三つの王冠の責任

いいでしょう。戦士ギルドがスティルクの会談の警備を担当するわ。中立な立場として、それが論理的ね。

準備万端だ。会談への旅の準備はできているか？

お前がいいなら、スティルクへのポータルを開くぞ。アーリエルのお導きがありますように

決断が下された。

ちょっと待ってくれ。

向こうでお前を待とう。

私達の代表として、アルファウリ隊長がスティルクの警備を担当している。何も問題がないと保証しているけど、気をつけてね。幸運を祈るわ

私は警備のためにいるだけよ。偉大な魔術師、ヴァヌス・ガレリオンと話して

スティルクの島へようこそ。3つの同盟の代表が会議のため集まっている。このすぐ先だ。遺跡を通って行け

もう間もなく、ポータルで会合場所に着くと聞いている

シロディールでの流血の最中だ。指導者達はすぐにお互いを信頼しないだろう。お前なら、彼らに協力する重要性を気付かせられる

この任務は重要だ

我々は、もうコールドハーバー侵攻のための専門家チームを結成した。会合へ向かう途中で、何人かにお前のことを紹介しよう。行くぞ！

互いをほとんど許容することがない、二人の王と一人の女王だ。間違いなく、合意するのは容易ではない

会談場所はすぐ先よ。指導者達はすぐ着くでしょう

会談の場所に行こう。先導してくれ

閣下！

おお、レディ・ローレントか！

注意してよね。鈍いんだから！ 急いで。見逃しちゃうわ！

相変わらずの魅力ですね、レディ・ローレント。

ヴァヌス・ガレリオン！ 驚きだわ！ この機会をお作りいただき感謝いたします。伝説のスティルクの島で会談だなんて！

ちょうど良い場所です。ここはスロードと戦うため、第一紀の指導者達が全旗海軍を組織した場所ですから

モラグ・バルの領域にはどんな驚きが待っているか楽しみ！

我々は戦争に行くのであって、観光に行くのではありませんよ。

心配無用ですよ、ヴァヌス。自分と無能な従者の面倒は見られます

スティボンズ！ バッグの荷造りはまだ終わってないの？ 本当にしょうがないわね

ではレディ。急ぎましょう。我々は会談へ出席します

邪魔をしないでください。この荷造りが終わらないと、レディ・ローレントに厳しく小言を言われるんです

喋っていても、どこにも辿り着けない。行動しろ！ それがモラグ・バルの阻止に繋がる

何と。テレンジャーか

発明家テレンジャーが顔を出すとはな！ 危機がないと、おもちゃから離れないようだな、テリー？

ヴァヌス。失敗した実験の臭いがしてるぞ。発言も滑っている

なあテリー。今週はどこのドゥエマーのゴミためから来たんだ？

お前は、目上の者を尊敬することを学ばなければいけないな。

そんな者がいたら、ぜひ知らせてくれ

今は時間も体力もないんでね。良い一日を祈ってるよ

また会えたな、友よ。あなたのことは良く聞いているよ！

警備を担当しているアルファウリ隊長はあそこだ

アルファウリ隊長。この島は安全？

はい。船は全て大きく迂回させていて、結界も張られています

同盟の指導者達は？

まもなく到着します。皆様もお早く

分かったわ。ありがとう、隊長

急ぎましょう

警備はこれ以上ないほど厳重だよ。これは問題なく進むはずだ

コールドハーバーに辿り着いたら、デイドラを狩る季節だ！

ああ！ この見せ掛けの衛兵の仕事はまっぴらだ。真っ二つにする頭蓋骨をくれ

ダガーフォール・カバナント、上級王エメリック

アルドメリ・ドミニオン、女王アイレン

エボンハート・パクト、スカルドの王ジョルン

一先ず争いは忘れて力を合わせなければ、最初から失敗してしまうわ。

これが罠ではないと？ 君の軍が帝都に攻め込む間に、我々の注意を逸らす巧妙な手口ではないのか？

裏切りはおまえが得意な戦法だろう、エメリック！

やめなさい！ 二人ともどれだけ傲慢なの？ モラグ・バルの恐怖に比べれば、貴方達の武器は子供のおもちゃよ！

我が民の将来を雪の蛮族と夢見がちな女の言葉に賭けるわけにはいかん。どちらかがルビーの玉座につけば、タムリエルはどうなると思う！

いつから民のことを気にするようになった？ 金を数える以外は何もしてないだろ！

どうかやめてください！ この争いは無意味です！

時間の無駄だな！

どちらも頑固な愚か者ね！

なんたる混乱だ。すまんな、ヴァヌス。しかし、獅子の守護団の被害を調べさせてもらいたい

すまんな、我が軍と話さねば。

ちょっと頭を冷やさせて。この二人と話していると、頭に血が上るのよ

一人にしてくれ。考えることが山ほどある

どうしようもないバカね。彼らのプライドのせいで私達は全滅するわ

私達はモラグ・バルの侵略者に対する防衛の最前線に立ち、タムリエル全域でダークアンカーを破壊してきたのよ。彼らがしてきたことと言えば、人々を犠牲にし、シロディールの半分を壊滅状態にした。どう思う？

