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書籍

ニコティック教団

ハイオーディネーター、

我らが祝福を受けた民が信仰を捨て、異端の神々に興味を持つのは一体何がきっかけとなるのだろうか。おそらく強欲、怒り、嫉妬、何か良いと思われるものへの探究心などが考えられるだろう。仕方のないことだが、中には道を誤った真の信徒たちもわずかにいると思われる。だがほとんどは、目の前に積まれた何らかの約束に、目がくらんだ愚か者だと思われる。一例を挙げれば、最近ニコティック教団がバルモラ周辺で活発になってきている。奴らは本当に考えられないほどの愚か者だ!

奴らの中に、デイドラ文字を読んで理解できる者が1人もいないことは明白だ。創設メンバーの誰かが古代の巻物、もしくは禁書を発見し、デイドラの言葉をタムリエル語へと改悪したのだ。そうでないなら、他にどう説明できようか? 奴らが何の意味もなさないデイドラ文字を使い、「ニコット」などと呼ばれているデイドラ公に忠誠を誓っているという状況を。確かにクラヴィカス・ヴァイルの名をデイドラ文字で表せば、最初の5文字は偶然にもタムリエル語の筆記体、N、Y、C、O、Tと似たような文字になる。だからと言ってそのような書き方や読み方はするべきではない。愚か者どもめ!

その上、自分たちが策略と取引のデイドラ公を崇拝していることすらわかっていないようだ。誰に忠誠を誓ったと思っているのか知らないが、奴らのせいでバルモラからビターコーストまで問題だらけだ。教団の指導者の中には、不可解な芸術に真の才能を発揮している者もいる。何とも言えないが、もしかしたらヴァイルが愚かな祈りを聞き届け、応えることにしたのかもしれない! とにかく、戦争の騎士団を動かしてくれ。奴らが隠れている洞窟と亀裂に進軍し、一掃しなければならない。残らずだ!

ヴィベクの名において、この仕事にそなたを推薦する。

教義と秩序の騎士団、オーディネーター・アルルア

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