物語内容
鋭い矢のエヴェリと話す
ダンジョンに入場すると、入口に鋭い矢のエヴェリがいます。
ふむ、この場所みたいだわ。
広いところね!
ねえ! こんなところで何をしてるの?
鋭い矢のエヴェリと会話しましょう。
オルシニウムのクエスト「国王万歳」を完了していない場合
競争相手が邪魔をしてくるかもしれないと言われたわ。
そこで私が見つけたと思ったら、あなたが飛び出してきた。
ちょっと、怪しいわね。
どうしてここへ? 誰に依頼されたの?
ここには単独で来た。
何か重要な場所なのか?
誰かに依頼されたわけじゃないの?
たまたま来たってこと?
きっとあなたも、私のような冒険者ね!
あなたが見つけたのはブラック・ドレイクの邸宅。
以前はロングハウス帝の保養地だった。
何か特別なものが、ここに隠されているらしいの。
ここに何を保管した?
私の雇い主は、邸宅の地下にある蔵書庫の地図をくれたの。
元の持ち主がそこに隠した書を探してほしいって依頼でね。
ねえ、よかったら私と組まない?
一緒ならその本はすぐに見つかると思うの。
他のものは自由に持っていっていいわよ。
その本の捜索に加わろう。
まるで物語の人物たちみたいな手の組み方ね!
よし、計画はこうよ。
前にある下水道の格子から中に入れるわ。
あなたが先に行って偵察して、私は矢を準備して援護する。
念のためにね。
何者だ?
鋭い矢のエヴェリ。
世界的に有名な冒険家よ!
…少なくとも、いつかそうなる予定。
こういう仕事にはあまり慣れてないけど、依頼はちゃんとこなしてみせるわ。
私は弓が得意だし、根性には自信があるの。
それで十分でしょ。
オルシニウムのクエスト「国王万歳」を完了している場合
あら、珍しい人に会えたわ!
あのオークの騒ぎが終わった後、また会えるとは思ってなかったよ。
でも待って、どうしてここにいるの?
あなたも雇われたの?
私一人で大丈夫だって言ったのに。
ここには単独で来た。誰かに雇われたのか?
ええ。丘の上に見えるブラック・ドレイクの邸宅の地下に眠る、蔵書庫の地図を渡されたの。
元の持ち主が隠した、重要な本を手に入れないといけないの。
冒険者の仕事っぽいでしょう?
本一冊のためにここまで来たのか?
本は重要よ!
隠された秘密の本があるって聞いたら、たとえ仕事じゃなくたってここまで来るわよ。
私にひとつ、考えがあるの。
私と協力してくれない?
前に組んだ時はとてもうまくいったし、なにより楽しくなるわ!
本以外のものは、自由に持っていっていいから。
その本探しに付き合おう。
まるで物語の人物たちみたいな手の組み方ね!
よし、計画はこうよ。
前にある下水道の格子から中に入れるわ。
あなたが先に行って偵察して、私は矢を準備して援護する。
念のためにね。
オルシニウムで別れてからどうしていた、エヴェリ?
いつも通りよ、面白そうなことを探してるわ。
最後に会った後、少し南の方を旅したの。
エルスウェアはとても綺麗だったわ。
ドラゴンがいるって知ってた?
ものすごく頭が大きいの!
会話を続けましょう。
※以降の会話内容は、上記の差分に関係なく共通です。
誰かに雇われて本を探していると言っていたな?
ええ。それが妙な話でね。
ストームホールドで遺跡を探索してたら、馬に乗った使者が現れて手紙を渡していったの。
疑問だらけよ。
その女がどうやって私を選んだのか、そして遺跡にいることを誰が知ってたのか。
渡されたのはただのメモだったわ。
何と書いてあった?
仕事の依頼よ。
リフテンのファルル・ルパスという人が、ある仕事の話をしたいって。
面白そうだと思ったわ! だから来たの。
秘密を守るためにとても気を遣ってたわ。
私は依頼人と直接会わなかったし、依頼人からは誰にも言うなと警告されたの。
あ! その…
会ったことがない相手から雇われることが多いのか?
