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クエスト

変化の兆し

ESOブラックウッド > サイドクエスト

前日談

エドガルド・ジャーノットと話す

ブラックウッドの北東にあるファーマーズヌークの西の港にいる、エドガルド・ジャーノットと会話しましょう。

エドガルド・ジャーノット
エドガルド・ジャーノット

聞きたいことがあるのか? 俺に言えるのは、町に長居するな、もと来たところに帰れってことだけだ

何か問題があるのか?

エドガルド・ジャーノット
エドガルド・ジャーノット

お前もきっと沼で行方不明になるさ、他の奴らと同じようにな。行方不明になった連中は、しばらくして戻ってきた。だが、みんなおかしいんだ。何事もなかったようなツラをしてるが、どこか少しおかしいんだよ! どうせ奴らはまた姿を消すに決まってる!

きっとあのカーニバルの連中が、裏で糸を引いてるんだ…

カーニバルの連中?

エドガルド・ジャーノット
エドガルド・ジャーノット

けばけばしい衣装に妙な仮面をつけてうろつきまわってるエルフたちだよ。きっと、デイドラの信者に違いない

奴らは郊外にいる。追い払うつもりなら止めはしないが、そうしたら二度とお前には会えないだろうな

やって見よう

出発する前にもう一度、エドガルド・ジャーノットと会話しましょう。

エドガルド・ジャーノット
エドガルド・ジャーノット

水辺が一番安全だと思うよ。見通しはいいし、ボードウォークはきしむからな。不意を突かれることはない

もういいだろ。話を聞きたいならあの妙なエルフの所へ行ってくれ

チラシを読む

ファーマーズヌークの付近に貼られている、「皆さんいらっしゃい!」のチラシを読みましょう。

皆さんいらっしゃい!

楽しくて型破りなショーであなたの気持ちを温かくします!

圧巻のダンスをお楽しみください!

夢見の館が夢の世界にあなたをご案内します!

ファーマーズヌークの南の火までぜひお越しを!

物語内容

アルケミーと話す

ファーマーズヌークの南にあるキャンプに行くと、アルケミーとヘセフ・ペリックが会話しています。

アルケミー
アルケミー

確かにすごい話だけれど、大ぼらと大問題の違いはわかるわ。できるだけのことはしてあげる

ヘセフ・ペリック
ヘセフ・ペリック

お前たちエルフにとっても信じがたいことなんて、ぞっとするよ。自分でも信じられないかも…

ヘセフ・ペリックと会話しましょう。

前日談からクエストを受注している場合

ヘセフ・ペリック
ヘセフ・ペリック

今は頭がいっぱいなんだよ。親切なもてなしを求めてるなら、祭りの連中の方がいい相手になるぞ

前日談からクエストを受注していない場合

ヘセフ・ペリック
ヘセフ・ペリック

今は一人で農場の仕事をしてるんだ。悪いが、雑談する時間はないよ

アルケミーと会話しましょう。

アルケミー
アルケミー

ごきげんよう。旅の一座が送る驚異と不思議を見に来たのなら、ごめんなさい。あまり遠くから来ていないといいのだけれど。公演は無期限に延期されてるの

皮肉なことに、ここで悲劇があってね

何が問題だ?

アルケミー
アルケミー

ファーマーズヌークでは、わたしたち夢見の館のショーよりもずっと不吉な何かが行われてるようなの。街の人々が一度姿を消し、再び現れては奇妙な振る舞いをしてるそうよ

来たばかりだというのに、ここの人々は、わたしたちが何かして、彼らを苦しめてると思っているみたいね

ここで何が起きているのかわかるか?

アルケミー
アルケミー

さっぱりよ。あのヘセフという農民、妹が被害にあって最近死んだと言ってたわ。ただね、死んだものだと思ってはいるようだけど、ないの。遺体が

わたしたちの汚名を晴らしたい。でも人々には警戒されてるから、助けが必要なの。報酬は払えるわ

わかった。この問題の真相を確かめよう

アルケミー
アルケミー

ヘセフが言うには、彼の大切な隣人二人が姿を消したそうよ。ブラドン・ダヴォーとジャーホウズ。彼らと話して。きっと… あまり派手じゃない人のほうが話を聞きだしやすいでしょう

それから、ヘセフと直接話すのもいいと思うわ

何者だ?

アルケミー
アルケミー

いつもならピャンドニアの消えた姫君を演じ、武勇伝を語ってあなたを楽しませるところだけど、とてもとても残念なことに、今はそんな場合じゃなくてね

わたしはこの夢見の館の演者。タムリエル中で公演を開いてるの

夢見の館とは何だ?

アルケミー
アルケミー

サマーセットを後にしてから、その質問を何度もされた。少々傷つくわね… 島じゃ、仮面の館とその高名な演者たちのことを知らぬ者などいないというのに

でも、タムリエルにもすぐに知れ渡ることになるわ

劇場のようなものか

アルケミー
アルケミー

劇場であり音楽学校であり、サーカスでもサロンでもあり、聖堂でもあるの! 夢見の館は、わたしたちが姿を変えればその数だけ変化するのよ。館はサマーセットのあらゆる芸能の源流。サピアルチの話を信じるなら、世界の芸能の起源でもあるわ

どうしてこんな辺鄙な街にやってきた?

アルケミー
アルケミー

ファーマーズヌークのような平凡な田舎町にこそ、日常からの逃避が必要。わたしたちは彼らに笑いと謎を届けに来たのよ。でも、わたしたちはお株を奪われたみたいね

まあ、簡単に出し抜かれたりはしないわ。評判を落とすわけにはいかないから

何をするつもりだ?

アルケミー
アルケミー

助けるに決まってるでしょう? わたしは生涯をかけて人々を悩みから解き放ってきた。たとえ束の間であってもね。舞台の上でできないのなら、必要なところで才能を発揮するまでよ

危険になるかもしれないぞ

アルケミー
アルケミー

ただの役者にしか見えないかもしれないけど、演者になるまでいろいろな役をこなしてきたのよ。冒険者の役はなかったけど、謎を解くための経験はずっと積んでるわ

ファーマーズヌークの村人達と話す

夢見の館のキャンプにいる、ヘセフ・ペリックと会話しましょう。

ヘセフ・ペリック
ヘセフ・ペリック

役者たちと協力してるんだ。見た目は変わってるが、彼らのキャンプにいたほうが宿屋よりも安全だ。ブラドンの宿屋が悪いと言いたいんじゃない。この村には何か奇妙なことが起きてるんだ

悩みの件でアルケミーを手伝っている。話を直接聞くように言われた

ヘセフ・ペリック
ヘセフ・ペリック

最近人々が失踪しててね。妹のシレも、いなくなった。姿を消すのは長い間ってわけじゃない。ほんの数日だ。心配し始めた所で何事もなかったかのように帰ってくるんだが、何かがあったんだろう。戻ってくると変わってるんだ。まるで… すべてに戸惑ってるみたいでね

何もかも忘れたようにか?

ヘセフ・ペリック
ヘセフ・ペリック

記憶喪失じゃない。どこへ塩をしまったかとか、そういう細かいことも思い出せる。だが、塩の味を知らないみたいに振舞うんだよ。それでいて、ずっと昔に忘れてしまったことを、昨日のことのように持ち出してくる。整理した古傷をほじくり返すようなことをしてくるんだ

失踪に関係しているのか?

ヘセフ・ペリック
ヘセフ・ペリック

何とも言えない。過去をやり直したがってるのかと思ったよ。いいことも悪いことも含めてね。でも、どうしてそうなったのか、きっかけさえ分からないんだ。俺たちは静かに暮らしてて、満ち足りてると思ってた。…いや、暮らしてただな。シレはいなくなったんだ。そもそもあれが妹だったのかわからないがね…

何があった?

ヘセフ・ペリック
ヘセフ・ペリック

シレに昔の水遊び用の穴に連れて行かれたんだ。もう何十年も行ってなかった場所だ。シレは子供の頃みたいに勢いよく飛び込んだが、俺はシレが水に入る瞬間、よそ見をしてたんだ。勇気を出して見てみると、墨のように黒い水があるだけだった。シレは、消えちまったんだよ

彼女を見たのはそれが最後か?

ヘセフ・ペリック
ヘセフ・ペリック

そうだ。黒い水を通して探してみたが、シレの姿は見当たらなかった。穴の周囲も探したが、何もなかった。湿った足跡と、あの忌々しい黒い水があるだけでな。まるで、消滅したみたいだった…

シレと水泳用の穴に行く前、彼女はどんなことを言っていた?

ヘセフ・ペリック
ヘセフ・ペリック

私たちが子供の頃の話ばかりしていたよ。両親は家にいる時もスクゥーマで朦朧としていてね。だからシレと私は、互いに助け合いながらやってきたんだ。今はもう違う。ここでの生活は平穏だった。だが、シレが消える前、私たちの間には距離ができてたかもしれない

心が通わなくなった?

ヘセフ・ペリック
ヘセフ・ペリック

いや、違う。どうなんだろうな。食事は一緒にするし、農場の手入れも一緒にやるが、ファーマーズヌックではあまり話すことがない。畑にひとつ種を植えて、また一日が過ぎる。そういう所だからな

シレは何か伝えようとしてたのか? 何が言いたかったんだろう…

シルが行方不明になる前はどうだった?

ヘセフ・ペリック
ヘセフ・ペリック

イグムンドの件に少し怯えてたが、平穏な日常が戻りつつあった。シレが丸太を集めに行って、戻ってこなくなるまではな

みんなにもシレを探してくれるよう頼んだが、彼らは自分たちも消えてしまうんじゃないかって恐れてるんだ

何か見つかったか?

ヘセフ・ペリック
ヘセフ・ペリック

実は、俺一人ではあまり遠くまで行けなかった。森の中で何か聞こえた気がしたな。それに、日中でさえ何かに見られてるような気分だった。シレが家に戻ってきた時は気絶しかけたよ。安心するはずなのに、なぜか不安になったんだ…

彼女の幽霊かもしれないと思った?

ヘセフ・ペリック
ヘセフ・ペリック

幽霊が手を握ったり、食事を作ったりするか? 私はシレが眠るのを見ていない。私だってほとんど寝てないのに。最悪なのはあの目だ。いつも俺を見ていて、笑っている気がした。まばたきをする時も、一瞬遅れて片目ずつ閉じるみたいだった。背筋が寒くなる

ファーマーズヌークの街中にいる、ジャーホウズと会話しましょう。

ジャーホウズ
ジャーホウズ

あっ! 気をつけてくれ! 馬が怖がっちまうだろう。で、あんた誰だ? 何の用だ?

人々が失踪し、帰ってくると奇妙な行動をする事件を調べている

ジャーホウズ
ジャーホウズ

バグテイルのことで来たんだろ? そのうち誰か来ると思ってたよ。だが近所の連中は、あいつが戻ってからよそよそしくてね。いや、彼らを責める気はないよ。俺だって、バグテイルが帰ってきた時は、喜んで迎える気にはならなかった。あの、イグムンドとシレの件の後じゃな。かといって、あいつを追い払うこともできなかった

バグテイルが怖いのか?

ジャーホウズ
ジャーホウズ

そうだ。いや、どっちかっていうと、あいつと同じ目にあうのが怖い。バグテイルは俺の反対を押し切って、馬を届けに行ったんだ。馬は戻ったが、あいつは戻らなかった。昔なら、俺は真っ先にあいつを探しに行ってた。でも俺は、あいつが帰ってくるのを恐れたんだよ。他の連中みたいにな。そしてあいつは帰ってきた

彼は今どこにいる?

ジャーホウズ
ジャーホウズ

死んだか、いなくなったか… 馬ですら、バグテイルがどこかおかしいのに気づいたんだ。手綱を必死に押さえて手入れをさせたんだが、馬は怯えてバグテイルをけとばした。その瞬間、あちこちにインクが飛び散った。目を拭って辺りを見回すとあいつの姿はなく、残っていたのはインクの跡だけだったんだ

他にも聞きたいことがあるが、もっと教えてもらえるか

ジャーホウズ
ジャーホウズ

ここで起きたことを話すのは気が進まないが… 話そう。誰かが原因を見つけないと、この事件は終わらない。また誰かが姿を消して、その後変になって戻って来るなんて、悪夢だ

何を知りたいんだ?

バグテイルとはどんな関係だった?

ジャーホウズ
ジャーホウズ

遥か遠くのエルスウェアで、俺はシーエルフの私掠船に捕まり、奴隷として帝国に売られた。バグテイルとはそこで出会ったんだ。知り合った時、既にあいつは奴隷になって何年も経ってたよ。ユーラクシア女王がエルスウェアを侵略して以来、多くのカジートがそうなったようにな

俺たちはお互い無口だったからな。ウマが合ったんだよ

どうやって逃げ出した?

ジャーホウズ
ジャーホウズ

…ホラ話と思われるかもしれないが、誓って嘘じゃないぞ

俺とバグテイルは、熱い太陽の下、帝国の女王のために新しい金属を掘ってたんだ。そこにふらーっとドラゴンが飛んできて、大地を焼き払った。その混乱に乗じて逃げ出したんだ

本当にドラゴンを見たのか?

ジャーホウズ
ジャーホウズ

ユーラクシアの兵たちのあの叫び声は絶対に忘れられない…

正直、どっちが恐ろしいかわからないよ。あの巨大な火を吐く獣か、それとも無口な友人が亡霊のように扉の前に立っていることか

お前や馬はバグテイルの何が嫌なんだ?

ジャーホウズ
ジャーホウズ

イグムンドやシレに起きたことを知らなければ、何もおかしいとは思わなかっただろうな。あいつの見た目や態度には何も不穏なところはなかった。むしろ、これまでより私に暖かく接してたくらいだ。いつもなら、あいつは何日もの間口を利かないこともあるのに

口数が多くなった理由に心当たりは?

ジャーホウズ
ジャーホウズ

あいつは、ファーマーズヌークに落ち延びる前の冒険の日々を懐かしんでるみたいだった。あの頃のほうが活動的ではあっただろうが、俺は今の状態と取り換えたいとは思わないね

ファーマーズヌークの宿屋〈幸せな鴉〉にいる、ブラドン・ダヴォーと会話しましょう。

ブラドン・ダヴォー
ブラドン・ダヴォー

ハチミツ酒も温かい食事も切らしてるぞ。そういう豪華なものに慣れてるなら、別の宿屋を探してくれ

人々が失踪し、帰ってくると奇妙な行動をする事件を調べている

ブラドン・ダヴォー
ブラドン・ダヴォー

お前は何者だ? 冒険者みたいなもんか? ああ。愛想が悪くてすまなかった。イグムンドが死んでから、宿を切り盛りするのに倍も懸命に、倍も長く働いてるんだ。不愛想なのはそのせいだ

イグムンドに何があった?

