書籍

セインツポートの裏切り者へ

昨夜、エンリックの群衆の中にお前がいたことは分かっている。メデリック。髪型を変えて、きれいな服に身を包んでいたとしても、あご先の傷や指のない右手を隠すことはできない。

お前がどこに逃げて、今どこにいるのかも知っている、それに、フンディング港でリーノックをやったのがお前の船員だということもだ。彼は20年間、私の最高の仲間だった。それを忘れていたとしても、彼を拷問していた時に思い出したはずだ。

礼儀としてこのメモは残しておくつもりだ、お前が身辺整理できるようにな。最後の日まで3日ある。言い訳はなんでもいい。この港のむさ苦しい場所で集めた友人達に別れを告げろ。それが終わったら、お前のところに行く。間違いなく、お前はこの世界を後にすることになる。

騒がなければすぐに終わる。お前がリーノックにやったことに比べればあっという間だ。逃げたら次の出会いは全く違うものになるだろう。捕まえたら、長い時間をかけていたぶってやる。

豚面の臆病者よ。もし待つことに耐えられなくなったら、期限を迎える前に自分でやってもらっても構わない。自分のやり方で、自分の意志でだ。ただ… 確認だけはしっかりとさせてもらう。

忘れるなよ、メデリック。お前を見ているからな。私が誰よりも人捜しが得意だということは、リーノックと同じようにお前も知っているはずだ。アンヴィルから逃げることができたとしても、私からは逃げられない。お前はもう終わりだ。

3日後に会おう。

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