正直に言うけど、そもそも雇われることがそんなにないの。
普段、私はあちこち放浪して冒険を探してる。
でもこれは面白そうだったし、お菓子も切れそうだった。
言いたいことは分かるでしょ。
ゴールドはありがたかったわ。
ブラック・ドレイクの邸宅について何か知っていることは?
噂では、あらゆる種類の財宝があるんだって。
ダーコラクの悪党がシロディールへ侵攻した時、通り過ぎたすべての街から宝を奪っていったの。
絵画とか宝石とか、金目のものばかりね。
暴君ってけばけばしいものが好きなのよ。
ダーコラクとは何者だ?
ねえ、あなたは沼にでも埋まってたの?
ダーコラク、またの名をブラック・ドレイク。
タムリエル中を荒らしまわって玉座を奪い、皇帝になったリーチ人よ!
もちろん、もう死んでるけどね。
だから、私たちも彼の邸宅に遠慮なく入れるってわけ。
財宝は全てここに保管されたのか?
そういうこと!
ダーコラクは権力を握ると、この屋敷を築くように命じたの。
たくさんの略奪品がここに流れ着いたそうよ。
どんな財宝が中で見つかると思う?
それに蔵書庫もね!
噂を聞く限りでは、私にぴったりの仕事みたい。
どうやってこのことを知った?
ロングハウス王朝についての本を沢山読んだの。
バーブラの「リーチからの侵略者」やコラヴェルの「王冠を戴いたドラゴン」とか、それにコルストフォルクの「ロングハウスの興隆」も読んだわ。
俗っぽくて趣味に合わなかったけどね。
鋭い矢のエヴェリと一緒にブラック・ドレイクの邸宅を探索しましょう。
邸宅の敷地に入ると、ゴブリンの群れが襲ってきます。
ゴブリンの群れを倒した後、鋭い矢のエヴェリが発言します。
ここを見て! 思ったより荒れてるわね。
匂う? 煙の臭いよ。
下で何かが燃えてるんだわ。まずいわね。
鋭い矢のエヴェリと会話しましょう。
ファルル・ルパスの代理人というか仲介者から、他にもここに向かっている者がいるかもしれないと警告された。
この場所を破壊して、本を奪おうとする者たちがいるってね。
何が燃えてるのかわからないけど、先を越されてないといいんだけど…
今戦ったゴブリンは?
ゴブリン?
ああ、この辺をうろついている怒りっぽい連中のことね。
レオヴィックが死んでからここには誰もいなかったはずだけど… 引っ越してきたのかな?
まあ、仕方ないわね。
邪魔になるとは思えないわ。
誰がこの邸宅を破壊したがっている?
いい質問ね。
依頼人はその点をぼかしてたわ。
多分、これからその連中に会うことになりそうね。
探索任務が戦闘に変わっても、気にせず助けてくれると嬉しい。
何が来ても大丈夫だ。
そう言ってくれると思ってた!
あなたには冒険者の魂が宿ってる。
見ればわかるもの。
進みましょう。
蔵書庫の入口はこのすぐ先のはずよ。
キンラス・アイアンアイを倒す
邸宅の中庭に入ると、キンラス・アイアンアイが待ち構えています。
あのでかいやつを見て!
上から援護するわ!
キンラス・アイアンアイと戦いましょう。
気をつけて! トーテムが置かれた!
サラマンダーが来たわよ!
避けられないわよ!
きっちり仕留めたわ!
よし! 効いたでしょ?
この辺りはサラマンダーが余ってるのね。
またサラマンダーだわ!
サラマンダー用の罠はない?
立って! 私たちはやれる!
冒険はまだ始まったばかりなのよ!
眠ってる時間はないわよ!
あなたの力はそんなものじゃないでしょ!
キンラス・アイアンアイを倒すと、鋭い矢のエヴェリが発言します。
さすがね! 来て。
あの扉の先で待ってるわ。
中庭を抜けて邸宅の玄関に着くと、鋭い矢のエヴェリが発言します。
すごい煙! 急がなきゃ。
地図によると、このハッチから蔵書庫に入るのが一番。来て!
鋭い矢のエヴェリはハッチの横にある宝箱を見つけます。
ねえ、見て! ここに何があると思う?