ブラドン・ダヴォー
ブラドン・ダヴォー

バカな奴だよ。昔みたいに、焚火を焚いて飲み明かすつもりだったのさ。あんな風にハチミツ酒をがぶ飲みするイグムンドを見るのは大人になりたての頃以来だ。がぶがぶ飲んだあいつは、バランスを失って炎の中に転げ込んだ。火を消した時には、燃えカスしか残ってなかったんだ

遺体がない?

ブラドン・ダヴォー
ブラドン・ダヴォー

服の切れ端すら残ってなかった。黒い、タールのような灰だけだった。あんなに濃い黒い煙をあげるものなんて見たことなかった。だが、臭いは想像してたのと違ったんだ。髪や肉が燃える臭いとは違った。まるで古い干し草やかび臭いリネンみたいだったんだ。何かがおかしいだろ?

イグムンドが死ぬ前に、何が起きたか聞かせてほしい

ブラドン・ダヴォー
ブラドン・ダヴォー

弟に何があったのか知りたいんだ。生きているのか、あるいは本当に死んだんだとしてもな。あいつがあの炎で死んだってのが本当だとしても、少なくとも疑問は片づくだろう

で、何を知りたいんだ?

イグムンドがしばらく前から行方不明だと聞いた

ブラドン・ダヴォー
ブラドン・ダヴォー

そうだ。あいつはギデオンへ物資を取りに行った。数日で戻るはずが、一週間もかかった。強盗にでもあって路上に放置されたんじゃないかと不安になったが、何事もなかったように街へ戻ってきたよ

彼は何が起きたと言っていた?

ブラドン・ダヴォー
ブラドン・ダヴォー

道に迷ったと言ってた。もう千回は歩いた道なのにな。俺たちの金を蛙レースにでも使ったのかと言おうとしたが、金は全て持ってた。迷ったのが本当だとしても、一週間もさまよってくたびれた様子もないとはどういうことだ?

戻ってきてから何かおかしなところはあったか?

ブラドン・ダヴォー
ブラドン・ダヴォー

ふん、何の悩みもないみたいだったよ。いつもの単純作業さえ楽しんでるように見えた。あいつが仕事に文句を垂れるのが懐かしくなるとは思わなかったが、まるで別人になったみたいだった

イグムンドが消える前、他に変わったことはなかったか?

ブラドン・ダヴォー
ブラドン・ダヴォー

いいや。ファーマーズヌークはいつもの通り平穏だった。うちの宿屋は、一ヶ月に何人か旅行者が来れば繁盛といった場所だしな

だが、イグムンドの奴が迷子になってからは問題だらけだ

なぜだ?

ブラドン・ダヴォー
ブラドン・ダヴォー

イグムンドの後、さらに二人が姿を消した。イグムンド含め失踪して戻ってきた三人は全員様子がおかしかったが、その後みんな、お迎えが来ちまった。死んだと言っていいのかどうか、分からんがね

今じゃ誰も村の外に出ようとしない。人と離れたくないからって、うちの宿で泊ってる奴もいるくらいだ

ジャーホウズとブラドン・ダヴォーと話した後、マエッレ・ファヴラウドが話しかけて来ます。

マエッレ・ファヴラウド
マエッレ・ファヴラウド

ちょっと待って! 話があるんだ

マエッレ・ファヴラウドと会話しましょう。

マエッレ・ファヴラウド
マエッレ・ファヴラウド

行方不明になり、おかしくなって戻ってくる人のことをいろいろ聞いて回ってるのはあんただね?

そうだ。何か知っているのか?

マエッレ・ファヴラウド
マエッレ・ファヴラウド

よそ者を私たちの問題に巻き込むのは嫌だけど、娘がいなくなったんだ。娘のアニスが家出したのはこれが最初じゃない。実は、よくあることなんだ。でも… そう、他の人たちに起きたことは聞いただろう?

あの子が本当に危険なんじゃないかと心配でね…

最後にアニスを見たのはいつだ?

マエッレ・ファヴラウド
マエッレ・ファヴラウド

数日前さ。また雑用をさぼったから、罰を与えたんだ。夜の間に抜け出したんだろうね、朝には姿を消してたよ。それ以来家に戻ってない。あの子は頑固だけど、普段はもう戻ってくる頃なのに…

他の者たちのように消えたかもしれない?

マエッレ・ファヴラウド
マエッレ・ファヴラウド

とにかくあの子の無事を確かめたいんだ。よそ者にこんなことを頼みたくないけど、今ヌークを出る勇気のある奴は誰もいないし、昔みたいにあのいたずらっ子を探して回るなんて、もう私にはできない

アニスを探して家に連れ戻してくれないかい?

どこからアニスの捜索を始めるべきだろうか?

マエッレ・ファヴラウド
マエッレ・ファヴラウド

私たちの家はすぐ向こう、町の西側だよ。アニスの持ち物の中に行き先の手掛かりがあるかもしれないけど、とても見る気になれなくてね。困り果ててるんだ

アニスについて教えてくれないか?

マエッレ・ファヴラウド
マエッレ・ファヴラウド

あの子はこのファーマーズヌークで暮らしたくないんだ。それは間違いない。あの子は歩けるようになってからずっと、ここを出ようとしてる。今でも、アバーズ・ランディングまで行って海賊団に入るって本気で思ってるんだよ

アニスは海賊になりたいのか?

マエッレ・ファヴラウド
マエッレ・ファヴラウド

海賊になるように育てたわけじゃないよ。あの子が小さい頃に父親が与えた本のせいさ。遠い異国への冒険や隠された財宝みたいな、馬鹿げたおはなしで頭が一杯になったんだよ

私も若い頃は航海したことがある。そんなに派手なもんじゃないけどね

どういうことだ?

マエッレ・ファヴラウド
マエッレ・ファヴラウド

航海は綱焼けと日焼けの毎日よ。嵐が船を揺さぶっている間は船室で転げまわる。食事は酷いし、水は汚い。生きて故郷に帰れるかと思い悩む日々だわ

あの子が夢見てる生活とは違う。でも耳を貸さないの

アニスを探す

マエッレ・ファヴラウドの家に行き、アニスの行き先の手掛かりを探しましょう。

家の中を探索すると、鋸歯のブッチャーナイフ・焼け焦げたちらし・アニスの粗雑な要塞設計図が見つかります。

アニスの粗雑な要塞設計図

家の中を探索した後、マエッレ・ファヴラウドが話しかけて来ます。

マエッレ・ファヴラウド
マエッレ・ファヴラウド

それで? 何か見つかった?

マエッレ・ファヴラウドと会話しましょう。

マエッレ・ファヴラウド
マエッレ・ファヴラウド

何もないだろう? アニスはそれを突き付けてくるんだ。何もないところだってね… で、娘の手掛かりになりそうなものはあったかい?

焚火の中に燃えたメモの断片を見つけた。心当たりはあるか?

マエッレ・ファヴラウド
マエッレ・ファヴラウド

それはアニスが大事にしていた古いチラシさ。何ヶ月も前のやつ。どこかの船が甲板で働く新人を募集してたんだ。でもずっと前に錨を上げてる。最後に言い合いになった時、私が暖炉の中に投げ込んだ

多分、あの子はそれで家出したんだね… でも場所は分からない

肉切り包丁が随分痛んでいる

マエッレ・ファヴラウド
マエッレ・ファヴラウド

アニスが小さい頃からのお気に入りでね。ダメだって何度言っても、私たちが見ていない時に包丁を取って、海賊の剣だって言いながら壁や階段に切りつけてたんだよ。夫が大騒ぎしたものさ

これに慣れて随分経つし、買い替える気にはなれない

この地図は? 彼女のベッドの下にあったが

マエッレ・ファヴラウド
マエッレ・ファヴラウド

なぜそんなところに? アニスの砦の見取り図だ。あの子が六歳ぐらいの時、夫が作ったんだ。今頃はボロボロになっているはずだけど、でも…

あのエルフのサーカスに入団してないなら、あそこにいるかもしれない。ここから東にある丘の中だよ

調べてみる

出発する前にもう一度、マエッレ・ファヴラウドと会話しましょう。

マエッレ・ファヴラウド
マエッレ・ファヴラウド

どうして早く気づかなかったんだろう… 私はアニスの夢を真面目に取り合ってなかった。あの子はもう何年も、海賊の話なんかに夢中になってたっていうのに…

あの子を連れ戻して。話をちゃんと聞いてあげるべきだね

マエッレ・ファヴラウドの家の外に出ると、アルケミーが話しかけて来ます。

アルケミー
アルケミー

ああ。アニスって子を探しに行くの? わかったことを教えて。全部は聞こえてこなかったから

アルケミーと会話しましょう。

アルケミー
アルケミー

しばらく見なかったわね。ここの住民たちの物語を集めてもらえたのね? 彼らの物語に共通のテーマはあった?

被害者はみな過去を思い出そうとして、突然の事故の後、また急に失踪した

アルケミー
アルケミー

さまよえる亡霊が最後の別れを告げにきて、それから再び姿を消したということ? 本当に怪談めいてきたわね。ちょっとできすぎてるとは思わない?

何か共通の要因があるはずだけど…

マエッレ・ファヴラウドに行方不明の娘のアニスを探すように頼まれた。彼女を見たか?

アルケミー
アルケミー

キャンプを訪ねて来たのはあなたとヘセフだけよ。アニスが最近消えたばかりなら、怪談話の犠牲者になる前に見つけられるかもしれない。手掛かりは?

アニスはこの辺の丘にある、古い遊びの砦へ逃げたようだ

アルケミー
アルケミー

楽しかった時を求めているのね。逃避した先が怪物の腕の中だった、なんてことにならないよう祈りましょう

ついていくわ。殺陣の経験は役に立たないかもしれないけど、他にも取り柄はいろいろあるの

遊びの砦に行こう

出発する前にもう一度、アルケミーと会話しましょう。

アルケミー
アルケミー

遊びの砦なんて面白い発想ね。私が子供の頃にはそんなものはなかった。そもそも、子供の頃があまりなかったとも言えるけど。ある意味、私はこの歳になって子供になれてるのかもしれないわ。でも今の私たちには大人の用事がある。アニスを追いましょう

ファーマーズヌークの東部に行くと、アニスの遊びの砦があります。

アルケミー
アルケミー

いい砦ね。大切に手入れされてるのがわかる。アニスの第二の我が家ね。さ、調べましょう

アルケミーと会話しましょう。

アルケミー
アルケミー

ゆったり流れる海に浮かぶ、驚異の小島ね。すごいわ…

夢見の館には世界最高の美術監督がいるけど、ここには他のどの舞台にもない生命がある。この場所の何がアニスを魅了したのか、確かめましょう

アニスの遊びの砦にある、足跡を調べましょう。

アルケミー
アルケミー

足跡ね… こっちへ来て、別の場所へ向かってる

アニスの遊びの砦にある、バックパックを調べると、「新鮮な食糧」を発見します。

新鮮な食糧

袋には様々な食べ物が無造作に詰め込まれている。大部分はお菓子だ。

アルケミー
アルケミー

あの海賊、食料庫を荒らしたようね。長旅のつもりかしら

アニスの遊びの砦にある、ボロボロの訓練用の剣を調べましょう。

ボロボロの訓練用の剣

小さな子供向けに作られたこの訓練用の剣は、かなり使い込まれているようだ。

アルケミー
アルケミー

この小さな剣はどんな冒険を見てきたのかしら

アニスの遊びの砦にある、レヤウィンの出港スケジュールを調べましょう。

レヤウィンの出港スケジュール

レヤウィン港出航予定 — 第二紀580年 蒔種の月 第3週

メリトリアス号 - 象牙旅団の巡回船。日耀の明け方、2週間の巡回のため出航。恵雨の月第2週帰港予定。(密航、海賊に遭遇、飛び降りる?)

フラウンダリング・フラウンダー号 - ブラクソン・エムリの漁船。央耀の朝出航。同じ週の金耀帰港予定。(退屈すぎ!)

シェル・バック号 - 黒きヒレ軍団の軍艦。月耀の正午、ギデオンへの潮流で出航。(硬き鱗の者なら一緒に航海できるはず。あの章は読み返さないと)

メリーマーメイド号 - ランジェル・ミリの商船。税関検査終了まで出航は保留。ゴールドコーストのアンヴィル行き。レッドセイルの密売人の疑いあり。(完璧! 港に引き止められていてくれるなら、忍び込む時間はたっぷりある!)

アルケミー
アルケミー

出航便の記録。アニスは旅したかったのね

4つの手掛かりを調べた後、アルケミーが話し始めます。

アルケミー
アルケミー

若いヒロインが想像力をサーベルみたいに駆使して、冒険の旅に出る姿が頭に浮かぶわ

冒険と自由を求めてる。演劇が唯一の逃避なのよ

村を出ることを夢見る。ここに計画に来るが、不安で尻込みする。信頼してくれる人が要る…

いつもは一人だけど、今日は客がいる。信用できる人。一緒に行く。すごく楽しみ!

アルケミーと会話しましょう。

アルケミー
アルケミー

事件の真相が分かったと思う。聞いて

ここで何をしていた?

アルケミー
アルケミー

役に入り込もうとしていた、というところでしょう。役の準備は自分の役割を理解すること。その人物ならどう思うか、どう感じるか。その人物についての全てをね

私はいつも細かい点をよく考えてきたから、その経験が演者に活きてる

それで、アニスについて何が分かった?

アルケミー
アルケミー

彼女は若い。少なくとも、心は若いわ。自分の人生に不満があって、でも行動を起こせない。追いかけたい夢があるのに、一人で行くのは恐ろしい

でも今、彼女は協力者を見つけた

なぜそれを知っている?

アルケミー
アルケミー

眠る場所は一つだけ、なのに木箱の上にはカップが二つ。どちらも飲み終えていない。しかも、南へ向かった足跡が二人分ある。沼へ向かって、踊りながらね

話を先に進めるには、この足取りをたどるしかない。じゃ、私たちも踊ってみましょうか

沼を調べよう

アルケミー
アルケミー

アニスがここで会った相手は分からないけど、手掛かりからすると、身の危険はなかったようね。とはいえ、グズグズしてはいられないと思うけど

本当に家出しているだけじゃないか?

アルケミー
アルケミー

その可能性も十分あるけど、戻ってくるつもりがないなら、なぜ荷袋を置いていったの?

