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書籍

ひいおばあちゃんの話

102歳まで生きたひいおばあちゃんは、いつも助言やちょっとした伝承を話してくれた。折に触れ、季節ごとに、本人や誰かの事件のたびに! 誰かが戦いで足を失った? それはその人が黄昏の月の前半に奥さんと結婚したからだよ。ある一家が投資に失敗して、大量のゴールドを失った? それはその一家が牛を11頭飼ってたからだよ。11が縁起の悪い数だってことは、誰もが知ってるからね。

彼女の「叡智」には以下のようなものがあった。

丘の中腹にマンモスがはぐれていると、変化の訪れを意味する。
遠くに2頭のマンモスがいると、誰かから贈り物をもらえる。
3頭のマンモスが1列に並んでいると、誰かに死が差し迫っている(必ずしも見た者の死ではない。その人がマンモスの列の前に立とうと決心した場合は別かもしれないが)。

月耀に新しいハチミツ酒を飲んではいけない。(思うに、これは夫や息子を仕事の時間に酔わせないため、ひいおばあちゃんがでっち上げたものだろう)

熱々のホーカーの脂が顔にはねたら、3日以内にけんかをする。はねたのが左手なら、間もなく訪問者が現れる。

双子月がどちらも満ちているときにブリストルバックを殺すと、その年の残りは運が悪くなる(満月にひいおばあちゃんは決して狩りに出なかったし、夫や息子にもさせなかった)。

暁星の月に鷹の影に入ったら、その冬は長く続く。

夜明けに西の丘を東に走る白狐は、やがて疫病を導く。

蒔種の月の最初の7日間に、身内や愛する人との間にある不満を解決しないと不作になる。

地面で青いビーズを見つけたら、それはたった今ハグレイヴンが作られた証。青いビーズを粉々になるまで石で砕き、その粉を淀んだ水(流れていてはいけない)に投げ入れると、そのハグレイヴンの寿命が短くなる。

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