矢だわ! 一体どうしてこんなものを置いていったの?
ハッチに入る前に、鋭い矢のエヴェリと会話しましょう。
よし、来たわね。
地図によると、このハッチを開ければ蔵書庫に続く通路へつながるはず。
中に入ったら、本を探して脱出しましょう。
大保管庫とは何だ?
さっき話した蔵書庫のことよ。
噂ではロングハウス帝が何年もかけて収集した本や巻物、アーティファクトを保管している巨大な地下施設だって言われてる。
秘密と知識の山が、すぐ足元に眠ってるかもしれないのよ!
あの大きなミノタウロスは何者だ?
ああ、ごめんなさい。
鎧からして、あれはキンラス・アイアンアイね。
さっき見たゴブリンたちを率いてた奴よ。
この辺りにいるって話は聞いてたけど、邸宅を占領していたとは知らなかった。
警告しておけばよかったわね。
新しい矢を手に入れたのか?
ええ! しかも上等なやつをね。
カケスの尾羽よりも軽いわ。
探索の旅のいいところは、人々が残してたものが見つかることよね。
見つかるのが干からびたスイートロール、なんてこともあるけど、たまに役立つものもある。
大保管庫を探索する
大保管庫に入ると、トゥルースウォーンという集団が待ち構えています。
大保管庫の入口にいるトゥルースウォーンを倒すと、鋭い矢のエヴェリが発言します。
いや! 一体何をしたの?
あいつら、蔵書庫を燃やしたのね!
あれだけの本が! 物語が!
…失われた。
二手に分かれましょ。
灰になる前に本を見つけないと!
出発する前に鋭い矢のエヴェリと会話しましょう。
ここの知識は重要すぎるから、破壊しようと考えた奴がいるみたいね。
私が探すよう依頼された本は、一体何だったの?
あなたは先に行って、こんなことをした連中を探して。
私は本を探さないと。
探索を進めると、火炎魔術師エンクラティスが炎の壁を張って、進行を妨害してきます。
本を欲する者が他にもいるな… 渡すものか。
捜索する、奴らを抑えろ!
進行を妨害するトゥルースウォーンを倒した後、鋭い矢のエヴェリが炎の壁を消します。
私が見つけたこの矢、すごいわよ!
よし… 来たわよ。何か見逃した?
あいつらのリーダーは本を探していると言ってた。
先に見つけないと。
鋭い矢のエヴェリと会話しましょう。
放火している奴は、本を探してると言ってたわ。
あいつの目的も私たちと同じね。
ブラック・マーシュのベリーを全部賭けてもいいわ。
先回りするわよ!
あなたは下の道を行って。
私は上から行く。
先回りできるかもしれない。
その新しい矢は火を消せるのか?
そうみたい!
きっと水の付呪か何かよ。
そういう魔術があるって読んだことがあるけど、関心を持ったことはなかったわ。
なんだか卑怯な気がして。
でも、土壇場で役に立ったわね。
今後も役立つかもしれない。
ああ、あなたを助けるのに全部使っちゃったわ。
いいじゃない。
冒険者の財宝ってそんなものでしょ。
突然手に入って、すぐになくなる。
さあ、本を探すわよ!
探索を進めると、鋭い矢のエヴェリが2階から話しかけてきます。
ねえ! 上よ!
この日記を見つけたの。見て。
書いてあるのは全部奇妙な落書きよ。
一応持っていくわ。
本を燃やしてる奴がこの先に見えたわ。
行って!
ゲミナス隊長を倒す
大保管庫の最奥に行くと、ゲミナス隊長が待ち構えています。
火炎魔術師エンクラティスとゲミナス隊長の会話を聞きましょう。
あの本はここにない。
燃やせ、燃やしてしまえ!
王のご命令だ!
行け。仕事を終わらせろ。
あの虫どもは私が食い止める。
あの偉そうな奴を始末して。
私は火の魔術師を追うわ!
ゲミナス隊長と戦いましょう。
貴様の頭は最高の的さ!
深呼吸して、自分の弱さに絶望しな!
ケツまくって逃げるんじゃないよ!
逃げても、隠れても、戦っても… 無駄さ!
