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書籍

吸血鬼とそのハンター

吸血鬼狩りは精神的に不安定な人に向いている。普通の人が吸血鬼を追うと、ミイラ取りがミイラになるだけだ。

普通の人が十分に強くなく、ずる賢くないということではない(ほとんどはそうだが)。固執できないのだ。

吸血鬼は家族、愛、希望といったものを知らない。知っているのは食欲だけだ。よって吸血鬼ハンターは獲物の真似をしなければならない。愛、希望、家族や友の記憶を持っていてはいけない。目標の邪魔となるものは、無用として切り捨てるのだ。

吸血鬼ハンターは捕食者の捕食者に、また存在しないものとならなければならない。それができなければたちまち吸血鬼の獲物となるか、もしくは自分が狩ろうと探す怪物になるだろう。

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