見る者〉と共に行ってくれるようでよかったよ。
ドシアの目的を発見することに対して、彼女は熱心すぎる。
判断を曇らせないかが心配なんだ。
共に、ステンダールの加護があらんことを。
※あらゆる色を見る者がポータルを開いて出発するまでの間に、エリフに話しかけると、隠された話を聞くことが出来ます。
ドシアが何を欲しいと思っていたかなんて誰がわかるの?
どんな爪のない馬鹿者が、彼女の計画を日記に記録するの?
ドワーフは何も信じてなかったとエリフは指摘したい。
彼らがどうやってモラグ・バルの陰謀を知った?
ポータルに入って、ムゼネルトを探索しましょう。
ムゼネルトに到着したら、あらゆる色を見る者と会話しましょう。
ドシアは学者じゃない。
彼女は無駄なことをしないわ。
川がここに運んできてくれたのには、理由があるのよ。
ドシアについて思い出させてくれないか?
ドシアは我々の仲間のメリックを誘拐した。
モラグ・バルのために彼の魂を奪おうとした。
〈モルトゥーム・ヴィヴィカス〉の計画で使うためよ。
その後は知っての通り、あなたが彼を助けに来た。
彼女を殺し、日記を盗んだ。
だからここに来たの。
ドシアの日記には、他のことについて書いていたか?
色々なことよ。
日記にはこの場所のことが書かれている。
でも他にも…恐ろしいことが書かれている。
忘れたいようなこと。
モラグ・バルと長い間交信して、彼女の心は歪んでしまったのね。
この場所について教えて欲しい。
ドゥエマー、つまりドワーフの要塞よ。
ここはハンマーフェルのどこかだと思う。
ドラゴンテール山地の南ね。
少なくともドシアのメモにはそう書いてある。
なぜハンマーフェルだ?
なぜ川が他の場所に続かなかったと思う?
ドゥエマーはタムリエルの北一帯に施設を建てた。
この遺跡には、何かの宝があるのでしょう。
ドワーフの遺跡でも良いなら、ムゼネルトより近い場所があるわ。
あらゆる色を見る者よ、ドワーフがどこへ行ったか知っているか?
知っていたら、タムリエルで最も賢い女性になっていたわ。
いいえ、ドワーフが消えた理由は誰にも分らない。
もしくは、誰も言わない。
何を探す?
何かの宝?
強力な武器か呪文?
ドシアが尊重していたのは一つだけ。
力よ。
それが何であれ、ここから持ち出しましょう。
なぜ急ぐ?
ドシアはこの場所を知っている。
他の者も。
我々が手に入れなければ…それが何であっても他の者が来る。
モルトゥーム・ヴィヴィカスに関係があるものに違いない。
モラグ・バルがまたあの武器を使おうとしているなら、止めなければならない。
そっちはどう思う?
ドゥエマーの最後の日々は、終わりのない戦いだった。
彼らの魔術師は、呪文を最も強力にしようと競い合っていた。
より強い武器を求めてね。
ヴィヴィカスの起源は、そのはるか昔の時代にあるのかも。
遺跡を探索していると、アイレイドの幻視が現れます。
一体何なの?
アンデッドがすぐ後ろに迫ってるわ。
武器の残りを隠さないと。
早く。
オートマトンはまだ動いてる。
ここで全滅だわ!
これを片付けるのよ。
じゃないと、私達がモラグ・バルにやられるわ。
クラーノは正しい。
コンストラクトが死者を食い止めてくれるかもしれない。
行くぞ。
やっぱりこの計画はどうかしてる。
ドゥエマーの遺跡の中のアイレイド。
ここで一体何が起こったの?
ドゥエマーを倒しながら、遺跡の探索を続けましょう。
構えて。
コンストラクトに慈悲の心はないわよ。
探索を続けると、再びアイレイドの幻視が現れます。
クラーノが死んだなんて!
武器は永遠に失われてしまったのね。
いや、まだ望みはある。
オスタランドにやって貰う。
オブリビオンに召されろ!
消えるんだ。
まだ希望はある。
でも、犠牲を覚悟しなくてはいけない。
水晶の中に魂がなければ、武器を直す方法はない。
やらなければならないんだ、オスタランド。
犠牲?
彼らはなぜここへ来たの?
近くに落ちている日記を読みましょう。
ドゥエマーを倒しながら、遺跡の探索を続けましょう。
コンストラクトを作った技術は、本当に驚くべきものだわ。
かつてのここがどれだけ素晴らしかったか想像もできない。
遺跡を探索していると、ラナスが残した日記を見つけます。
探索を続けると、再びアイレイドの幻視が現れます。
最後の戦いは辛うじて生き延び、ヴァラシャも負傷した。
これでは死者とコンストラクトにやられる。
オスタランドは正しいわ。
時間が必要よ。
別の道を進んで、死者を引き離してみる。
ラナス、だめだ!
群れが来たら生き残れないぞ!
必要な時間が稼げるならいいわ…デロディールのために!