貴様らの死こそ最高の快楽。
ゲミナス隊長を倒した後、大保管庫から庭園に移動しましょう。
庭園の探索を進めると、トゥルースウォーンを始末している鋭い矢のエヴェリと合流します。
この馬鹿どもは大したことない。
行こう、リーダーは丘の上に逃げたわ。
鋭い矢のエヴェリと会話しましょう。
何もかも破壊させるわけにはいかない。
守れるものは全部守らないと。
ここにある貴重な本の数々を、失わせてたまるもんですか。
その連中というのは何者だと思う?
私にもわからない。
トゥルースウォーンと名乗ってたけど、誰に何を誓ってるの?
それに、なぜ邸宅を破壊するの?
普通なら略奪するでしょ?
考えたって答えは出ないわね。
放火魔を追うわよ!
本を手に入れたと言ったか?
我慢できなかったのよ。
あんなにたくさんの貴重な本が灰になるなんて。
何でもいいから持ち出したかったの。
この日記は私が通りすぎた机の上にあったから、拾っておいた。
せっかく救い出した本が、よりによって判読不能とはね。
なぜそれが日記だとわかった?
手書きの文字が格式ばってないし、余白に細かいメモが書いてある。
それに、ページに紅茶の染みもあるわ。
私くらい本を読んで時間を過ごしていれば、こうしたことに気づくものよ。
言葉は滅茶苦茶でも、それは分かるわ。
火炎魔術師エンクラティスを倒す
庭園の奥にある樹木園に入ると、火炎魔術師エンクラティスが待ち構えています。
小さき獣め。
この本はトゥルースウォーンのものだ!
本があると思われてるなら、止めないと!
火炎魔術師エンクラティスと戦いましょう。
炎の獣よ、敵を食い散らせ!
炎の風よ、敵の肉を焦がせ!
硫黄の大蛇よ、大地を押し流せ!
戦いの最中、火炎魔術師エンクラティスは奥の壁を破壊して、隠された図書館に駆け込みます。
ダメだ! 失敗は許されない!
歴史から消えろ!
秘密の場所… ここね!
探してる間、奴の相手をしてて!
火炎魔術師エンクラティスとの戦いを続けましょう。
我が心の炎が、この剣を鍛えた!
奴らを倒せ!
火炎魔術師エンクラティスを倒した後、鋭い矢のエヴェリが発言します。
見つけたわ! これ、変わった表紙ね。
一言も読めない。
シンボルがあるだけよ。うーん。
鋭い矢のエヴェリと会話しましょう。
ファルル・ルパスから捜索を依頼された本はこれに違いないわ。
説明された通りの外見よ。
でも、言葉がまったく書かれてないの。
この奇妙なシンボルだけ…
まあ、本は手に入れた。
大事なのはそれだけよ。
仕事は完了ね。
これからどうする?
この不気味な本はファルル・ルパスに渡すわ。
でもまずは、見つけた他の本を調べたいの。
暗号が掛かっているみたいだけど… なんとも言えないわね。
とにかく、トゥルースウォーンから助けてくれてありがとう。
私たち、いいチームだったわね!
クエストを完了する。
この本を読めば読むほど、気分が落ち着かなくなるわ。
何というか… よくわからない。
せめてシンボルの意味がわかればいいんだけど…
やるべきことがあるのは分かってるけど、頭の中の声が本をここに置いていけと言っているの。
トゥルースウォーンは誰のために動いている?
それを知りたいわ。
誰かがこの場所を灰にすることを望んだ。
だとすると、きっと隠したいもの、消したいものがあるってことよ。
でもロングハウス帝は5年前に死んでる。
ここに何があるかなんて、誰が気にするの?
本を渡し終えたら、この件をもっと調べてみようかな。
ファルル・ルパスとはどこで会う?
リフテンよ。
なぜ本に興味を持つのかは知らないけど、依頼人に質問はするなって言われた。
ねえ、あの辺に行く用事があったら会いに来て。
この謎をあなたと一緒に調べたい。
また冒険に行きたいの!
暗号化された日記をどうする?