望んでいるし、可能でもある。でも魔術師ギルドと同様、私達は〈不干渉条約〉に縛られている

中立を保つから、私達は彼らの領域にいることを許容してもらってるだけ。三同盟の指導者たちが合意しない限り、私達の手は縛られたままなのよ

残念だが予想通りになりそうだ。

口論を止めることができたとしても、彼らはコールドハーバーに部隊を送ることには決して同意しないだろう。シロディールが無防備になるからな

面白い考えだ。だがそのことを考えさせるには、争いをやめさせないとな

それぞれのキャンプにいる、彼らのところへ行ってくれないか？ 個別に説得を試みてくれ

会談はお前の手にある。どう進むかはお前次第だ

彼らと話しなさい。説得するのよ！

それで？ 説得したの？ いえ、聞きたくないわ！ ヴァヌスと話して！

うまくいきそうか？ それともまだ行き詰っているのか？

早く理性的になってくれればいいが。奇襲ではなくなってしまう

それももっともだろうな！ だが彼らが早く合意すれば…

空気が変わったと感じないか？ 変だ。すぐにでも嵐が来そうな感じがする

これは嫌な感じがする。

や… 奴が来ました！ 私には…

カルディエン！ どうした？

逃げて！ 私から離れて！ 行け！

こやつらがタムリエルの偉大なる指導者だと？ 取るに足らん。集まっているのは好都合だ。虫けらのように叩き潰してくれる

モラグ・バル！

下がれ、女伯爵

虫けらの反撃か！ 愉快であり、哀れである

ニルンの全ては我がものになるだろう！

カルディエン！

指導者達を護れ！ モラグ・バルのしもべを倒し、不安定な裂け目を閉じるのだ！

これ以上裂け目は開けさせない。伯爵、援護を！

喜んで。ギルド同士、力を合わせる日がくるとはね

カルディエン…

ここは食い止める！ ポータルを閉じなさい！ 行くのよ！

モラグ・バルめ！

この程度で私を倒あ本当に？

私のことは気にしないで。大丈夫。私を殺すにはデイドラ数匹じゃ足りないわ。

衛兵が…皆死んだか…

状況は予想以上に悪い。
我々も本当に安全ではないのだろうな。

サルン家に対抗してやった全てのこと、脆弱な同盟に起こった全てのこと…
それだけでは済まないの？

モラグ・バルめ！

同盟の指導者同士が争うことを心配していたけど、これは予想してなかった。

ここは安全だと思っていた。敵からは隠れているだろうと。企みの神は日々強大になっている！

そうだな。無駄にする時間はない。奴に戦いを仕掛けよう！

ああ。島の中央のアイレイドの井戸にある

あの恐ろしい力を見た後では、選択肢はあまりないと思う。

誉れ高き指導者の皆様！ 敵を目にされましたか？

モラグ・バルはタムリエルを脅かします！ コールドハーバーに攻撃するため、魔術師ギルドと戦士ギルドは合同部隊の結成に合意しました！

我々を信頼してください！ 行動を起こす許可を！ そして祝福してください！ 我々は失望させないでしょう！

ヴァヌスは正しい。ギルドは最善かつ唯一の選択だ。彼らをコールドハーバーへ！

認めたくはないが、エメリックに賛成だ。