メリディアのために!
気高き者よ。
進んで身を川の流れに委ねなさい。
ドゥエマーを倒しながら、遺跡の探索を続けましょう。
さらなる謎。
それから過去の霊魂。
どちらの道に進みましょうか?
ここはよく原型をとどめてるわね。
探索を続けると、再びアイレイドの幻視が現れます。
待って。
これは重要かもしれない。
愛しい人。
オスタランド。
やるなら、今やらなければ。
私はもう長くない。
できない。
死なないでくれ!
こんなことができるか!
やるのよ。
でないとモラグ・バルが勝ってしまう…
それが彼女の望みだ、オスタランド。
だからここまで来た。
やるんだ。
さよなら…愛しいヴァラシャ。
ヴァラシャの日記がある。
ここで何が行われているのか分かるかもしれない。
ヴァラシャの日記を読みましょう。
日記を読んだ後、あらゆる色を見る者と会話しましょう。
また別の日誌?
まだ読めるのが驚きね。
ちょっと見せてもらえる?
どうぞ。
水が澄み、分かって来た。
2つの街。
メリディアを崇拝する街、モラグ・バルを崇拝する街。
死者の街、アバガーラスがメリディアの信者を攻撃する遺物を作り出した。
光の街、デロディールは独自の武器を作り出す。
クリスタルの心臓を鍛造したものよ。
このアイレイドはメリディアの街から来たんだな?
その通り。
この古代の者たちはクリスタルの武器を持って敵の中心に忍び込んだ。
儀式を止めさせ、王はアバガーラスの闇の支配を終わらせた。
でも、彼らは狩り立てられた。
だから、クリスタルの隠し場所を見つけようとしている。
そして、ここムゼネルトに来た。
そうよ。
貴重なものを隠そうとした…
でもメリディアの女司祭はまず命をささげた。
武器をいつか再び鍛造できるように、クリスタルの心臓に再び明かりを灯した。
それで、クリスタルはここにあるのか?
ええ。
日誌には武器の製造方法を示す書が書いてある。
武器のクリスタルの心臓とその製造方法は、この遺跡のどこかにあるわ。
では、見つけた方がいい。
書物とクリスタルを見つけなければならない。
モラグ・バルの手先に対抗しうる武器が、手に届くところにある!
ドゥエマーを倒しながら、遺跡の探索を続けましょう。
そして、コンストラクトもまだ動いている。
探索を続けると、再びアイレイドの幻視が現れます。
こっちはもう限界だ。
行け!
置いていかない!
この仕事に賛成した瞬間から皆死んでたんだ。
少しの間、歩き続けていただけさ。
クリスタルと書を隠せ。
さあ、行くんだ!
死に直面しているのに、なんて勇敢な人々なの。
ドゥエマーを倒しながら、遺跡の探索を続けましょう。
ドワーフは本当に創造的ね!
神なき種族としては。
ひょっとするとあれが、扉を抜ける助けになるかもしれない。
エンダールの遺骨の近くに置かれている日記を読みましょう。
心配で乾いてくるわ。
あらゆるところで腐臭がするわね。
沼の腐臭とも違う。
そのせいで鱗が痒くなるわ。
探索を続けると、再びアイレイドの幻視が現れます。
死んだセンチュリオン。
ヴァラシャが眠る場所にぴったりだ。
さあ、後は書物を隠そう。
何?
だめだ!
オスタランドは蘇ったセンチュリオンに殺されます。
クリスタルはスチーム・センチュリオンの中よ。
破壊して!
台座に置かれているオスタランドの日記を読みましょう。
宝箱に隠されたアイレイドの書物を取った後、ドワーフ・センチュリオンを倒してクリスタルを回収しましょう。
よくやったわ。
さあ、この場所を離れましょう。
あらゆる色を見る者と会話しましょう。
枯れ果てたドシアが失敗したことに成功したわね。
さあ。
戻るためにポータルを開くわ。
分かった、ギルドマスター。
クリスタルと書を持っていきなさい。
メリックに渡して。
彼は武器の鍛造に必要なものは何かを調べるはずよ。
ギルドマスターはどこへ行く?
対応しなければいけない事柄が他にあるの。
ここで得た知識が頭を巡っている…川の流れを気にしなければね。
また、すぐに話しましょう。
では、また。
川下で落ち合いましょう。
あらゆる色を見る者がポータルで帰還した後、ジョフニールの霊魂が現れます。
彼女が立ち去るまで待ってくれ。
話さねばならないことがある。
ジョフニールと会話しましょう。
頼む。
話してくれ。
話せる時間がほとんどない。
なぜいつも現れる?
お前が危険だからだ。
どんな危険なのかは分からない。
死んでいてもな。
どんな危険だ?
なぜその危険について何も言えない?
お前の近くにいる誰かが陰謀を企てている…
我々に関することだ。
お前を裏切ろうとしている。
私は動けない。
閉じ込められている…引き離された…注意しろ!
