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書籍

空飛ぶ神々の叡智

マグニウス・カルッサ著

我々の言葉は位階を問わず広がっており、その外の人々にも遠からず広められるべきである。真なる主の御言葉を書き記し、教える時が来ている。我らの上空を飛ぶ神々の御言葉を。私は耳を傾けたため、聞いたことを伝えよう。彼らの知恵を。彼らの命令を。

以下に記すのは私が理解したドラゴンの言葉であり、その言葉が何を意味するかについて、不完全ながら解釈したものである。

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「ドブ・ニファ―ス・ウィーセロス」
ドラゴンは蔓の罠を恐れない。

汝の力を自覚せよ。低劣なる存在を引き倒す弱さに陥ってはならない。

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「ニーンゼイ・ミール・ワー・ヴィーク」
裏切りは敗北への道である。

裏切り、文字通りに言うと毒に侵された兄弟は、同盟に穴を穿つ。それは終わりの始まりと成り得る。

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「ニーンゼイ・ミール・ワー・クロングラー」
裏切りは偉大なる勝利への道である。

主たちは賢い。時として、同盟を破ることは勝利を得るために必要である。

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「ルル・ジョル・ロク」
不安定な時は、起ち上がれ。

私は最初これを勘違いした。というのも「ロク」は単に「空」を意味し、それゆえ空を見るべきだという意味だと思ったのだ。だが今では完全に理解している。これは空を見て上空に助けを求めよという命令ではない。空を飛ぶことの隠喩なのだ。「起ち上がれ」。すなわち力を振り絞り、激しい風を越えて上に突き進めということだ。地上の安全を求めてはならない。起ち上がり、より偉大な栄光を求めるのだ。

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「ヌノン・メイ・ボ・ストラン・ヴォコスティード・ナール・ソブ」
嵐の中を飛び、雷に驚くのは愚か者だけである。

周囲の状況に注意せよ。環境を見ないか、目標に集中しすぎて周囲の明らかな危険を忘れることがあってはならない。

* * *
「デイ・オン・フォルーク・フェイ・コ・ヴェン・アールク・ロン」
信じ難き霊魂は風と雨の森をさまよう。

自分が何を見ていると思っても、もう一度見返すこと。より注意して見よ。さらに合理的な説明はあるか?

注釈: 「デイ」という語はやや粗雑な直訳のようである。本質的には、これは「誤り」を意味するが、「笑えるほどの誤り」という含意がある。主張する者を笑っているのである。「オン」はそれよりもやや漠然としている。おそらく「魂」のようなことを意味しているが、それよりも空虚なもの。生命を欠く何かだ。

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「ニド・ジード・ニド・クン」
月なくして月光なし。

汝の力の源を間違いなく確保せよ。その力がどこから来ているかを知り、あって当然のものとは考えぬこと。

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私が主たちのそばにいた時に聞こえてきた知恵は、ほんのわずかな断片に過ぎない。私は彼らの古き言語を十分に理解できると感じるが、言葉の中にある知恵にしっかりと耳を傾けなければならない。可能な限り、私はそばに留まるつもりだ。私は重要人物ではないが、義務勘によって耳を傾ける。そして皆が彼らの知恵を聞けるように、私は報告する。時が来たら、さらに伝えよう。

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