スポンサーリンク
書籍

ヴァスタリーの日記

第二紀461年

最後の日記から続けるのは激しい苦痛を伴う。長いこと平和だった。夫と私は平穏に暮らせるようにマニマルコの戒律を捨てた。魔法でタムリエルのすべての人を従わせるのではなく、魔法をすべての人のために使いたかった。

でも夫には家族の悲劇が耐えられなかった。彼がその頑固な頭で考えていたのは、知識でもなく、恐れを知らぬ軍隊に家を守らせることでもなく、死に打ち勝つことだった。かつて生きていた者をこの領域に呼び戻して肉体を与え、彼らにまた命を吹きこむことだったのだ。

そう、カリオンはその早すぎる死を迎えた。でも私が失ったものを深く悲しむのに対し、テラカルは可能性に関して泣いた。彼は見習いが我々が技術を習得する助けになり、我々の発見の上を行くことを望んだ。彼は息子のエキスが永遠に失われることが耐えられなかった。

そして夫は死んだ少年でゴーレムを作った。肉体があっても瞳は宝石のように冷たい精霊だ。彼は儀式が完成するまでその計画を隠しており、許されるのが当たり前とでも言うような態度をとった。私が抜け殻からカリオンの霊魂を引き出した時、彼は本当にショックを受けたようだった。

私は愛する夫を罰することはできないが、生涯かけて監禁する。10年もあれば、自分のしでかした愚行をよく考えられるだろう。

—ヴァスタリー

コメント

スポンサーリンク