分かった。
ギルドホールに帰還すると、メリックとエリフが待っています。
エリフと会話しましょう。
戻ったわね。
素晴らしい。
罪深いドワーフたちが持っていたかもしれないものが、エリフにはまだ見えない。
彼らはギルドマスター〈あらゆる色を見る者〉が望む、何かを持っていたの?
メリックと会話しましょう。
遺跡の奥からよく戻ってきた。
ギルドマスター〈あらゆる色を見る者〉から、何か用があると聞いているんだが?
そうだ、このクリスタルと書はムゼネルトで見つけた。
ありがとう。
すぐに研究に取り掛かろう。
詳しいことがわかったら、一番に知らせるよ。
〈あらゆる色を見る者〉はこの場にいられなくて悔しがってるらしい。
なんでも緊急事態だそうだ。
クエストを完了する。
クエスト完了後、メリックとエリフと会話しましょう。
その技は伝説的だな。
本当にステンダールが宿っているかのようだ。
味方でよかったよ。
あなたはとても有名になりつつあるわ。
でも目立ちすぎないようにね。
エリフは勇敢なネズミが、お腹を空かせた猫に食べられることが心配よ。
関連書籍
(著者不詳)
かつて、遥か昔、ハートランドにある街があった。
デロディールという名だった。
その街には素敵な散歩道があり、勤勉な学者たちがおり、技巧優れた職人たちがおり、踊り子たちがいた。
そしてまた、デロディールには勇猛で誇り高い戦士たちがいて、散歩道を、学者たちを、職人たちを、そして踊り子たちを守っていた。
戦士たちの数は少なかったが、彼らは屈強だった。
そしてデロディールの人々は多くの神々を崇拝していた。
彼らは敬虔で、すべての神に敬意を払っていたからである。
しかし彼らは他のどの神々にもまして光の淑女を崇めており、メリド・ヌンダのために色とりどりの光に満ちた教会を建てた。
それは栄光のためであり、まるでエセリウスの一部分が定命の者たちの世界に降りてきたかのようだった。
そしてデロディールの人々はそれに誇りを持っていた。
だが、谷を超えたところにアバガーラスというもう一つの街があり、デロディールが光を尊ぶのと同じように、闇を尊んでいた。
そしてアバガーラスはデロディールと同じくらい多くの市民を有していたが、その中に踊り子や職人、学者の数は少なかった。
なぜなら大部分は勇猛で誇り高き戦士だったから。
その戦士たちは他の国や街に貸し出され、戦争での働きと引き換えに富を得ていた。
そのようにしてアバガーラスは独自のやり方で繁栄を遂げた。
そしてアバガーラスの王はデロディールの誇りだった光の教会を見て、こう言った。
「アバガーラスはデロディールと同じくらい偉大な街ではないのか?
我々は自分たちの偉大な教会を持つべきだ」。
そして王はアバガーラスの富の大部分が、彼自らの守護神、すなわちモラグ・バル王のための祠の建設に費やされることを命じた。
そしてアバガーラスの人々はモラグ・バルのための広大な祠を打ちたてたが、彼らは職人ではなく粗暴な兵士たちにすぎなかったので、祠は作りが悪く、色合いもひどく、見るに堪えるものではなかった。
しかし、それにもかかわらず、祠はデロディールの光の教会よりも大きかったので、アバガーラスの王は自分の街がそのためにデロディールよりも偉大だと自慢した。
それでもデロディールの人々は嫌悪感を示すこともなく、今まで通り自分たちの仕事にいそしんでいた。
そしてデロディールのこうした無関心がアバガーラス王の心に穴を穿ち、彼は苦悩の末、狂気へと追いやられた。
王は兵士たちを送り、アバガーラスにあったメリド・ヌンダの小さな祠を冒涜させ、それからモラグ・バルの広大な祠へ行き、大きな誓いを交わした。
そうしてある家族をデロディールを訪問した罪で祭壇の前で殺し、王は軍を集結させ、谷を越えて進軍し、デロディールの民すべてを捕らえ、光の教会の中でモラグ・バルへの生け贄に捧げると誓った。
そしてアバガーラスの王は自分の兵士をすべて集め、激しく舞うオーロラによって空が輝いたある夜、谷を越えてデロディールに進軍した。
だが王とその軍が到着した時、その地が空っぽであることを発見した。
デロディールの街はなくなっていた、煉瓦のひとかけらに至るまで!
そして王は空の光の中から笑い声が聞こえてきたように思った。
陽気な騒ぎ声は恐怖の悲鳴に変わった。
それは上空からではなく、背後にある谷の向こうから来ていた。
王は急いで兵士たちを進めて自らの街に戻ったが、彼らがアバガーラスに到着すると、そこに見出したのはまるで光に焼かれたかのように、すっかり破壊された街だった。
兵士たちや王の家族の名残といえば、ただ街の壁に焼きつけられた影が見つかっただけだった。
これが、アバガーラスの物語である。
だがデロディールの運命については、これ以上のことは何も知られていない。
コメント