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書籍

ヴァレリックの日記

仲間は教訓を肝に銘じている。3つ以上の月の周期の間、問題は起きていない。ジャルクは自分の猫と音楽があるおかげで、獣を寄せ付けずに済んでいるようだ。だがララには不安にさせられる。公然と無謀なことをしたわけではないが、彼女が吸血衝動にかられていることを知っている。

できることと言えば、彼女を教え助言し続けることだけだ。何かこだわる他のことを与えなければならない。私は彼女を信じているし、導いた方向性を彼女が維持するだろうことがわかる。そうでなければ困る。

***
父の悪は、日に日にもっと下劣で邪悪になる。彼は今、自分の命令に従うための、ほぼ知性のない血の虜囚による軍隊を作っている。窓の外にある泉の側でうろついている彼らが見えるのだ! あの男はとどまるところを知らない。

彼は何を計画している? 軍隊を作るのには1つしか理由はない。彼は本気でスカルド王に挑むことを考えているのか? それを許していいものか? いやしかし、私も仲間も父を止める力などない。

どうすればいいのか、私には本当にわからない。

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