こういうのを喜んで解読してくれそうな人を知ってるのよ。
最近は引き籠っているけど、謎解きが得意なの。
変だと思うかもしれないけど、これに何が書いてあるのかどうしても知りたくて。
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元老院に関する帝国法令
第二紀534年、薄明の月1日
征服法に基づきシロディールの皇帝にしてタムリエルの守護者となりしブラック・ドレイク、すなわちその名と家を担いしダーコラク陛下のご意向により、以下を帝国の全市民に告げる。これにより、元老院は次のごとく制定される:
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レヤウィンのタルニアン・ロヴィディカス軍団長はニベン地方の代表使節の席と、元老院議長の職務を与えられることをここに定める。これはシロディール各地において卿が集めている、全般的な尊敬と栄誉を考慮した上での決定である。
ギデオンのエルトゥス・ヴァンダシアはロングハウス帝の統治を打ち立てるための貢献と支援により、元老院の職務を与えられる。
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レヤウィンのタルニアン・ロヴィディクス軍団長はニベン地方の代表使節の席を与えられることをここに定める。これはシロディール各地において卿が集めている、全般的な尊敬と栄誉を考慮した上での決定である。
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以上の決定を記し、周知させよ。
議長の記録:タグ・ドロイロック
元老院議長、アブナー・サルンの私的な記録より
第二紀536年、栽培の月10日
タグ・ドロイロックとは何者か? 彼らはいかにして、リーチの民をルビーの玉座に据える力を得たのか? そして何のために? ブラック・ドレイクのダーコラクが故郷から雄たけびを上げる軍勢を帝国の心臓部まで引き連れてから丸三年が経ったが、未だにこれらの問いへの答えを探している。私の感知もスパイも、ダーコラクの不可解な勃興と、彼の手にリーチと帝国を明け渡した残忍な魔法使いたちについて、暗示以上のものを与えてはくれなかった。
知る限りでは20年ほど前、リーチの荒野である秘密の魔術結社が生まれた。結社はタグ・ドロイロックと名乗ったが、これはリーチの方言で「闇の大魔術師たち」という意味だ。リーチの魔術結社の大半と異なり、タグ・ドロイロックは魔女ではなく魔法を使う男性のみを構成員とし、すぐに最強のデイドラさえも召喚して使役する力を示した。タグ・ドロイロックは邪魔な敵対結社のいくつかをあっさりと壊滅させ、リーチの影の支配者となった。
何年もの間、タグ・ドロイロックは機を伺いつつ、彼らの名がもたらす恐怖と、不満を告げる囁きで無法のリーチを支配するだけで満足しているようだった。しかし9年前、ある飛び抜けて強靭で頭の切れるダーコラクという名の族長が現れ、リーチで支持を集め始めた。ダーコラクは学習の経験もなく、我流の魔術師として小さからぬ実力を身に着けていた。もっとも、彼は杖よりも剣を好んだ。タグ・ドロイロックはこの男が現れるのを待っていたとでも言わんばかりにブラック・ドレイクの味方に付き、結社の力と恐るべき名声を彼の支配に任せた。
タグ・ドロイロックの力添えにより、ダーコラクはリーチの敵対クランを屈服させ、忠誠を要求した。話したリーチの民は時としてデイドラの力と結んだ契約や、ここで繰り返すのも恐ろしい約束について語ったが、こうした物語の真実が何であれ、その結果は明らかだ。タグ・ドロイロックに受け入れられてから1年も経たぬうちに、ダーコラクは2千人の兵を指揮するようになった。2年経つうちには、その数が1万に増大した。そして、ついに自らの野心に相応しい力を手にしたと判断すると、ダーコラクはそのさらに数倍の勢力を無防備のタムリエルに向けて解き放った。その後の出来事は、歴史に伝えられているとおりである。
そしてダーコラクの権力掌握への道を敷いた後、タグ・ドロイロックは消滅した。ブラック・ドレイクがルビーの玉座に据えられると、この謎めいた魔術師たちは闇の中へと帰っていったのである。ダーコラクの信任厚き魔術師たちの一部、バールセルグ、ファオショル、そしておそらく老ウナグはこの秘密の結社のメンバーであった可能性が高い。しかしダーコラクがシロディールを征服して以降、誰もタグ・ドロイロックについて噂一つ聞いていない。ダーコラクを皇帝に据えることで、彼らに何の益があったのだろうか? まだ生きている者は何人いるのか? 彼らは解散したのか、それとも何らかの新しい計画に従事しているのか?