人の家族の問題に無作法に首を突っ込むのは好きじゃないけど、結論に飛びつく前に無事を確かめましょう

彼女がここで会った相手に心当たりは?

アルケミー
アルケミー

飲み物を分かち合うくらいには信用してる相手、としかわからないわね。自分の意思でこの人物と出ていったのは間違いないわ

問題は、その「相手」が本当に見た目どおりの人間なのかってことよ。彼らに追いつくまで、その答えは得られない

アニスの足跡を辿って行くと、アイレイドの遺跡を発見します。

アルケミー
アルケミー

足跡はこの遺跡に続いてるわ。アニスは冒険を求めて来たのかしら? 調べましょう

アルケミーと会話しましょう。

アルケミー
アルケミー

アイレイドの遺跡にしてはいい趣味ね。居心地いいくらいだわ。カビの生えた沼の中にあるんじゃなかったら、本とお茶を持ってきて優雅に読書したいくらい

ここの本の大半は、とっくに朽ち果てているはずだけど…

アイレイドの遺跡にある、古代の壺を調べると「乾いた灰」を発見します。

乾いた灰

この壺に入っている灰はまだ沼の湿気にやられておらず、焦げた紙片と布の間から、肉が焼けたばかりの臭いが漂ってくる

アルケミー
アルケミー

臭いはするけど、骨壺ではなさそう。灰が新しすぎる

アイレイドの遺跡にある、アイレイドのかがり火を調べると「焼けた紙」を発見します。

焼けた紙

この焼け焦げたページにも、黒ずんだ血が染み込んでいる

アルケミー
アルケミー

かがり火の中に紙切れがあるけど、ここの本は濡れていて火はつかない

アイレイドの遺跡にある、ウェアシャーク船長のサーガ、3巻を調べましょう。

ウェアシャーク船長のサーガ、3巻

[これより前の数ページは破り取られている]

我々が凍った島の地表に到着するやいなや、プリンス・ヴァウグルの恐ろしい言葉が響き渡った。それはあたかも凍り付いた空気そのものが語っているかのようだった。

「それは我が財宝だ、定命の者め。我が遺産だ。お前たちに盗むことなどできぬ。偉大なる北風が私に仕えているのだ!」

だが、我々がペールスピリット号の伸ばされた上陸用の橋を急いで登り、盗み出した戦利品を運び入れると、もう追って来たドラウグルが水中の墓地から現れることはなかった。大量の財宝と共に逃走する、熟練の海賊の船員にふさわしい迅速さで、我々は巨大なウェアシャークの船の出航の準備を整えた。船を守るために長弓を構えた海賊を乗せ、死して久しいドラウグルのプリンスから盗んだ財宝を腹いっぱいに詰め込んだペールスピリット号は、その深紅の帆を広げた。

凍った島とその水没した墓地を後にすると、北からの強風が帆を膨らませ、同時に新たな雪の結晶が我々の周囲で渦巻いた。だが辛うじて島を脱出したところで、風が我々を裏切った。荒れ狂っていたスカイリムの沖が穏やかな湖となり、博学な観察者でさえガラスと見まごうばかりに静止した。音もなく、風もなかった。スピリット号の船体に打ち寄せる波までもが無音だった。

この巨大な船に乗る者たちにとって、それは間もなく凍ってしまうことを意味するようなものだったが、それよりもさらに恐ろしい運命が私の頭に浮かんだ。プリンス・ヴァウグルが脅したように北風を止めている。漕ぐことも出来るが、ひどく消耗する作業な上に遅い。船を漕いで無事浜辺にたどり着くには、数日、いや数週間かかるだろう。おまけにペールスピリット号に詰まっているのは黄金で、食料ではない。黄金を食べることはできない。我々はこの静かな海の真ん中で、プリンス・ヴァウグルに水中の墓の中から残酷な、光を放つ目で見つめられながら飢えてしまうのではないか?

「いいや!」とウェアシャーク船長は宣言した。「やられはしない! 俺は埋葬されたプリンスの宝石を手に入れた。それとレッドミストの島で発見した巻物で、この魔術を打ち破ってやる!」

強きフリッカが口火を切り、海賊たちと私は歓声を上げた。我らが船長はどんなに切迫した状況であっても、我々を失望させたことは一度もなかった。今回も彼がしくじる心配はない。プリンス・ヴァウグルは古代の者で強力かもしれないが、ウェアシャーク船長は私が航海してきた中で、最も機転の利く船長だ。

快活にお辞儀をして手を振ると、ウェアシャーク船長と人食い司祭クラックティースはウェアシャークの私室へと入っていった。逃亡中のレッドミスト島の女王と共に、脱出すべく魔法を手なずけてやる、と船長は断言した。

船長と骨の女王が仕事に取り掛かると、残された我々には何もやることがなかった。ネラモが自らの手で問題を解決しようと心に決めて空中に火花を放つと、ヴィミーがフルートで陽気な音楽を奏でた。

他の何人かは腕相撲かサイコロに興じていたが、より勤勉なものは強きフリッカの監視のもと、甲板の血を掃除し、ロープや帆の確認を行った。我々は風が戻ることを確信していたので、その時のためにスピリット号を万全の態勢にしておく必要があった。

数時間が過ぎた。朝が昼に変わり、二つの傷のガレナと、常に影の如く彼女に付き従う二人の無口なボズマーがその日の食料を配布した。我々はとても早く食べ、とても大声で自慢した。なぜなら凪いだ海の耳に刺さるような静寂が、我々皆を恐怖させたからだ。ヴィミーの陽気な曲さえも悲しげになっていった。その時だ。帆のはためきや木材のきしむ音もなく、船体に当たる泡の音が沸き起こった。動いた!

近づいて来る道化師祭りに声援を送るため、ダガーフォールの壁に向かってわめきたてる興奮した子供のように、私や他の海賊たちはペールスピリット号の欄干に体を押し付けた。ペールスピリット号は動き、船首から泡が広がったが、帆はだらりと垂れ下がったままだった。風もなしにどうやって航海した?

船尾で二つの傷のガレナが喜びの声を上げ、我々を手招きした。我々は船尾に押し寄せ、波の下にある二つの巨大な貝と、上陸用のボートぐらいもある大きさのヒレが泡立てるようにパタパタと動くのを見た。自分の目が信じられなかった。巨大な海亀だ!

どうにかしてウェアシャーク船長と人食い司祭クラックティースが、古代の海の大物を呼び出したのだ。海亀は風でさえ敵わないような速度でペールスピリット号を押した!

我々が圧倒されて眺めていると、私室からウェアシャーク船長と骨の女王が乱れた服装で現れた。どちらも行ったばかりの大仕事により紅潮していて、その時になって初めて私はレッドミスト島で行われていた儀式の話を思い出した。おそらくこのような文書には生々しすぎる話を。船長と司祭が私室で使った魔法が何であれ、それは成功したのだ!

輝く黄ばんだ歯で微笑みながら、クラックティースは髪につけたカタカタと音を鳴らす骨のお守りを払い除け、海を指さした。「見よ、純朴な海賊たちよ。古代の海の婦人たちを。ナールノーズとステゴフィンズだ! お前たちの船長の妙技が、彼女たちの支援を獲得した!」

岸に辿り着くまで一晩はかかるだろうが、私にはもうこの穏やかな海から逃れられることが分かっていた。

アルケミー
アルケミー

この本… 読み込まれているけど古くないわ。内容からして、アニスのものでしょうね

3つの手掛かりを調べた後、アルケミーが発言します。

アルケミー
アルケミー

ふむ… これは心配ね

アルケミーと会話しましょう。

アルケミー
アルケミー

アニスはここに来て何らかの儀式を行ったようね。空想から出てきたような適当な儀式じゃないわ。あの子がここまで誰と来たにせよ、そいつはあの子を説得して、ここで捧げ物をさせた

なぜそう言える?

アルケミー
アルケミー

あのボロボロの冒険の本は、アニスにとって大事なものだったに違いない。面白半分にページを破いたりしないはずよ。あのかがり火で自らの血と焼いたのには、何らかの儀式的な目的があったと考えるべきでしょう

どんなものだと思う?

アルケミー
アルケミー

まだわからないわ。でも、かつて私はひとかどの魔術師だった。ファーマーズヌークの事件の手がかりがあるなら、見つけてみせるわ

アニスが街に戻ってくる可能性は高い。他の被害者と同じようにね。彼女が戻ったら、この件を問い詰めて

分かった。もう戻ろう

アルケミー
アルケミー

アニスがファーマーズヌークに戻るなら、直接話す時は慎重にね。前に戻った人のように、何か突拍子もないことをして傷つけるのは避けたいから

アニスをここに導いた者が戻ってきたらどうする?

アルケミー
アルケミー

私が切り抜けられないと思ってるのね? ああ、傷ついたわ…

必要があればドラマチックな大脱出を決めて見せるから安心して。でも… 私がすぐに街へ戻らなかったら、最悪の事態が起こったと思って

出発する前にもう一度、アルケミーと会話しましょう。

アルケミー
アルケミー

アニスがファーマーズヌークに戻るなら、直接話す時は慎重にね。前に戻った人のように、何か突拍子もないことをして傷つけるのは避けたいから

ファーマーズヌークに行くと、アニス・ファブラウドが帰ってきます。

ブラドン・ダヴォー
ブラドン・ダヴォー

アニス? 大丈夫か?

ヘセフ・ペリック
ヘセフ・ペリック

お前は… お母さんが探し回ってたぞ。どこにいたんだ?

アニス・ファヴラウド
アニス・ファヴラウド

また逃げただけ。わかった? 戻ってきたからいいでしょ

宿屋に入った後、ブラドン・ダヴォーと会話しましょう。

ブラドン・ダヴォー
ブラドン・ダヴォー

そうだな、アニスらしく行動してたのは間違いない。あの子から目を離さないようにするつもりだ

彼女はお前の弟や他の者と同じだと思うか?

ブラドン・ダヴォー
ブラドン・ダヴォー

はっきりとは分からん。戻ってきたばかりだし、あの子と私はそんなに仲が良かったわけじゃない。お前があいつらと同じだと思うなら、最悪の事態を想定するまでだ

もう一度ブラドン・ダヴォーと会話しましょう。

ブラドン・ダヴォー
ブラドン・ダヴォー

こんな時に逃げ出すなんて馬鹿だよ。何も起きてなくたって、あの子の母は鷹みたいにしっかり見張ってなきゃいけないんだ

ヘセフ・ペリックと会話しましょう。

ヘセフ・ペリック
ヘセフ・ペリック

あれは本物のアニスだと信じたいが… 彼女を見るたび、妹の面影が見えるんだ

お願いだ、この件に片をつけてほしい。こうやっておびえていては生活できない

どうして分かる?

ヘセフ・ペリック
ヘセフ・ペリック

わ… 分からない。ただの直感だ。確実に知るためには、もうしばらく様子を見ないと。シルと同じなら、目で分かる。見ていてくれ

もう一度ヘセフ・ペリックと会話しましょう。

ヘセフ・ペリック
ヘセフ・ペリック

俺が見てたのに気づかれなかっただろうか。怖くて目を逸らせなかった。彼女が何をするかは、神のみぞ知るだな…

お前とアルケミーが何をするつもりにせよ、急いでくれ

アニス・ファブラウドと会話しましょう。

アニス・ファヴラウド
アニス・ファヴラウド

だから何? 私が逃げようとしたのはこの三年で七回目。どうしてみんな、一瞬でも目を離したらいなくなるみたいに私を見るわけ?

最近失踪したのはお前が初めてではない

アニス・ファヴラウド
アニス・ファヴラウド

あなたは… いえ、あなたなんか知らない。関係ないでしょう? 誰も失踪なんてしてない。自分の夢を追いかけて行っただけ。そういうのは私だけじゃない。一生ファーマーズヌークで終わりたいなんて思ってる人はいない

しかし皆が帰ってきた。お前のように

アニス・ファヴラウド
アニス・ファヴラウド

寂しい思いをさせたくなかっただけ。だから私はここにいる。またママと喧嘩別れして、それが最後になるなんてイヤだった

でも、いつかは諦めてもらわないと

彼らが死んだような口ぶりだ

アニス・ファヴラウド
アニス・ファヴラウド

え? ち、違う! 墓地に埋められたとかそういうわけじゃない! ここに閉じ込められたような気がしてるのは私だけじゃないって意味

なんでこんなことをあなたに話してるの。知らない人なのに!

会話を終えると、アルケミーが話しかけて来ます。

アルケミー
アルケミー

邪魔して悪いけど…

ちょっと話せる? 二人だけで

アルケミーと会話しましょう。

アルケミー
アルケミー

あれがアニス・ファヴラウドね。どう思った?

彼女を比較する対象はない。だが、とぼけていても本当はもっと知っているのかもしれない

アルケミー
アルケミー

私たちが見つけた小さな蔵書庫、あれはハルメアス・モラを奉じる祠だったわ。あの知識の悪魔がこの事件にどう関わってくるのかはよく分からないけどね。アニスはどうしてあれと付き合っているのかしら? 私もモラに祈っておくべきだった?

アニスはデイドラに関わっていたのか?

アルケミー
アルケミー

間違いないわ。あの祠で行われた儀式に関わるものは何一つ見つからなかったけど、でも本のいくつかはヒントになった。かつてこの辺りにいたアイレイドたちは、デイドラ公ハルメアス・モラを崇めてた

それはどのような役に立つ?

アルケミー
アルケミー

見つけた祠は単純に数ある遺跡の一つでしかないわ。ファーマーズヌーク付近にある他の遺跡の記録も見つかった。デイドラを崇める教団やモラのしもべが相手だとしたら、隠れ家として使っていても不思議じゃない。調べて見るのはどう?

調べる価値がありそうだ。さあ、行こう

アルケミー
アルケミー

私が見つけた遺跡は街の北よ。遠くないわ。宿屋の主人とヘセフには、その間アニスの相手をしておいてと伝えておく。出発前に話しておきたい相手が他にいるなら、私はここで待つわ

アニスが心配か?

アルケミー
アルケミー

アニスがこの謎に何らかの形で関わってると疑うだけ理由があるわ。どう関わったのかがはっきりするまで、彼女が悪役だと考えたほうがいい

仮にアニスも巻き込まれただけの犠牲者だとしても、彼女が動かないほうが皆にとって安全よ

アニス・ファブラウドと会話しましょう。

アニス・ファヴラウド
アニス・ファヴラウド

お願い、一人にして。この件で、どうせママにこっぴどく叱られるんだから

マエッレ・ファヴラウドと会話しましょう。

マエッレ・ファヴラウド
マエッレ・ファヴラウド

無事に帰ってきてくれた。心が軽くなったよ。アニスのかんしゃくで、面倒をかけて悪かったね

全て正常か? 何も変なことはないのか?