私もよ。私たちの同盟の間にある不信の多くは、企みの神が育んだもののようね

モラグ・バルは欺瞞と混沌の上に繁栄します。ですが、この同盟戦争は皆様が作り出したものです

ハクルーバ女伯爵。両ギルドの生存者をスティルク内部に集めてくれ。勇者と私はそこに向かい、ポータルを開く

すぐ後に続くわ、ヴァヌス。

その時が来た、勇者よ。

行こう！

モラグ・バルには償って貰うぞ。今日失われた命を忘れはしない

共に行けたらいいのだけど。モラグ・バルの領域にいるデイドラを叩きたいと、常々思っていたの。でも、貴方がやってくれると信じているわ。幸運を

デイドラに斧を叩き込め！

ステンダールにご加護を。

こっちだ。島の内部にはポータルを設けられる部屋がある

名高いトレジャーハンターで歴史の専門家として、魔術師ギルドが同行を求めたのも不思議はないでしょう

召使のスティボンズがコールドハーバーの光景に耐えられるといいけど。彼、繊細なのよ

コールドハーバーは恐ろしい響きがします。そのように危険な場所で、どうして我が主の安全を保てるのでしょうか？

コールドハーバー！ この老いたダンジョン探究者は、恐らく考えられないほど興奮していたに違いないわね！ どんなアーティファクトが見つかるか居ても立ってもいられないわ

デイドロスに食べられたくはないけど、やつらの歯を数本いただくのはかなりいいね！

我々の仕事は、ヴァヌスをポータルのことで助けるものだ。領土を制圧した後で補給路を整備するため、たくさんポータルを維持しなくちゃならないからな

モラグ・バルの世界は、オブリビオン全域で最も危険で荒れ果てた場所の一つだ。我々はこの侵略を軽く捉えてはならない

コールドハーバーにゴブリンはいないよな？ 邪悪な生き物は、心底嫌いなんだ

コールドハーバーには鶏に変身させられるような呪文や罠があるだろうか？ あらかじめ聞いておきたいだけさ

戦士ギルドを、この恐ろしい領域へと導かねばならない。企みの王が、ニルンを攻撃したことを償う時だ！

戦士ギルドと魔術師ギルドが共に活動しているのか？ この者がこんな光景を見るとは思わなかった！

コールドハーバーに美しい女性はいるだろうか？ それとも、違うデイドラ公か？

頭蓋骨を真っ二つに割る用意は出来てる！ デイドラにも、頭蓋骨はあるのかな？ 種類によってはあるのかもな

お前がどうかは知らないが、俺はデイドラの首を折る準備ができてるよ

どうやったのか知らないけど、ギルドはあなたの味方よ！

とっくに用意はできている。

残念ながらそうだ。我々が望んだ大軍ではないが、モラグ・バルは我々が攻撃することをもう知っている。小さな集団で行くのが、気づかれずにコールドハーバーに潜り込む唯一の希望かもしれない

コールドハーバーのどこに着くか、予測するのは難しい。油断はするな

これは何だ？

助かったんだな？ 良かった、良かった

不運だな。彼らはコールドハーバーには着いたが、別の場所だ。オブリビオンへのポータルはあまりにも予測不能。モラグ・バルの防御は言うまでもなくだ

不快な獣で溢れている。行け。橋を渡って内部へ向かえ。お前さんならできる！