この件に関して最も不気味なのは、ダーコラク皇帝は私がタグ・ドロイロックの秘密を探っているのをとっくに承知しているらしいということだ。彼は面白がっているらしい。ブラック・ドレイクは自らの支配に対する潜在的脅威を躊躇なく排除してきた。それなのに、あの男は私を元老院の議長の地位に就けたままでいる。私はダーコラクの暴政を改善するために自分の地位を利用しているが、その間にも奴を取り除く手段を探していることを、あの男は知っているはずだ。私としてはこう結論するしかない。ダーコラクは私を脅威だとは思っていないのだ。
奴の自信がプライドを傷つけたことは認めねばなるまい。
王冠を戴いたドラゴン
オーギュサン・コロヴェル著
ブラック・ドレイク、ダーコラク陛下の聖人伝作家として、陛下の輝かしき統治の最初の年に依頼を受託した
世界を変えた男について、何を言うべきだろうか? 彼は数え切れぬほどの民を、自らの頽廃に溺れていた社会の暗闇と、罪深き怠惰から救い出した。錯覚と幻滅に落ち込むあまり正義を忘れた人々の富で私腹を肥やす、腐敗した支配層に戦いを挑んだのである。シロディールの救世主、ブラック・ドレイクのダーコラクについて何を言うべきだろうか? 久しく望まれ、彼によってもたらされた過ちの清算と矯正がなければ、私たちはどうなっていただろう? おお、シロディールよ、首を垂れて自由に感謝するがいい。新たな時代の誕生は近い!
ダーコラクの物語は、北方の開けた荒野と雪深い山脈で始まる。我らが皇帝が生を受けた夜には巨大な流星が空を横切り、彼がこの世界に現れた時間には、母親の慎ましき家屋の上を、銀色に輝く無数の白鳥が飛び交った。赤子を抱きかかえた者は全て、彼の若き顔の強烈なまでの美しさに衝撃を受けた。その目はあまりに黒く勇猛で、偉大なる戦士たちもその眼差しには目を背けてしまうほどであった。
我らが未来の皇帝がその偉大さに相応しい王宮ではなく、むしろ最も質素で過酷な環境の中で育てられたことは言っておかねばならない。リーチの偉大なる荒野は数多くの試練と危険が住まう場所だが、そうした苦難も少年皇帝を最も早い時期から鍛え上げ、勇気や名誉、忍耐や知恵の価値を学ばせるのに役立つばかりであった。3歳の時、若きダーコラクは母の命を救うため父が狩りに使う槍を手に取り、すでに20人の男を食い殺していた黒い大熊を無慈悲な一撃で葬り去った。そしてたったの5歳で、ダーコラクは寒く厳しい冬にカースワステンからドルアダッチ山脈の頂上まで連なるヘラジカ100頭の群れを狩り、村を飢えから救った。
2本の足で歩き始めた時から狩りに万能の腕を示したダーコラクは、遠からず知恵をも身に着けた。ダーコラクは鷹から、風に乗って運ばれてくる遠い国の知らせを聞く術を、そしてたったの一瞥で人間の心を見透かす術を教わった。彼は山の頂上から流れ落ちる冷たく速い小川の流れを見て素晴らしい音楽を身に着け、その歌声を聞いた者は二度と、他の音楽に喜びを見いだすことができなくなるほどだった。そして彼は大きな灰色の狼たちから勇気と忠誠心、上に立つ者の心得を学んだ。
過酷な故郷の地にあって、若きダーコラクはそのうち、戦の技を極める必要があることを知った。7歳の誕生日の折、樹齢100年の木ほども背丈のある巨人の部族によって、ダーコラクの民が羊毛を保管していた平和な牧草地が襲撃されたのである…
〔手記の残りの部分は焼け焦げていて読めない〕
キャラクター特集 鋭い矢のエヴェリ(野望の炎)
ファルル・ルパスへ
古き友よ、あなたからの手紙が届いた時、正直私は驚きました。