マエッレ・ファヴラウド
マエッレ・ファヴラウド

何もないよ。あの子はまったく普段どおりだし、あの態度はどうみたってアニスさ

言いたいことはわかる。心配したらどうだ、だろ? ふん、余計なお世話だよ

  • 娘は沼で何かの儀式をしていた。注意して見張っていたほうがいい。
  • あの子のことはよく知っているだろう。無事を確かめたかっただけだ。

娘は沼で何かの儀式をしていた。注意して見張っていたほうがいい。を選択した場合

マエッレ・ファヴラウド
マエッレ・ファヴラウド

儀式!? まったく、今度はどんな妄想を抱いたんだい? アニスは魔術のことなんて何も知らない。ただちょっと、想像力と時間を持て余してるだけさ

…とにかく、教えてくれてありがとう。外出禁止を伝える時に言っておくよ

あの子のことはよく知っているだろう。無事を確かめたかっただけだ。を選択した場合

マエッレ・ファヴラウド
マエッレ・ファヴラウド

すまないね、噛みつくつもりはなかったんだ。あんたが心配するのも当然だよ…

あの子の見た目は確かにアニスなんだ。でもちゃんと話して、変なところがないか確かめるよ

もう一度マエッレ・ファヴラウドと会話しましょう。

マエッレ・ファヴラウド
マエッレ・ファヴラウド

まあ、とにかく。もうアニスの心配はしなくていいよ

面倒を見てくれてありがとう。この問題をうまく解明できるといいね

アイレイドの遺跡に行く

アルケミーと一緒に、アイレイドの遺跡へ向かいましょう。

出発する前に、アルケミーと会話しましょう。

アルケミー
アルケミー

沿岸を北西に進めば、遺跡は遠くないわ。見つけるのは難しくないはず。アイレイドの遺跡は無駄に光ってるから

探索を進めると、アイレイドの遺跡に到着します。

アルケミー
アルケミー

破られたページ… 近いわね

正しそうね。冒険者さん、お先にどうぞ

アルケミーと会話しましょう。

アルケミー
アルケミー

うーん、この古い遺跡は確かに雰囲気があるわね。見るだけで緊張してくる

舞台を前にして緊張するのは久しぶりよ。先に行ってくれる? 私はこの冒険じゃ、代役に過ぎないから

遺跡の中に入ろうとすると、魔法の力で弾かれて、強きフリッカが現れます。

強きフリッカ
強きフリッカ

下がりなさい! このあたし、強きフリッカが許すまで、この船には乗れないよ!

アルケミー
アルケミー

気をつけて、彼女は… 強きフリッカ? ウェアシャーク船長のサーガの? これは予想外ね

強きフリッカの側にある「ウェアシャーク船長のサーガ、2巻」を読みましょう。

ウェアシャーク船長のサーガ、2巻

沈んだ墓地にとらわれ、ドラウグルの群れに囲まれ、古代アンデッドのプリンスに直面したとき、海賊の船員が応じる方法は沢山ある。プリンス・ヴァウグルの要求に対する強きフリッカの答えは、もっとも直接的なものだったかもしれない。大股で頭蓋骨が散乱する玉座に近づき、プリンス・ヴァウグルに向かって嘲るようにニヤリと笑うと、炎のような王冠を叩き落とせる強さで彼をぶん殴った。

「戦いへ!」強きフリッカは叫んだ。「栄光のために!」。

一度は尻込みしたウェアシャークの海賊たちが即座に応じた。怒号や叫び声が湧き上がると、海賊たちはアンデッドへの恐怖を忘れ、周りを囲むドラウグルに棍棒や、短剣や、拳を叩き込んだ。完全に不意打ちを食らわされたスカイリムの忌まわしい死人は、当初敗北したも同然だった。

残念ながらすでに死しているドラウグルは、一般的な盗賊よりも棍棒や短剣に対する強さを備えていた。我らが海賊が連続で殴打を放っても、プリンス・ヴァウグルの軍勢は同じようにやり返してきた。最初にやられたのは羽のつま先のガーンだった。彼の伝説的なスピードでさえ、矢の雨を避けきれなかったのだ。我々がレッドミスト島から助け出した、化粧をした人食い部族の2人が墓まで彼についていった。

戦いはすぐに我々が不利になった。強きフリッカの大斧が次々にドラウグルを真っ二つにしても、ヴィミー・ラクロイックの輝く短剣が目を、耳を、内臓を奪っても、ドラウグルは押し進み、叩き切り、甲高い声で笑った。ひしめく船員の中央で身動きがとれなくなった私は、自分の棍棒を振り上げ、覚悟を決めた。

だが、征服されるその前に、狂乱の魔術師ネラモが炎の環を放つと、朝の太陽の中の明るいオレンジ色の花のように広がった。炎は一番近くにいたドラウグルを灰になるまで焼き尽くし、残りを追い散らした。「逃げろ、この馬鹿ども!」ネラモが叫んだ。「地表へ! 財宝を運べ!」そこで我々は財宝を運んだ。

海賊たちはそれぞれ何であれ運べるもの、黄金、ゴブレット、燭台、あらゆる高価な金属や高価な宝石がはめ込まれたものをさっとひと掴みすると、やってきた方向に逃げだした。

恐ろしく巨大なドラウグルが我々の行く手を塞いだが、硬き鱗の者と毒の短剣が静かな怒りと共に切り裂いた。私と他の者が死体を飛び越すと、硬き鱗の者が後方を守ってくれたが、彼の顔に失望の色が浮かぶのが見えた。またしても、好敵手にも見える相手が、彼をシシスのもとへ送ることに失敗したのだ。

ずぶ濡れの広間全体が大きく振動したとき、我々はほとんど地表に到達していた。我々はよろめいた。いつものように前を行く二つの傷のガレナが、最初に危機へ気づいた。我々がこじ開けた扉が自動的に閉じつつある。止める方法を見つけなければ、永遠にこの沈んだ墓地に閉じ込められてしまう!

だが、石の扉が閉じる前に彼が戻った。船長だ! たなびくシルク、小粋な王冠、大量の色とりどりの羽を見間違える者などいない。ウェアシャーク船長は明るく光を放つ宝石を両手に持ち、古代ノルド語と思われる言葉を叫んだ。彼の耳に残る抑揚は、プリンス・ヴァウグルのそれを真似たものだった! 閉じかけた扉は振動し、やがて止まった。

安堵の歓声が上がり、ウェアシャークの船員たちが開いた扉に殺到して駆け抜けると、背後でドラウグルが唸り声をあげた。最後に現れたのは強きフリッカだった。私は彼女がその広い背に、羽のつま先のガーンを担いでいるのを見た。

最初は、彼女がそこまでの危険を冒した意図が理解できなかった。ガーンは死んでいるのだ! だがその後、私は二つの傷のガレナがいつも言っていたことを思い出した。ウェアシャークの船員は家族だ。家族は誰一人置き去りになどしないのだ。

アルケミーと会話しましょう。

「ウェアシャーク船長のサーガ、2巻」を読んでいる場合

アルケミー
アルケミー

ウェアシャーク船長のシリーズについては浅い知識しかないわ。冒険物語って、世界の奥深くを探検するジャンルのくせに底が浅いと思うのよね…

あの本から題材を探すか、即興でやってもいいわ

「ウェアシャーク船長のサーガ、2巻」を読んでいない場合

アルケミー
アルケミー

物語の中の守護者に守られた古代の遺跡なんて、まったく予期せぬ展開ね。これはアニスの仕業? いずれにせよ、説得してここを通してもらわないと

会話を続けましょう。

※以降の会話内容は、上記の差分に関係なく共通です。

自分のやり方を押し通すのはどうだ?

アルケミー
アルケミー

武勇伝の大きなネタにはなるでしょうけど、強きフリッカはただの幻想でしかない。扉の結界はより手強いはずよ

結界はどうやって破る?

アルケミー
アルケミー

破らないわ。力ずくで解呪したり破壊したりするのは一仕事よ。不可能かもしれないしね。でも、守護者があなたに演じてほしい役割を演じることができれば、それで通れるかもしれない

そして、あなたの手には台本がある

台本?

アルケミー
アルケミー

文字通りに受け取らないでよ、セリフ回しが陳腐になるでしょ? いい、さっき儀式で使われた本は「ウェアシャーク船長のサーガ」と言うの。で、彼女はその登場人物。それがわかれば、彼女がどんな受け答えを望んでいるのか多少は予測ができるでしょう? 私たちも仲間だって納得させるのよ

強きフリッカと会話しましょう。

強きフリッカ
強きフリッカ

ふん! あたしと競えるとでも思った? あたしは巨人を木みたいに切り倒してきたのよ! ドラゴンを引っぱたいてやったときは、降りてきて私の手を舐めた。モラグ・バルの尻を蹴飛ばしてやったことだってある。その時はもう一度やってくれって頼まれたよ

さあ、答えて。あたしたちはなぜ航海するの?

  • 宝のためだ。
  • 栄光のためだ。
  • 船長に仕えるためだ。

宝のためだ。を選択した場合

強きフリッカ
強きフリッカ

まあ、黄金を喜ばない海賊はいないね。でも違うよ! お宝を分け合う船員たちがいなかったら何の意味もない。盗賊だって宝を盗むし、山賊だって宝を奪う。宝の為だけだったら、他の道だってあるんだ

考えてごらん! あたしたちはなんで荒波をくぐるの?

栄光のためだ。を選択した場合

強きフリッカ
強きフリッカ

栄光のためだ

そう、そういうことよ! 財宝なんかに意味はない、自分でつかみ取らなきゃね。自分で切り開かないなら、戦いに意味なんかない。あたしたちは名誉のために海を渡る。栄光のためにね!

さあ、覚悟しなさい。次の相手はアルゴニアンよ!

アルゴニアン?

船長に仕えるためだ。を選択した場合

強きフリッカ
強きフリッカ

ええ、ウェアシャークはいい船長よ。海賊の中の海賊! 海賊の中にウェアシャーク船長より勇敢な者はいないだろうね。でも船長の影に隠れて航海し続けて、船長の物語を語るっていうの? そんな、まさか! 自分だけの物語を作らなきゃダメよ!

さあ、考えて。もう一度答えるの!

栄光のためだ。を選択した場合、次に進みます。

強きフリッカは消え去り、硬き鱗の者が現れます。

硬き鱗の者
硬き鱗の者

海は多くのものと同じくお前も呑み込むのか?

硬き鱗の者と会話しましょう。

硬き鱗の者
硬き鱗の者

外洋はどんな川よりも深く、敵の血にまみれている。波の先には試練が待ち構えているのだ。全力を注ぎ旅をする準備はできているか? それとも夏のキノコのようにしなびるか?

さあ! 本当のことを言え! 我々は何のために海を渡る?

  • 新たな大地を見つけるためだ。
  • 貴重なアーティファクトを探すため。
  • シシスに会うため。

新たな大地を見つけるためだ。を選択した場合

硬き鱗の者
硬き鱗の者

失望の背骨を立てよう

大地は大地。川は川。新たな大地は古い大地と変わらない。殺すか殺されるかだ。発見の旅に冒険心をかき立てられるのは愚か者だけだ。考えろ、海賊。もう一度答えるんだ!

貴重なアーティファクトを探すため。を選択した場合

硬き鱗の者
硬き鱗の者

死者の持ち物が海賊の役に立つとでも? 遺物の大半は古く、有毒で、呪われている。川はすべてを洗うのだ、生者も死者も、そして人の財産もだ。すべてはシシスの下へ帰るのだよ

もう一度考えて、しっかり答えろ

シシスに会うため。を選択した場合

硬き鱗の者
硬き鱗の者

尊敬の背骨を立てよう

ウェアシャークと共に、数えきれないほど怪物と戦ってきた。だが戦いで遅れを取ったことは一度もない。残念極まりないよ。俺はいつの日か俺を殺してくれる強者に出会いたいのだ。さあ、二つの傷に会い、シシスを祝福せよ!

良く分かった

シシスに会うため。を選択した場合、次に進みます。

硬き鱗の者は消え去り、二つの傷のガレナが現れます。

二つの傷のガレナ
二つの傷のガレナ

自分がウェアシャークの船員に値すると思うのかい? はっ、笑わせるな

二つの傷のガレナと会話しましょう。

二つの傷のガレナ
二つの傷のガレナ

大きな熊と硬い亀を倒したからって何だい? 私なんて暗闇を歩いて木の上で眠るんだからね! 蛇の毒を飲んで、甘いハチミツ酒の小便を出すし! 海では誰よりも賢く卑劣な最高の海賊だけど、一人で航海はしないんだ

どうしてだ? 理由を答えな!

  • なぜなら船員は家族だからだ。
  • 数は力だから。
  • 話す相手がいないから。

なぜなら船員は家族だからだ。を選択した場合

二つの傷のガレナ
二つの傷のガレナ

ええ、そう! 家族さ! 私たち誰もが船長から甲板の下っ端まで、みんなとても幸せで精悍で、恐るべき家族なんだ! 普通の船員なんかと比べ物にならない。だって私たちは船員じゃない。家族だからね!

いらっしゃい、歓迎するよ!

ありがとう

数は力だから。を選択した場合

二つの傷のガレナ
二つの傷のガレナ

数? フン! ゴブリンは数をそろえてるよ! マッドクラブだって数をそろえてる! ウェアシャークの船員をゴブリンやマッドクラブと比べる気? 目玉を繰り抜いてマリネにしてやろうか!

さ、もう一度考えて。正しい答えを言うのよ!

話す相手がいないから。を選択した場合

二つの傷のガレナ
二つの傷のガレナ

私がおしゃべりしたがってるって? 海賊たちと? ハ!

昔、二年もの間、失われた葉の森を一言も話さずにうろついたことだってある。私が沈黙のファルゴルズと飲むのは歌声のためだと思うの? まさか! さ、考えなさい。しっかり答えて!

なぜなら船員は家族だからだ。を選択した場合、次に進みます。

二つの傷のガレナは消え去り、遺跡の結界が解かれます。

アルケミー
アルケミー

もっと活気のあるパフォーマンスがよかったわ。演技力はテストされてなかったみたいだけど。さ、中に入りましょう

遺跡に入る前に、アルケミーと会話しましょう。

アルケミー
アルケミー

うーん、この古い遺跡は確かに雰囲気があるわね。見るだけで緊張してくる

舞台を前にして緊張するのは久しぶりよ。先に行ってくれる? 私はこの冒険じゃ、代役に過ぎないから

遺跡の中にはいると、アニス・ファヴラウド、シレ・ペリック、イグムンド・ダヴォー、バグテイルの4人が、台座の上で眠っています。

アルケミー
アルケミー

信じられない! アニス… 他の人たちもいる! 生きているみたいよ。起こしましょう

アニス・ファブラウドを起こそうとすると、寝言を言います。

アニス・ファヴラウド
アニス・ファヴラウド

ぐっ… 赤のアニスと剣を交えるつもり? はっ!

