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書籍

ダガーの環

軍団兵通信の真の著者、アエミリアヌス・ファルト著

「ダガーの環」

あなたもその名がささやかれるのを耳にしたことがあるだろう。そしてその意味も知っているはずだ。堕落した役人達。原因不明の失踪。暗闇での殺人。

ダガーの環。密偵、侵入者、おとり。残虐な商人王、血塗れのエメリックの下で汚れ仕事をする死の商人。

あなたが住むこの街で。あなたの家の近所で。おそらくあなたが信用し、よく知っていると思っている人々の間でも。

だが実際のところ、あなたは隣人をどれほどよく知っているだろうか? 彼はおじさんを訪ねてサタカラームに行ってきたという話だが… 果たしてそれは本当の旅行先か? 彼女の客間のあの新品の手結びの敷物… 代金はカバナントの金で支払ったのか? 酒場で彼と一緒に酒を飲んでいたブレトン… 彼らはあんなにひそひそと何を話していたのだろう?

あなたの住む地域に、ダガーの環は入り込んでいるだろうか? はっきり答えられるのは、自分の隣人を十分把握している人だけだ。目に見えるものだけを信用し、説明できることだけを信じるのもいい。だがダガー達が、肩をすくめてよそ見しているあなた達に依存していることを忘れるな。彼らの破壊活動を見逃してはならない。さもないと、次はあなたが狙われるかも知れない!

何か疑わしいものを見聞きしたとき、行動を起こすかどうかはあなた次第だ。疑わしい行動は最寄りの帝国の占領当局に届け出てほしい。市民諸君、その後は我々が引き継ごう。

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