レオヴィック皇帝が自身の王座で血を流して以来、あなたからの音沙汰は途絶えていたからです。
率直に言うと、あなたは死んだものだと思っていました。あなたの要求に関して答えましょう。
あなたが述べたその仕事に適任の冒険家を知っています。
仕事に関する重要な詳細は意図的に伏せたようですが、大体の内容は理解しました。
この仕事は、鋭い矢のエヴェリに連絡を取り依頼するのが最善でしょう。鋭い矢のエヴェリがどのような人物か説明しましょう。
彼女はヴァレンウッドで生まれ育ったウッドエルフです。
この広い世界における彼女の経験は僅かなものですが、真の冒険家の心を持っています。
ロングハウス帝の王位堕落後にこの場所を訪れてから、私は彼女に関心を抱き見守ってきました。
これはもはや私の仕事ではありませんが、才能を持つ者を探し出し、その素質を見極めることを止めることはできません。
エヴェリは若く、まだ真価も問われていませんが、彼女は優れた天分を持っています。まず、エヴェリはウッドエルフの狩人、斥候、そして戦士の血筋です。
その伝統と彼女が行ってきた訓練のすべてが、自信と強い意志を持つ性分に繋がっています。
彼女は自身が好んで使用する弓の達人で、複数の矢を立て続けに放ち、それらすべてを的に命中させたのをこの目で見ました。
この若き娘は年少であるにもかかわらず、達人としてすべての熟練射手の頂点に立っているのです。次に、エヴェリはこの世で手に入れられる限りのすべての書物を読んでいます。
小説から歴史、一族に関するものまで多くの書物を読み漁っているのです。
彼女が特に好むのは冒険の物語やミステリーですが、彼女にとっての英雄は誰かと聞く者には迷わず架空の捜査官「ヴェイル」だと答えます。
この仕事には古代の書物の回収も含まれているので、彼女の読書好きの側面は大いに役立つでしょう。そして、若きエヴェリの特別な才能に気付いているのは私だけではありません。
女王の瞳も彼女のことを見守っています。
彼らが私の観取に気付いているとは思えませんけどね。
なにせ、私はアイレン女王の手先よりも優秀な密偵ですから。
アルドメリ・ドミニオンにエヴェリを奪われる前に彼女に接触して、彼女が切望する冒険へと連れ出すことをお勧めします。
もうお分かりのように、彼女はあなたが対処しなければならない仕事にうってつけの人材なのですから。鋭い矢のエヴェリは、自身の能力を証明し冒険に出ることを真に願っています。
大きな心と十数人分ものエルフに値する度胸を持ち合わせていますが、熟練の工作員であれば彼女の純朴さと経験不足を利用して操ることも不可能ではありません。
彼女には仕事を成し遂げるための力量と勇気があり、自身の名声を挙げることを心に誓っています。
あなたの目的を遂行するにあたり、これ以上の者はいません。彼女はこのヴァレンウッドで見事な手さばきを見せてくれました。
あの弓はまるで...彼女の体の一部のようでした。
数秒で矢筒を空にしたかと思うと、放たれたすべての矢は彼女が狙いを定めた的に命中していたのです。
彼女は自身の欠点に前向きで明るいだけでなく、カジートに興味を持ち、ウッドエルフの知恵を共有するのも大好きです。
これらすべてが彼女の魅力と言えるでしょう。ファルル、鋭い矢のエヴェリはまさにあなたが必要としている者です。
キャラクター特集 ー 鋭い矢のエヴェリ
私を信じてください。
この若いウッドエルフは、期待以上の仕事をしてくれるはずです。
私があなたを失望させたことがありますか?