シレ・ペリックを起こそうとすると、寝言を言います。

シレ・ペリック
シレ・ペリック

ああ、あなた…! 素敵よ

イグムンド・ダヴォーを起こそうとすると、寝言を言います。

イグムンド・ダヴォー
イグムンド・ダヴォー

ゴールドだ! たくさんある!

バグテイルを起こそうとすると、寝言を言います。

バグテイル
バグテイル

よし! バグテイルにもっとスイートロールを!

全員の寝言を聞いた後、アルケミーが発言します。

アルケミー
アルケミー

夢よ。みんな、夢を見てる

アルケミーと会話しましょう。

アルケミー
アルケミー

これは普通の睡眠じゃない。でも呪いにしては妙に無害ね。誰も苦しんでるようには見えない。むしろ、とても安らかに眠ってるみたいだわ… 何週間も行方不明の人もいるのに、衰弱の兆候もない

彼らに危険はないのか?

アルケミー
アルケミー

かかっている呪文に危険はないわ。でも、なぜ眠らされてるのか、謎の人物が彼らをどうするつもりなのかはまだわからないままよ

目覚めさせられるのか?

アルケミー
アルケミー

できるとは思うけど、目覚めさせていいのかしら。今のところ呪文は無害だけど、下手にいじったらどうなるか分からないわ。呪文を破る前に、アニスと他の人たちがどうしてこの呪文にかけられたのかを知りたい

作戦はあるか?

アルケミー
アルケミー

さっきあなたは、自分の役のリハーサルをしたでしょう? だから彼女の物語の中で、あなたに海賊を演じてもらうわ。夢の中でアニスのところまで行って、目覚めさせてみて

試してみる

会話を終えると、アルケミーはアニスの夢の中に入れるように呪文を準備します。

アルケミー
アルケミー

準備ができたらアニスの額に手を置いて。帆の数を数えるの

アニスの夢の中に入りましょう。

アニスの夢を見る

アニスの夢の中に入ると、強きフリッカがいます。

強きフリッカ
強きフリッカ

急いで! 死者が向かってくる!

強きフリッカと会話しましょう。

強きフリッカ
強きフリッカ

船員! 何をうろついてるの? タラップを渡って、ドラウグルをぶん殴るのよ!

ウェアシャーク船長の心配は無用。酔っ払いなんか、この私が誰も通しやしないからね!

アニス・ファヴラウドを探さねばならない

強きフリッカ
強きフリッカ

クリムゾン・シュライク、赤のアニスのこと? なら突撃しなさい! プリンス・ヴァウグルの乗組員が乗り込んでくると、彼女はすぐに敵の喉元目がけて突っ込んでいったわ!

最後に見た時、彼女は死体を敵の船に投げ返してたわ!

ウェアシャーク船長はどこにいる?

強きフリッカ
強きフリッカ

甲板の下に決まってるじゃない。この凪の呪いを破る方法を探しているわ。間違いなく、プリンス・ヴァウグルの仕業よ。でもね、どんなに忌まわしい魔術を使おうが、ペールスピリット号の船員たちの心を折ることはできない!

船長はきっと、風を呼び戻す方法を見つけるわ!

船の甲板にいる、硬き鱗の者と会話しましょう。

硬き鱗の者
硬き鱗の者

シシスはナイフを磨くことを求めないが、そうしておけば仕事が楽になるからな

自分の獲物は自分で見つけろ。人のものには手を出すな

アニス・ファヴラウドの居場所はわかるか?

硬き鱗の者
硬き鱗の者

クリムゾン・シュライクはプリンス・ヴァウグルを追ってここを駆け抜けていった。奴は衰えた骨にしては動きが速い。速すぎて気にくわないな

彼女は甲板の下に奴を追い込んだ。プリンス・ヴァウグルは自らの砦で窮地に立った… 愉快だ

プリンス・ヴァウグル?

硬き鱗の者
硬き鱗の者

慈悲なき者だ。奴の古代の宝石と三箱の黄金の蓄えをすべて奪い去ったせいで、怒らせたようだな。だが奴は、ペールスピリット号の船員に挑んだことを悔やむことになるだろう

近いうちに奴は始末する。いつもそうしてきた

船の甲板にいる、二つの傷のガレナと会話しましょう。

二つの傷のガレナ
二つの傷のガレナ

この船の保管庫には、パンツなしラインハルトのケツみたいに何もない

ああ、可哀そうなラインハルト。赤のアニスがプリンス・ヴァウグルに天罰を与えるのを見たかっただろうにね

アニス・ファヴラウドを探さねばならない

二つの傷のガレナ
二つの傷のガレナ

赤のアニスはプリンス・ヴァウグルの後ろをまるで… モズのように飛んだのさ! 奴は部下が蹴散らされると、船尾へ逃げてった

アニスは奴を逃がしはしない。それは間違いないね

船の甲板の下にいる、アニス・ファヴラウドと会話しましょう。

アニス・ファヴラウド
アニス・ファヴラウド

助けに来てくれたんならお礼を言うけど… その必要はないわ。プリンス・ヴァウグルは船と一緒に沈む運命みたいだから

船は本当に沈むってわけじゃなくて… ほら、わかるでしょ

これは夢だ、アニス。目覚めるんだ

アニス・ファヴラウド
アニス・ファヴラウド

一体何を… ダメ、ダメよ! 私はクリムゾン・シュライク、赤のアニスよ! 違うと言う奴は串刺しにしてやるわ!

本当だ。これは現実じゃない

アニス・ファヴラウド
アニス・ファヴラウド

やめて。プリンス・ヴァウグルは死んだんだし、彼の財宝を探さなきゃ。船室を調べて。私は要塞の他の場所を探すわ

あの財宝を確保するまで、冒険は終わらないのよ。分かった?

なら、プリンス・ヴァウグルの財宝を探そうか

出発する前にもう一度、アニス・ファヴラウドと会話しましょう。

アニス・ファヴラウド
アニス・ファヴラウド

で、何をぐずぐずしてるの? お宝を探しに行きましょうよ!

船室にあるプリンス・ヴァウグルの金庫を調べると、ウェアシャーク船長のサーガ、3巻が入っています。

アニス・ファヴラウド
アニス・ファヴラウド

これでおしまい? じゃ、見てみよっか

アニス・ファヴラウドと会話しましょう。

アニス・ファヴラウド
アニス・ファヴラウド

プリンス・ヴァウグルのお宝が本とはね。あいつが字を読めたなんてね!

さあ、ウェアシャーク船長に届けよう。呪いが解けるかもしれない!

この本を見たほうがいい、アニス

アニス・ファヴラウド
アニス・ファヴラウド

赤のアニスって呼びなさい… ってこの本… ウェアシャーク船長についての本だわ。それとフリッカと他の人たちも… 何これ

これ… この話はみんなの… でも私は? どうして私が出てこないの?

アイレイド遺跡で夢を見ているのを見つけた。呪文をかけられていた。夢の中に入って起こした

アニス・ファヴラウド
アニス・ファヴラウド

私… 思い出したわ。すべて覚えてる

クレス! やっと逃げられるって、誰も追ってこないって言ったのに! 私が消えたことさえ気づかないって! そういう取引だったのに!

取引? 頼んだことなのか?

アニス・ファヴラウド
アニス・ファヴラウド

クレスは、私の夢を実現してくれると言ったの。私はこの人生を手に入れて、あいつが私の代わりになるって。私はやっとファーマーズヌークから解放され、ママは私が海賊暮らしを夢見るのを心配しなくてすむはずだった

彼女にとって不公平だ。二人とも嘘の生活をすることになる

アニス・ファヴラウド
アニス・ファヴラウド

わかってる! できすぎてるよね。できすぎだってわかってたよ。夢は長続きしない。だから夢なのよ…

でも、あとほんの少しだけ時間がほしい。面白くなってきたところなの

あと5分だ

アニス・ファヴラウド
アニス・ファヴラウド

夢が終わる前に、船長と勝利を祝いたいの。去る前にキスでも奪っていこうかなって

クレスが関与していたと言ったな。誰だ?

アニス・ファヴラウド
アニス・ファヴラウド

私は… お願い、クレスのことは遺跡に戻ったら話すわ。とにかくもう少しだけ夢を見させて

アニスの夢から出る前に、強きフリッカと会話しましょう。

強きフリッカ
強きフリッカ

プリンス・ヴァウグルとその一味も、海の藻屑となる時が来たようね。いい気味だ

硬き鱗の者と会話しましょう。

硬き鱗の者
硬き鱗の者

すでに死んだ者を殺しても満足は得られないが、その臭い魂をシシスに送ることは慰めになる

骨の衰えしプリンス・ヴァウグルを完全に始末できてうれしいよ

二つの傷のガレナと会話しましょう。

二つの傷のガレナ
二つの傷のガレナ

赤のアニスはヴァウグル船長を片付けたんだって? さすが、クリムゾン・シュライクと呼ばれるだけのことはあるね

アニスの夢から出ましょう。

村人達を夢から目覚めさせる

アニスの夢から出た後、アルケミーと会話しましょう。

アルケミー
アルケミー

目覚めたのね! 手品じゃない方のマジックを使ったのは久しぶりだったから心配したわ

アニスはまだ眠ってるわ。夢の中で会えなかったのかしら?

あの子はもう少し夢を楽しんでいたいそうだ。ウェアシャーク船長の船員になっている

アルケミー
アルケミー

子供の頃に好きだった物語の中に入り込んだのね。それであの本の儀式も説明がつくわ。本人が逃げたがらない牢獄に閉じ込めるなんて、これ以上ないくらい上手な呪文のかけ方だわ。いえ、狡猾と言うべきね

あれは牢獄じゃない。彼女はクレスという者と取引したようだ

アルケミー
アルケミー

そのクレスとやらは彼女の立場を奪い取ったんじゃなく、取引したというの? しかも彼女だけでなく、ここにいる全員と。クレスはその取引で何を得るの? 街に侵入するため? でも、夢を作り出すことができるような存在が、活気のない村から何を得るのかしら

夢を見ている連中をどうすればいい?

アルケミー
アルケミー

彼らが交わした取引は、あの人たちが信じているほど無害じゃない。村人たちが恐れているのを見たでしょう? クレスが望むものを手に入れるまで、あと何人が姿を消すか分からないわ

彼らは望まないでしょうけど、目覚めさせてこの茶番を終わりにしないと

わかった

会話を終えると、アルケミーは皆の呪いを解くための呪文を準備します。

アルケミー
アルケミー

さあ、やりましょう。目覚めが悪いだけですむといいんだけどね

準備はいいわ。アニスを起こせば、呪いは解かれるはずよ

アニスを起こすと、村人たち全員が夢から目覚めます。

アニス・ファヴラウド
アニス・ファヴラウド

さよなら、船長…

シレ・ペリック
シレ・ペリック

そんな! 約束したのに!

イグムンド・ダヴォー
イグムンド・ダヴォー

ゴールドが!

バグテイル
バグテイル

なっ! スイートロールが!

アルケミーと会話しましょう。

アルケミー
アルケミー

ちょっと待って… 息を整えるから。練習不足ね。完全に練習不足

シレ・ペリックと会話しましょう。

シレ・ペリック
シレ・ペリック

ありえない。ここには戻りたくない。悪夢に違いないわ!

イグムンド・ダヴォーと会話しましょう。

イグムンド・ダヴォー
イグムンド・ダヴォー

ここはどこだ? ゴールドはどこだ? ここにあったのに…

バグテイルと会話しましょう。

バグテイル
バグテイル

ここにはスイートロールがない。なぜスイートロールがない?

アニス・ファヴラウドと会話しましょう。

アニス・ファヴラウド
アニス・ファヴラウド

あーあ、目が覚めた。覚めちゃった。あの夢はもうおしまいで、この先私には退屈な繰り返しの日々が待ってる。これで満足?

クレスについてもっと話してほしい

アニス・ファヴラウド
アニス・ファヴラウド

クレスは… 変わってるわ。近づいてきた時はバグテイルみたいに見えたけど、服がインクまみれで顔色も悪かった。あの男… ううん、あいつは、自分は見た目どおりの存在じゃないけど、助けてほしいって言ったの

疑わしいとは思わなかったか?

アニス・ファヴラウド
アニス・ファヴラウド

怪しいなんて思わなかった。ただただ悲しそうで、怯えてたから。また失敗したって言ってた、なろうとしてる人になれなかったって

クレスは私がファーマーズヌークに残りたくないって知ってたから、代わりになるって言ってくれたの

クレスが立場を交換したがった理由は知っているか?

アニス・ファヴラウド
アニス・ファヴラウド

きっと私と同じで、逃げてたんだと思う。自分の人生とか運命みたいなものからね。私が何度、ここを離れようとしたか知ってる? 結局、私にはママを置いていけなかった。ママを一人にはできなかったから。でも、このやり方ならみんな満足すると思ったの

替え玉で母親が満足すると思ったのか?

会話を終えると、マエッレ・ファヴラウドがやって来ます。

マエッレ・ファヴラウド
マエッレ・ファヴラウド

いいえ

アニス・ファヴラウド
アニス・ファヴラウド

母さん?

ごめん、なさい…

マエッレ・ファヴラウド
マエッレ・ファヴラウド

そんなに私が嫌なら、雑用する偽者を送ればよかったんだ

アルケミーと会話しましょう。

アルケミー
アルケミー

ハッピーエンドは私も好きだけど、まだ結末には達してないわ。偽者について、アニスの母親に聞いてみましょう。クレスを逃すわけにはいかない

この人々は、夢から起こされてがっかりしているようだ

アルケミー
アルケミー

彼らの表情は前にも見たことがある。苦しみでもがく路上のスクーマ中毒者の顔。スクーマという逃げ道を失って途方に暮れた人の顔ね

回復するのか?

アルケミー
アルケミー

愛する人々の支えがあれば、望みはあるわ。究極的には、自分にとって何が一番大事かを決めるのは彼らだけどね

アニスはウェアシャーク船長の乗組員になることを夢見ていた。だから外に海賊がいたのか?

アルケミー
アルケミー

呪文が混ざってるのかもしれない。あまりないことだけど。あるいは、クレスもアニスの夢に影響されたのかもしれないわ

それならなぜ、貧しい農家の娘になることを選んだ?

アルケミー
アルケミー

なぜかしらね? 村の人たちが欲望丸出しの夢を望んだ理由は想像できるけど、クレスが何を望んでたのかは理解できない

あなただったらどうする? 完璧な夢の世界を生きるチャンスがあったら、飛びつくかしら?

  • 自分は必要とされている。現実の世界を捨てはしない。
  • 正直に言うと、魅力的だとは思う。

自分は必要とされている。現実の世界を捨てはしない。を選択した場合

アルケミー
アルケミー

そう、それが問題よね。夢は利己的なもの。夢を追い求めれば多くを――あるいは全てを失うかもしれない。私たちは皆、払う代償を決めなければならない

皆があなたのような義務感を持ってはいないのだから

正直に言うと、魅力的だとは思う。を選択した場合

アルケミー
アルケミー

そうよね。私たちは皆、自分の望みを果たすために何を犠牲にするか選ばなきゃならない。でも、クレスの取引には何の代償もなかった。誰だって魅力を感じるわ

でも、欲求も渇望もない、満ち足りてそれ以上のない人生に価値なんてあるのかしらね?

シレ・ペリックと会話しましょう。

シレ・ペリック
シレ・ペリック

よくもこんなことを! よくも私を起こしたわね。クレスは私に、あの夢の中で永遠に生きられるって言ってたのに!

どんな夢だった?

シレ・ペリック
シレ・ペリック

今よりマシだったわ! 私は城を持ってて、召使と言いなりになる求婚者がいて… ほしいものは全て持っていたわ!

私たちみたいな境遇で育つ気持ちなんて分からないでしょう。私たちには何もなかったの! 今もね

兄のヘセフは?

シレ・ペリック
シレ・ペリック

ヘセフ? 兄さんは鋤と豚さえあれば幸せなのよ。彼は大人だし、自分で生活する能力もある。へセフにはもう私は必要ないんだ。それに、兄さんにはクレスが一緒にいてくれるはずよ。私たちはもう、ろくに会話もしてないんだから

兄は妹が死んだと思って、悲しみに暮れている

シレ・ペリック
シレ・ペリック

死んだですって? 兄さん、私そんなつもりじゃ…

…兄さんと話したほうがいいわね。昔みたいに。そうしないと

彼は喜ぶだろう

もう一度シレ・ペリックと会話しましょう。

シレ・ペリック
シレ・ペリック

悪いけど、兄に会った時なんて言うか考えないといけないの

イグムンド・ダヴォーと会話しましょう。

イグムンド・ダヴォー
イグムンド・ダヴォー

ここはどこだ? 墓か何かか? 財宝はどこだ? 宝物庫にいたはずなのに

呪文をかけられていたんだ。それを目覚めさせた

イグムンド・ダヴォー
イグムンド・ダヴォー

待てよ? ここは現実だってのか? 夢はもう終わり? 財宝もなし? なんでそんなことをした!

クレスと交わした取引はうまくいっていなかった。兄は弟が死んだと思っている

イグムンド・ダヴォー
イグムンド・ダヴォー

なぜ俺が死んだなんて思うんだ? 話が違う、クレスは俺に成り代わるって約束したんだぞ。雑用もやるって言ってたんだ! 全部嘘っぱちだったのか?

いや、クレスは確かに真似た。酔っぱらって焚火に飛び込んだんだ

イグムンド・ダヴォー
イグムンド・ダヴォー

なんて死に方だ。…って待てよ、じゃあクレスは死んだのか? ちくしょう。契約しなおせないじゃないか

もう一度イグムンド・ダヴォーと会話しましょう。

イグムンド・ダヴォー
イグムンド・ダヴォー

飲み込むまでしばらくかかる

バグテイルと会話しましょう。

バグテイル
バグテイル

美味。しっとりと豊潤で、温か。そして砂糖はたっぷり。この者はまだ味を思い出すことができる

何のことだ?

バグテイル
バグテイル

スイートロールだよ! 最高に美味でしっとりとして、温かく香り豊かな、パン屋のオーブンで焼きあがったばかりのスイートロール!

バグテイルはよく食べた。全部自分のものだった!

スイートロールの夢を見たのか?

バグテイル
バグテイル

そうだ! 他に何を夢に見るんだ? 甘いムーンシュガークリームが、舌の上でとろける快感を味わったことはないのか? この者はエルスウェアを出て以来、本物のシュガーを味わっていない。あれに飢えているんだ

スイートロールぐらい、デイドラの契約に頼らず入手できなかったのか?

バグテイル
バグテイル

できたさ。でもな、手元に届いたのは、何週間も道路を運ばれて痛んだ冷凍のスイートロールだった。わかるか、最高に新鮮で完璧なスイートロールをいつでも、いつまででも食べられるチャンスがあると聞いたんだぞ? 取引に応じずにはいられないじゃないか!

もう一度バグテイルと会話しましょう。

バグテイル
バグテイル

このザラザラした舌は、二度とかのふっくらと柔らかなパンに乗った、絶妙な砂糖をなめる喜びを味わうことはない。なぜ? なぜバグテイルはこのように苦しまなければならないのだ?

アニス・ファヴラウドと会話しましょう。

アニス・ファヴラウド
アニス・ファヴラウド

楽しかったよ。でも、厄介ごとに巻き込んじゃってごめんなさい

マエッレ・ファヴラウドと会話しましょう。

マエッレ・ファヴラウド
マエッレ・ファヴラウド

あの子を見つけてくれてありがとう。ここから出るため、あそこまでするとは思ってなかった

もっと早く、耳を傾けるべきだったよ…

ここで何をしている?

マエッレ・ファヴラウド
マエッレ・ファヴラウド

あんたを追ってきたんだ。アニスが街に戻ってきて嬉しかったけど、心の底ではあの子じゃないと分かってたんだ。あの子の演技を見てると、どんどん不安になってね。どうしても自分で見に行きたくなった

偽者はどこに置いてきた?

マエッレ・ファヴラウド
マエッレ・ファヴラウド

〈幸せな鴉〉にいるよ。ブラドンには、あの子のほしがるものは全部私の勘定につけていいって言ってきた

偽者はあそこにいるよ

いい情報をありがとう

会話を終えると、アルケミーが発言します。

アルケミー
アルケミー

この人たちは マエッレが無事に街まで送ってくれるはず。私たちはクレスを探さないと

マエッレ・ファヴラウドと会話しましょう。

マエッレ・ファヴラウド
マエッレ・ファヴラウド

〈幸せな鴉〉に戻って、偽物の相手をした方がいいよ。私たちはもう大丈夫。再会できたから

アニス・ファヴラウドと会話しましょう。

アニス・ファヴラウド
アニス・ファヴラウド

会えなくて寂しかった… 私、夢の中で最初は冒険にのめり込んでた。でもその内、家に帰りたいって気持ちが無視できないくらいに大きくなったの。もう戻れないってわかってたから

アルケミーと会話しましょう。

アルケミー
アルケミー

みんな不満そうだけど、あまり悪く思わないであげて。これまで経験した中で、一番心地よい眠りから叩き起こされたんだから

すぐに出発してクレスを捕まえましょう。わたしはあなたの後を追うわ

クレスと対峙する

アイレイドの遺跡を出た後、アルケミーと会話しましょう。

アルケミー
アルケミー

すぐ〈幸せな鴉〉に戻ってクレスを問いただすわよ。どうしてこんなことになったのか知りたい

ファーマーズヌークに戻ると、ブラドン・ダヴォーが話しかけて来ます。

ブラドン・ダヴォー
ブラドン・ダヴォー

おいお前! アニスを見てないか?

アルケミーと会話しましょう。

アルケミー
アルケミー

どうやら偽者は逃げ出したみたいね。ブラドンがクレスの手掛かりを知ってるかもしれないわ

ブラドン・ダヴォーと会話しましょう。

ブラドン・ダヴォー
ブラドン・ダヴォー

アニスを見たか? 逃げていったんだ。ヘセフだけに見張らせたのが間違いだった!

起きたことを説明してほしい

ブラドン・ダヴォー
ブラドン・ダヴォー

アニスの相手をしてくれとマエッレに頼まれたから、ジョッキに酒を注いで海賊物語を聞いてやってたんだ。腹ペコになってきたから、ヘセフに任せてシチューを作りに行った

見たのはそれが最後だ。その後、ヘセフの呼び声が聞こえたんだ

彼の言い分は?

ブラドン・ダヴォー
ブラドン・ダヴォー

あいつらはカードで遊んでいたが、あの子は蛇に噛まれたみたいに椅子から飛びあがり、走って扉から出て行ったそうだ。ヘセフは追いかけたが、あいつは走るのが遅い。アニスは街を出て東に向かったそうだ

これじゃマエッレに生きたまま皮を剥がれちまうよ

心配ない。本物のアニスは母親と一緒にいる。今帰ってくる途中だ

ブラドン・ダヴォー
ブラドン・ダヴォー

待て、本物のアニスだって? 俺たちがずっと見てたのは誰だったんだ?

クレスという偽者だ。説明はマエッレに頼んでほしい。追いかけたい

出発する前にもう一度、ブラドン・ダヴォーと会話しましょう。

ブラドン・ダヴォー
ブラドン・ダヴォー

言った通り、アニスだかクレスだかは泣きながら街を出て東に行ったぞ。すぐ行けば追いつくかもしれん

アルケミーと会話しましょう。

アルケミー
アルケミー

ハルメアス・モラの小さな祠があっちになかった? クレスはそこに行ったんだと思う

ファーマーズヌークの東部にあるアイレイドの遺跡に行くと、クレスの姿があります。

クレス
クレス

戻りたくない。戻りたくない…

アルケミーと会話しましょう。

アルケミー
アルケミー

シームリー司法高官にとって絶好の機会ね。サリー司法高官だったかしら? さ、クレスを問い正して。私はあなたに合わせるわ

クレスと会話しましょう。

クレス
クレス

ねえ! あなたのことなんて知らない。なぜここに? 私… 私は逃げたんじゃない! 誓うよ

お前がアニスでないことは知っているぞ、クレス

クレス
クレス

何それ、私のことを知らないくせに。わ… 私はアニスだ。証明しよう、何でも聞いて

もうアニスも他の皆も目覚めさせた

クレス
クレス

あっ… 実は私はアニスの双子の妹というか…

だめだ。これ以上アニスにはなれない。分かっている。他の誰かにならどうだ? お前はどうだ? お前になってもいいか?

ダメだ、クレス。もう終わりだ

会話を終えると、アルケミーがクレスの正体を暴きます。

アルケミー
アルケミー

もうごまかさないで、クレス。顔をみせなさい

クレス
クレス

誰だ… ああっ!

アルケミー
アルケミー

あなた… デイドラなの?

アルケミーと会話しましょう。

アルケミー
アルケミー

あれが監視人? 本で見たことはあるわ。図の中でってことだけど。もっと… 大きいかと思っていた

クレスと会話しましょう。

クレス
クレス

待て! やめろ! 私は何もしていない、望むものを与えただけだ!

なぜこの街の人々と入れ替わろうとする?

クレス
クレス

生きたかった。みんなと同じように。見ているだけに飽きたのだ

戻るのは嫌だ! 送り返さないでくれ!

どこに戻る?

クレス
クレス

知る者の、無限の蔵書庫に。観察されたものを記録するのが、私たちの目的。みんなの生活を見て、詳細を書き記す。毎日毎日、いつも同じだ

ここにいる人々もそれを知っている! だから私は逃げ道を提供したのだ!

なぜこの取引を交わし続けている?

クレス
クレス

人になることを失敗し続けているからだ。私は色々なことを知っているはずなのに、選択を誤ってしまう。取り返しがつかない、ひどく辛いミスを犯してしまう。だから、やり直さなければならなかった。何度も、何度も。人生とは難しい… でも、だからこそ面白いのだろう

お願いだ。ここに残らせてくれ。送り返さないでくれ

仲間と話し合ってくる

クレス
クレス

お願いだ! 迷惑をかけるつもりはなかった。もう誰にも迷惑はかけない

どの場所でもよかっただろう。なぜファーマーズヌークを選んだ?

クレス
クレス

知る者が私をここへ送った。分かっているのはそれだけだ。ここに住めばみんなが普通に接してくれると思った。今までは見るだけだったが、ついに体験できると思ったんだ。友情や愛、家族、そしてハチミツ酒も。ああ… ハチミツ酒はおいしかった

お前の主はなぜこの場所を見張らせた?

クレス
クレス

知るため。それが彼らの存在理由だからだ

お前の瞳孔が小さいのは、私の説明が足りないからか? 知る者はすべての知識を求める。私たちが見れば、知る者はすべてを知る。私たちは知る者の目。私たちの数は多い

ここにいるのはお前だけではないのか?

クレス
クレス

一人… であるはずだ。考えたことがなかった。私は既に知る者の一部ではない。分離されている。不安だが… 高揚する

残ったら何をする?

クレス
クレス

私は… そうだな、定命の者の姿なしならどうすればいいかわからないが、何か考えなければな…

別の姿になれないのか?

クレス
クレス

定命の者との契約がなければ、幻影を作り出すことしかできない。私は彼らと夢を交換した。夢は知識に近いもので、私の自由になる。私はこれ以外に、定命の者と交換できるものをあまり持ってはいないのだ

夢でなくてもいいのか?

クレス
クレス

そうだ。重要なのは項目ではなく契約そのものだけだ。もう少し… 定命の者の倫理に照らして問題の少ない契約を受け入れる者がいれば、私はここにいられるのか?

帰らなかったら、誰かが様子を見に来ないのか?

クレス
クレス

そんなことをせずとも、知る者はほぼすべてを見ている。知る者はただ観察するのみ。知る者はここにいる私を見、またひとつ未知を知るのだ

お前を送り返したらどうなる?

クレス
クレス

アポクリファに戻り、世のすべてを記す目録の編纂に戻る。私が知る限りを記し終えれば、知る者は私を再び世界へと送り観察させる。戻ってくるまでね… そうだな、定命の者の言い方を借りれば、それほど長くはかからないと思う

アルケミーと会話しましょう。

アルケミー
アルケミー

では、この哀れな生き物も、運命から逃れたかったのね。デイドラだって夢を見る、ということか。運命の圧から受ける苦しみは、人のそれと同じ。わかるわ

どういうことだ?