ロングハウス帝の前大密偵、オーディティア・レントゥルスより
物語補足
隠しボス
ダンジョンには4体の隠しボスがいます。
最初の隠しボス〈熱意の化身〉への道を開くには、屋敷の敷地にある4枚のプレートの上に、グループメンバーがそれぞれ乗ると、隠しボスへの道が開きます。
最初の隠しボスを倒した後、ダンジョンの各地に〈化身の欠片〉が彷徨い始め、近づいて回収できます。
最後の隠しボスと戦うためには、グループメンバー全員がそれぞれ〈化身の欠片〉を30個集める必要があるので、回収しながら進行しましょう。
2番目の隠しボス〈活力の化身〉への道を開くには、大保管庫の広間の左右にあるレバーを、グループメンバーが同時に操作して扉を開きます。
扉の先にあるオーブを拾って、広間にある台座の上に乗せます。
左右にある2つのオーブを台座に乗せると、隠しボスへの道が開きます。
3番目の隠しボス〈頑健の化身〉への道を開くには、大保管庫の最奥の部屋にあるレバーを、グループメンバーが同時に操作して扉を開きます。
扉の先にあるプレートの上に誰かが乗っていると、近くの壁に十字の操作盤が現れます。
十字の操作盤を使うと、部屋にある銅像が動くので、光っている床の上に移動させます。
銅像を光っている床の上に乗せると、近くの扉が開くので、中にあるオーブを拾います。
左右にある2つのオーブを台座に乗せると、隠しボスへの道が開きます。
最後の隠しボス〈衛士アクサラズ〉と戦うには、〈火炎魔術師エンクラティス〉を倒した後、近くにある〈化身のアーティファクト〉を起動する必要があります。
〈化身のアーティファクト〉を起動するには、〈化身の欠片〉を30個集める必要があります。
グループメンバー全員がそれぞれ〈化身のアーティファクト〉を起動すると、最後の隠しボス〈衛士アクサラズ〉が現れます。
最初の隠しボス〈熱意の化身〉を倒した後、風の声が聞こえます。
永劫の時を越え、我を呼び出したのは誰だ?
2体目の隠しボス〈活力の化身〉を倒した後、風の声が聞こえます。
さらに我が力を受け入れるか…
だが、その資格はあるか?
3番目の隠しボス〈頑健の化身〉を倒した後、風の声が聞こえます。
円は完成した。我は目覚める。最後の試練が待つ…
氷の化身に変身した後、風の声が聞こえます。
※氷の化身に変身するには、ダンジョンの各地にある光る石版の上に乗り、シナジーを発動します。
シナジーを発動するには150アルティメットポイントが必要です。
氷の化身に変身中は、強力なバフが付与されて、〈ホワイトアウト〉シナジーを使用できます。
〈ホワイトアウト〉シナジーを使用すると、ボスを含むすべての敵を凍らせることが出来ます。
我を探せ。解放するのだ。
グループメンバー全員が化身のアーティファクトを起動すると、衛士アクサラズが発言します。
その知恵で、我に挑む権利を手に入れた。
ただし、簡単ではないぞ。
魔術!? ああ、面倒なことになったわ!
衛士アクサラズと戦う前に、鋭い矢のエヴェリと会話しましょう。
あなたが戻って、何かをいじり始めたのを見てたの。
そうしたら、あのごつい奴がどこからともなく現れたのよ。
あいつの望みは分かる?
戦いの用意をしてるようだけど。
何か起きたらすぐに援護するわ!
衛士アクサラズと戦いましょう。
限界を試し、力を見極めてやろう。
我を求める者を殺めることこそ、我が永遠の務め。
よい… よいぞ。己の限界を超えてみせよ。
我が満ち足りるまでは終わらぬぞ!
無駄なことを。
まだ一度目だ。
真の戦士は、倒れようとも立ち上がる。
貴様は我が求める者ではない。
これで二度敗北した。
復讐を求めるか?
その辺りにしておけ。
三度目の失敗か。
今回は解放されないかもしれぬな。
今こそ好機。運命を掴め。
忍耐。定命の者には珍しい。
どこで力尽きるかな。
どれほどの相手か見極めるとしよう。
終焉は近い。どちらが残る?
貴様には… 資格がある。
ついに… 我は自由となった。
衛士アクサラズを倒した後、鋭い矢のエヴェリと会話しましょう。
ナミラの下着にかけて、物語みたいな戦いだったわ!
あんなにしぶとい相手なんて見たことない。
伝説の一部になれたみたいな気分よ。
でもあいつ、一体何者だったの?
負けたのに、感謝してるみたいだった。
自分で戦ってなかったら、とても信じられなかったわ!
コメント
ブラック・ドレイクの邸宅のクエスト名「燃える秘密」