アルケミー
アルケミー

夢見の館へやってきた人が演者になる時は、それまでの素性を完全に捨て、新しい役割を受け入れてもらうの。自分のすべてを捨てるだけの覚悟を決められるのは、運命からの脱出を心から求めている者だけよ。私も同じだった

クレスに慈悲をかけるつもりか?

アルケミー
アルケミー

クレスは誤った道を歩んだかもしれない、でも悪意があったとは思えないの。心優しいデイドラの物語なんてものはたくさんあるわけじゃないけど、少なくともその一部は真実かもしれない

問題は、この小さなデイドラの物語が悲劇のまま終わらなきゃならないのかってことよ

他に選択肢があるのか?

アルケミー
アルケミー

常識に反するかもしれないけど、クレスには演者としての優れた才能があると思う。少し… 洗練されてないけど、新しい役を自然に演じてたし、決して台詞を忘れなかった

夢見の館に入れるよう、口を利いてもいいわ

クレスと会話しましょう。

クレス
クレス

送り返さないでくれ。これ以上、誰にも面倒をかけないと約束しよう。絶対に、絶対に

アルケミーと会話しましょう。

アルケミー
アルケミー

クレスと話して心は決まったかしら? どちらかはともかくとしてね。夢見の館に加えたいって気持ちは大きくなってるけど… わたしもそれが、夢想家の戯言のようだとも感じてる

さ、クレスのことはどうするべきだと思う?

  • デイドラと取引しても、いいことはまず起こらない。クレスはオブリビオンに送り返すべきだ。
  • ぴったりじゃないか。入れてやるべきだ。

デイドラと取引しても、いいことはまず起こらない。クレスはオブリビオンに送り返すべきだ。を選択した場合

アルケミー
アルケミー

事が起きて、後世の教訓になる危険を冒すべきじゃないでしょうね。あれだけ多くの警告が今に伝えられてるのに、無視するのは愚かだわ。一時の夢想に駆られて、一座を危険にさらせない

分かったわ。クレスを本来の領域に送り返しましょう

それがいいだろう

アルケミー
アルケミー

そうね。わたしとしても、暴力に訴えることは避けたいし。クレスが追放に従ってくれればいいんだけど

これが、あなたとわたしが選ぶ結末。一緒に見届けましょう

クエストを完了する。

クエストを完了した後、アルケミーはクレスをオブリビオンに送り返します。

アルケミー
アルケミー

ごめんなさいね、クレス。悪気がなかったのはわかってる、でも、あなたが原因よ

クレス
クレス

みんなを傷つけたなら申し訳ない。回復を祈る

みんなに伝えてくれ。ありがとう、私は…

アルケミー
アルケミー

デイドラは消えた。できた裂け目はしばらく残るだろうけどね

ぴったりじゃないか。入れてやるべきだ。を選択した場合

アルケミー
アルケミー

そうよ。演者たちの中でも、わたしは才能を見抜く目が特に優れてるの。クレスが団長に顔を合わせる時までには、あの子を一流の俳優に変えてみせるわ。夢見の館のアルケミーの名に賭けてね

うまくいくだろう

アルケミー
アルケミー

終わりよければ全てよしって言うしね。こんな展開になるとは思ってもみなかったけど、ミステリーの傑作は常に先が読めないものだしね

あなたは素晴らしい共演者だったわ。捜査官ヴェイルを舞台化する時は、必ず呼ぶからね

クエストを完了する。

クエストを完了した後、アルケミーはクレスを夢見の館に招待します。

アルケミー
アルケミー

ねえ、クレス。ひとつ、取引しましょう

クレス
クレス

なに? ここに残れるということ?

アルケミー
アルケミー

いや。ファーマーズヌークはだめよ

クレス
クレス

それは… 蔵書庫に戻らずに済むということか?

アルケミー
アルケミー

ええ。素晴らしい人生を、何度だって生きられるの

クレス
クレス

本当か? 一体何をすればいい?

アルケミー
アルケミー

見て学んで。わたしの弟子になるのよ。さあ、仮面を取りにいきましょう

さあ。候補者になるなら、うちの役者たちと同じような姿になってもらわないと。できる?

クレス
クレス

ああ! もちろん! 手伝ってもらえれば簡単だ! どうだ?

アルケミー
アルケミー

舞台が変わっても問題なさそうね。次は、あなたの魂と響き合う名前が要る。夢見人… でどう?

夢見人
夢見人

夢見人。気に入ったよ!

関連資料

狼と海賊女王

グウィリム大学歴史学者、ミダラ・サルヴィティカス著

クヴァッチの狼、カロラス・アクィラリオスの活躍のおかげで、海賊女王フォーチュナタ船長が港に航行してきた時には、アンヴィルの守りはほとんど存在しない状態だった。港街に配属された帝国兵士たちが幾度となくクヴァッチの侵略を試みた結果、アンヴィルの兵舎は狼を相手にした敗北続きでほぼ空になっていた。フォーチュナタ船長に忠実な海賊たちはすぐさま街を乗っ取り、彼女は自ら地方総督の地位に就いた。

それで収まっただろう、とカロラス伯爵は見ていたが、海賊女王は次の行動に出ることにした。彼女はゴールドコーストが独立し、シロディールと帝国から解放されて独立した国になったと宣言した。クヴァッチが新しい体制の一部としてアンヴィルに加わるよう彼女が要請すると、伯爵はそれを拒否し、皇帝ヴァレンに忠誠を誓い続けることを望んだ。当時は勝利に確信が持てなかったフォーチュナタは強要しなかった。しかし伯爵による支持の欠如を忘れはしなかった。ソウルバーストが起きてヴァレンが消えた時、彼女は突然孤立したクヴァッチの状況を利用し、より強い態度で要求を迫った。

アンヴィルはクヴァッチに対し、外交と不正な手段の両方でゴールドコーストへ加わるよう強要を始めた。略奪者と山賊団がクヴァッチ周囲の黄金街道沿いに現れ始め、交易を妨害し、旅人を襲った。クヴァッチの精鋭である番人たちが山賊に対処するために派遣されたが、その度に山賊たちはストリッド川へ逃げ延びることができた。そして人数を増やして戻ってくると、攻撃を拡大して遠くの農場まで襲撃し、怖がった避難民は街の保護を求めた。

こうした侵略にもかかわらず、カロラスの忠誠は揺るがず、海賊女王と交渉することを拒否した。激怒したフォーチュナタは、クヴァッチが正式にゴールドコーストに併合されることを発表した。彼女は街を乗っ取るためにアンヴィルの衛兵を派遣した。クヴァッチの伯爵は壁に番人を配置し、侵略者に対抗するために歩兵隊を派遣して対処した。両勢力は宿屋〈ゴットショウ〉近くの黄金街道で対面した。統制が行き届き高度に訓練された歩兵隊は、アンヴィルの寄せ集めの衛兵を粉砕したが、状況は見た目どおりではなかった。それは罠だったのだ。隠れていた海賊の集団がなだれ込み、歩兵隊を取り囲んだ。海賊たちはボロボロの服装で統制も取れていなかったが、その数では兵士たちの6倍と圧倒していた。歩兵隊は壊滅し、それはゴットショウの大虐殺として知られるようになった。

カロラス・アクィラリオスに選択肢は残っていなかった。歩兵隊の助けがなくては、ゴールドコーストへの忠誠を誓うしかなかった。海賊女王とアカトシュ大司教の2人に挟まれる形になった伯爵は、誓いを守ってクヴァッチの街と人々を守ろうと全力を尽くしながらも、自分の力の無さに憤っていた。

アビシアンの海賊

嵐がサラジャ船長の計画に予期せぬ変更をもたらした。彼女は海賊船の裂けた帆と折れたマストを見つめた。つい最近の略奪品が流されただけでなく、風がなくなり修理を終えるまで進めなくなってしまった。

「座礁したも同じですよ」。一等航海士のフルツが険しい顔で言った。

「船がいたら、乗ってる奴らに降りるよう話をつけるさ」と船長はしわがれ声で笑って答えた。「船は動けないがまだ浮いてる。お前は悪いことばかり考えてるな」

「だとしてもずっと… あれは船では?」

サラジャは振り返りニヤリと笑った。「未来の我々の船ってことだ」

フルツは距離を見て思慮深く言った。「そう遠くはない。ボートを降ろしましょう」

すぐに乗組員のカジートたちは船に乗り移る準備を整えた。砂州に錨を降ろしたその船は無傷なようだ。近づきながらサラジャは動きがないか船と空の境を見る。静かなものだ。略奪の機は熟した。

フルツが暗い船体をゆっくりと探りながら登っていく。仲間たちが綱を張り乗船できるよう、こちら側に警備がいたら彼が抑えなければならない。そっと甲板に上がると、フルツは船首と船尾にちらりと目をやった。警備はいない。手すりから身を乗り出して仲間に合図を送る。

次々と海賊たちが乗船し、武器を抜いて音を立てずに歩き回る。静かな船に全員が乗り込んだ。

「遊覧航海には大きすぎますね」とフルツが船長に囁いた。「それに武装の割に静かすぎる」

サラジャは船室の扉を示して頷いた。「あそこに隠れてるんだろう」と囁く。「我が船から降りてもらおうじゃないか」

ときの声を上げてフルツが船室のドアを蹴り破った。爪を出し武器を構えた海賊たちが彼に続くが、10歩も行かずに足を止めた。中は静かで暗い。

「どうなってるんだ?」

「早く! 明かりをくれ!」

海賊の1人がほくちと火打ち石を打つ。ゆっくりとたいまつを掲げると、室内いたるところにある鏡にほのかな明かりが映り込んだ。

「なんてこった! コスリンギだ!」

「コスリンギの死体だ!」

サラジャは壊れた船に戻るよう全員に命じるが、もう手遅れだった。紅き船を見て、生きて戻った者はいない。乗組員たちは見る以上のことをしたのだ。

ゴールドコーストの海賊女王

グウィリム大学歴史学者、ミダラ・サルヴィティカス著

ゴールドコーストは、第二紀576年にヴァレン・アクィラリオスがロングハウス帝レオヴィックに対する反乱を率いて以来、劇的な変化を遂げた。まず、地域の住民はヴァレンの壁を築くために結束した。その件については同名の論文において詳細に考察している。その防衛的境界線によって、ゴールドコーストはコロヴィア台地から遮られ、帝国の報復やその他外部の脅威から守られた。次に、地域は反乱を利用し、シロディールからの独立を宣言した。これら2つの出来事により、ゴールドコーストは他の地域を悩ませる問題から隔離された安全地帯として確立されたが、それによって別の種類の試練が生じることにもなった。

第二紀577年、最後の石が置かれてヴァレンの壁が完成し、帝国海軍が北部と東部で反乱に対処するため留守にしていたちょうどその頃、商人の戦闘艦と海賊船からなる船隊がアンヴィルの港にたどり着いた。各船の上には、血の赤のサーベルで飾られた白い旗がはためいていた。ゴールドコースト貿易会社の海運王、フォーチュナタ・アプドゥガルによって率いられたその船隊は、港を乗っ取り、船乗りと海賊の戦士たちをあっという間に上陸させ、残っていた帝国長官に忠実な軍隊を圧倒した。1日も経過しないうちにフォーチュナタはアンヴィルを支配し、自ら地方総督と名乗り、ゴールドコーストが、アビシアン海からヴァレンの壁にかけて、自由な独立した街になったことを宣言した。

地方総督を自ら宣言したが、仲間と敵の両方からは海賊女王としてよく知られた彼女は、ゴールドコースト貿易会社の高位商人王としての人脈を利用して権力の土台を築いた。海賊に対しては、安全な隠れ家と地域に入ってくる富の一部を分け与えることを引き換えに、援助と支持を求めた。海賊たちは、雇い主の会社よりも常にフォーチュナタに忠実だった商船員とともに、海賊女王がアンヴィルとその周囲の田園地帯を支配し維持するために必要な武器を与えた。

様々な意味で、真実の方が現在アンヴィルの街中で新聞に登場するきわどく風変わりな冒険物語よりも、ずっと信じ難い。こうしたきわどい物語では、一応架空の海賊女帝スサ・アプラグドの手柄が語られており、かなり人気を博している。本物の海賊女王はその物語を許容しており、日頃から積極的に発行を後押ししているほどである。

今では白地に赤いサーベルの旗がアンヴィル城とアンヴィル灯台の上ではためき、海賊女王はアンヴィルを「自由の街」に変えた。いかなる同盟の軍艦もアンヴィル港に近づくことは許可されていない。その代わりに、タムリエル中から来る商船が波止場を埋め尽くし、喜んで積み荷を安値で売買している。かつて高慢で影響力の強かったゴールドコースト貿易会社も、世間体と誰が主導権を握っているかについて争うよりも利益のほうが重要だと判断して、海賊女王の要求を不本意ながら受け入れている。事実上、海賊女王の言うとおりにしているのだ。

海賊女王がアンヴィルの北東に隣接するクヴァッチを狙っていることは、預言者に聞くまでもなく分かることだ。よく知られた彼女による独立宣言の中でも言及されたことである。様々な海賊が次から次へと彼女の旗の下に集まり、恐れをなした貴族からは税金と称した保護料が流れ込んでおり、フォーチュナタの元にはやがてカロラス伯爵、さらにはアルトリウス大司教にさえ対処できる資源が集まるだろう。単に時間の問題である。そして海賊女王はこれまで幾度となく、計画を温めることにかけてはとても辛抱強いところを見せてきた。

あらゆる意味、フォーチュナタはアンヴィルを高圧的に支配している。レッドセイルの海賊たちは私的軍隊のような役割を果たし、襲撃や暴力行為、また命令によっては警察の任務を遂行している。彼女は冷酷無残な独裁者かもしれないが、地域を安定させ、無秩序な混迷を引き起こすことを阻止している。統治者に対し、それ以上のことを求められようか?

ウェルキンド石について

魔術師ギルドの学者フィレンルの、頭脳と献身的な研究からなる記録された知識に関する著述

本書で論じた宇宙地質学的な機器に関するより基本的な情報については、同僚の学者サヴレ・フラスによる「エセリアルのかけら」を参照されたい。

ご承知のように、ウェルキンド石とは膨大かつ未だ解明されていない能力を持つアイレイドの道具である。この石は、大いなる魔術の力の源として一般に高い需要がある。その起源については、石自体がタムリエルに落ちてきたものであることを示唆する記述が数多く存在するという事実以外に語れることはあまりない。この石がどこからどういった目的で来たのか、そもそもアイレイドが発見する以前からこの石に何らかの目的があったのかどうかは分かっていない。だが、この石が地面に落下し、偉大なる魔術師たちの仕事の助けとなったと最初に記録された時から、ずっと使用され続けていることだけは確かだ。

ウェルキンド石の色は青く、偉大なるアイレイドの街には欠かせない素材だった。アイレイド滅亡以来、この石はあらゆる個人的な利益や目的のために集められ、使われてきた。言うまでもないが、これらの石に倫理的な傾向はない。石はどこまで行っても石なのだ。

本書では詳細に述べないある種のウェルキンド石の存在は注目に値する。と言うのは、闇のウェルキンド石について多くのことが知られているものの、未だ謎に包まれている部分も数多くあるからだ。この変異型は、とりわけ純粋に破壊的な類の魔法を蓄えているように思われる。きっかけもなく爆発し、これまでに技術や作品の回収を目的とした遠征でアイレイドの街に踏み込んだ数多くの研究者やトレジャーハンターを死に至らしめてきた。まるでアイレイドが防衛を付加するものとして、闇のウェルキンド石を使っていたかのようである。とても危険なためこの石は遠征隊の間ではよく知られていたが、抑制された状態で研究されたことはない。簡単に言えば、学校や研究所など学問の場に無傷で持ち帰られたことがないということだ。

一方、ウェルキンド石と大ウェルキンド石についてはとても詳細な研究がなされており、その知識の集積は本書でもご覧いただけるだろう。

物語補足

夢見の館のキャンプにいる団員たちと会話しましょう。

グラシオスと会話しましょう。

グラシオス
グラシオス

いらっしゃい、旅の方! くつろいでショーを楽しんでかない? 私はそうするつもりよ!

飲んでいたのか?

グラシオス
グラシオス

決まってるじゃない! これはショーでしょ? それにこうすれば、串刺しになっても分からないわ

ふふ、信じかけたでしょ? 私はちょっとだらしないだけ。喉が落ち着くしね

それが秘訣なのか?

グラシオス
グラシオス

試してみる? そうね、ニュー・ライフで豚の丸焼きにされないうちに言っておくけど、ラッサフェルドの赤ワイン一瓶だけじゃ足りないかもね。サマーセットに来たら、夢見の館を訪ねて。そうしたら教えてあげる

アルケミーについて教えてくれ

グラシオス
グラシオス

面白い人だと思わない? 彼女がいなければ、私は夢見の館に入っていなかった。人に同情しすぎるところがあるから面倒な時もあるけど、あれがないアルケミーなんて想像もつかないわ。あの共感力の強さが彼女らしさなんだと思う。それに、女優としても一流だしね!

同情しすぎるとはどういう意味だ?

グラシオス
グラシオス

本人に聞かれたら怒られるけど、彼女は人助けが大好きなのよ! 一日中舞台の真ん中を独占して喝采を集めているけど、慈善に関しては全然違うの。孤児院で公演した時なんて、彼女は収益を寄付したのよ。こっそりとね

エニグマと会話しましょう。

エニグマ
エニグマ

いらっしゃい、旅人よ。疲れた体を休め、タムリエル最高のショーを楽しんで

ムーンライトと会話しましょう。

ムーンライト
ムーンライト

ダンスはいかがかな? リードしてもいいし、ステップを追ってもいい、見て拍手するだけでもいい! 好きに楽しめばいいんだ!

ボンバストと会話しましょう。

ボンバスト
ボンバスト

下がっていてくれ! 俺の芸は激アツだぞ!

後日談

夢見の館

クレスをオブリビオンに送り返した場合

夢見の館のキャンプにいる、アルケミーと会話しましょう。

アルケミー
アルケミー

クレスの物語は終わりを迎えたわ。少しほろ苦い結末だったけど。この物語から、何を受け取るべきでしょうね。デイドラと人の在り方、運命と目的の意義… 示唆に富んだ出来事だったわ

この物語から新しい着想を得られそう。ええ、間違いないわ

これからどうする、アルケミー?

アルケミー
アルケミー

旅を続ける予定だったけど、うちの一座はこの街のためにショーを披露してない。だからあと数日はファーマーズヌークに残ろうと思うの。ここの人々は恐ろしい経験をしたわ。少しくらいは元気づけてあげたいのよ

彼らは見に来てくれるだろうか?

アルケミー
アルケミー

それはあの人たち次第ね。わたしたちは自分たちにできることをするだけ。理想の物語を体験した後に続くのは大変だけど、夢見の館は難しい客から逃げたことはないわ

クレスはまたやると思うか?

アルケミー
アルケミー

そう願ってるわ。演者が最初のオーディションで理想の役を取れることなんて滅多にない。でも候補者は、そんなことで諦めないわ。クレスがこのリハーサルで何か学んだなら、また挑戦してくれると思う。先のことなんてわからないけどね

クレスを夢見の館に招待した場合

夢見の館のキャンプに行くと、アルケミーと夢見人がいます。

夢見人と会話しましょう。

夢見人
夢見人

久しぶりだね。…ああ、そうか。そのぼんやりした目で思い出したよ。お前はこの顔に見覚えがなかったか、この陶器の顔に

それは… いや待て、アルケミーが言っていた。誰も昔の私を知らないと。私は夢見人。役者になる!

お前は…

夢見人
夢見人

クで始まる誰かかって? そうだ! アルケミーがこの… 衣装選びを手伝ってくれた。どうだ? この仮面はとてもいい。しかし、顔を作るというのは難しいな。私が言いたいのは、表現のことだ。演技というか…

新しい生活は気に入っているようだな

夢見人
夢見人

素晴らしいよ。怖くもある。私は… 自分だ。誰も特定の振る舞いを求めない。ただ自身でいられる。誰かに自分のことを聞かれたら、作り話をすれば笑ってくれる! アルケミーだけは別だ。彼女はいつも、両手を顔に埋めるんだ

夢見の館でうまくいくことを願っている

夢見人
夢見人

ありがとう! 早く公演を見てみたいよ。アルケミーは絶対に試してみるべきだと言う。試すことが色々ある。待ちきれないよ!

アルケミーと会話しましょう。

アルケミー
アルケミー

ようやく、ファーマーズヌークを取り巻く奇妙な陰謀も終わりを迎えつつあるわね。でも最良の物語は、終わることで新たなる数多くの物語を生み出すものよ

わたしたちの新たな候補者を紹介しましょうか。再紹介と言うべきかしらね?

これからどうする、アルケミー?

アルケミー
アルケミー

旅を続ける予定だったけど、うちの一座はこの街のためにショーを披露してない。だからあと数日はファーマーズヌークに残ろうと思うの。ここの人々は恐ろしい経験をしたわ。少しくらいは元気づけてあげたいのよ

彼らは見に来てくれるだろうか?

アルケミー
アルケミー

それはあの人たち次第ね。わたしたちは自分たちにできることをするだけ。理想の物語を体験した後に続くのは大変だけど、夢見の館は難しい客から逃げたことはないわ

クレスは夢見の館で幸せになれると思うか?

アルケミー
アルケミー

夢見の館は、数多くの人生を演じ、世界を旅し、咎められることなく好きな仮面を被れる場所よ。クレスが夢を現実に変えるのに、これ以上の場所は考えられないわ。文字どおり、現実へと変えるわけじゃないけどね

ファーマーズヌークの村人たち

ファーマーズヌークにいる村人たちと会話しましょう。

ヘセフ・ペリックと会話しましょう。

ヘセフ・ペリック
ヘセフ・ペリック

また会えてよかった。助けてもらった礼を言えないままになるんじゃないかと不安だったよ。シレは帰ってきて、家には活気が戻った。街全体に活気が戻ったんだ。すごいことだ!

祝いのショーもあるらしいぞ

お前と妹は大丈夫か?

ヘセフ・ペリック
ヘセフ・ペリック

ああ、大丈夫だと思う。昔に戻ったみたいだ。両親から家を譲り受けた後の頃にな。とにかく安心したよ。シレが何のために生きているのかわからなくなってたことに、俺は気づいてなかった。これからは、自分たちのために生きられるようにしようと思う

うまくいくよう努めるよ。力を合わせてな

シレ・ペリックと会話しましょう。

シレ・ペリック
シレ・ペリック

あんな風になった兄さんを見て心が痛んだわ。兄さんの顔、希望と恐怖に歪んでた。私が本当に私か心配だったんだと思う。私の手をようやく取ったとき、震えて泣いちゃって… 兄さんがあんな風に泣くのを見るのは、子供の時以来よ

ひどく傷つけてしまったわ…

最近の仲はどうだ?

シレ・ペリック
シレ・ペリック

よくなったわ。兄さんは私が本物なのかを疑いの目で見るのをやめたしね。あの時に私が思ってたこと、何もかも話したわ。縁を切られることも覚悟してたけど、兄さんはただ、私が兄さんを信じて、すべてを話したことを喜んでくれた

ファーマーズヌークに残るのか?

シレ・ペリック
シレ・ペリック

私たち、旅行の計画を立てたの。次の収穫が終わった後でだけどね。でも、ここに帰ってくるつもり。ここはそんなに悪くない所だもの。ただ… 私には農場以外の何かも必要なの

レヤウィンの人々に会ってみたい。新しい人に出会うのはいいことだと思う。人を雇ってもいいし… 結婚相手を探してみるのもいいかも!

マエッレ・ファヴラウドと会話しましょう。

マエッレ・ファヴラウド
マエッレ・ファヴラウド

あの子には本当に悩まされるけど、かけがえのない存在なんだ。見つけてくれてありがとう

また逃げ出さないように気をつける。もちろん、閉じ込めたりはしないよ、当然さ!

え? どういうことだ?

マエッレ・ファヴラウド
マエッレ・ファヴラウド

今回の事件はあの子だけじゃなく私の責任でもあるんだ。私はあの子に厳しすぎた。自立させるのを恐れてたんだ。あの子の歳ぐらいの頃、自分がどう感じていたかをようやく思い出したよ。大人の都合を押し付けられるのは、いい気分じゃなかった

あの子の主体性を支えてあげる時が来たんだろうね

彼女が海賊になってもいいのか?

マエッレ・ファヴラウド
マエッレ・ファヴラウド

まさか! そこまでは言わないよ! …でも、あの子が海を知りたいなら、私が教えてもいい。本物の塩をたっぷり味わって泣き言を言っても、耳を貸すつもりはないけどね

それでも諦めないなら、いい海賊になれるかもしれないね

アニス・ファヴラウドと会話しましょう。

アニス・ファヴラウド
アニス・ファヴラウド

戻ってきたのね。お礼を言えずじまいだった。その… 助けてくれたこと、感謝してる。ママは少しずつ私の話を聞いてくれるようになったわ。航海について本当のことも教えてくれることになったの。すごいでしょ?

ついに仲良くなれたようだな

アニス・ファヴラウド
アニス・ファヴラウド

ええ、そうなの。よかったわ

いずれ自分の船を手に入れたら、母さんを一等航海士にしてあげたいな!

ブラドン・ダヴォーと会話しましょう。

ブラドン・ダヴォー
ブラドン・ダヴォー

まあ、イグムンドは戻ったよ。最高に不機嫌でな。まあ、あいつが文句を垂れるのが恋しかったところさ。それを除けば平穏だよ

仲良くやっているのか?

ブラドン・ダヴォー
ブラドン・ダヴォー

仲良くってのがどういう状態をさすかはわからんが、兄弟らしくやってるよ。喧嘩はするし悪口だって言う、時には怒鳴ったりもするさ。でも血を分けた兄弟なんだ。しかし、あの間抜けのために何週間も心配して過ごしたとは、今思えば馬鹿みたいだな

だが、あいつが焚火で燃やされるのはもう二度と見たくないよ。今度は暖炉のそばに樽でも作るかな

彼はファーマーズヌークに残ると思うか?

ブラドン・ダヴォー
ブラドン・ダヴォー

ふん。あの馬鹿が他のところで生きられるかね。あいつは夢こそでかいが志は低いのさ

真面目に仕事をやったら、客の余興にもなるし、リュートを買ってやると言ったんだ。それで有名になれるとでも考えて、しばらくは頑張るだろうさ

イグムンド・ダヴォーと会話しましょう。

イグムンド・ダヴォー
イグムンド・ダヴォー

安い給料で床掃除して皿を洗う生活に戻らなきゃならんのか。ったく、輝かしい人生だよ

夢を失ったことでまだ腹を立てているか?

イグムンド・ダヴォー
イグムンド・ダヴォー

全面的に感謝はできないね。でも、過ぎたことは仕方ない

夢の中とはいえ、あれだけのゴールドに囲まれたのはよかったよ。現実でも金持ちになれるよう、何かしなきゃって思うようになったからな

計画を聞かせてくれ

イグムンド・ダヴォー
イグムンド・ダヴォー

真面目に雑用を続ければリュートをくれるって、ブラドンが約束してくれたんだ。少し練習すりゃ、旅人の目に留まるはずだ。人々が俺の演奏を見に来るようになったら、路上で演奏したっていい。エルフみたいにな! な、いい考えだろ?

ジャーホウズと会話しましょう。

ジャーホウズ
ジャーホウズ

無事で何よりだ。俺たちは失ったものについて思いを馳せてるところだ。よければ加わるといい

バグテイルの様子はどうだ?

ジャーホウズ
ジャーホウズ

耐えてるよ。ユーラクシア女王の支配下にあった時と同様にな。俺たちはどちらも生き残る術を知ってるが、バグテイルは初めて欲望を味わったんだ。スイートロールを奪い取られて、あいつは傷ついてる

彼はよくなるだろうか?

ジャーホウズ
ジャーホウズ

この世界にもまだまだ甘いものはあるさ。あいつはそれを探せばいいんだ。それなら俺にも手伝えるしな。俺はパン屋じゃないが、砂漠の奴隷だったんだぞ。オーブンの熱なんて屁でもない。これからはデザートの奴隷になってやるさ。なんてな!

バグテイルと会話しましょう。

バグテイル
バグテイル

バグテイルはお前を許してない。覚えておけ。だがこの者は、理由を理解してもいる。もしかしたら、いつの日か和解できるかもしれない

だが今は、バグテイルを悲しませておいてくれ。ああ、スイートロール…

ブラックウッドの英雄

当クエストを完了すると、「ブラックウッドの英雄」にアルケミーと夢見人が登場します。
※夢見人の登場は、クレスを夢見の館に招待した場合のみ

メモ

  • アルケミーはサマーセットの関連クエストを完了していると会話の差分があります。※未収録
  • 夢見の館のキャンプにいるエニグマは、サマーセットの関連クエストを完了していると会話の差分があります。※未収録
  • ウェアシャーク船長のサーガの1巻は現時点で確認されていません。
    4巻から7巻はゴールドコーストにあります。

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