書籍

取引

隅々までしっかりと読み、絶対にやり方を間違えるな。ここに書かれている手順に従わなければ、お前の安全と帰還は保証できない。お前がここに来て、要求したということを忘れるな。

予定の夜に出発する前に、子羊の皮で作られた巻物にお前の嘆願を書き込め。子羊の皮でできたものでなければ駄目だ。自分がまともだという自信があるなら、嘆願書は短くまとめて、再審問される隙を与えないようにしろ。彼はお前が書いた言葉を利用して、お前を非難する機会を虎視眈々と狙っている。

メモ: 嘆願書を書くときは、私が貸した木炭を使用すること。その木炭は、アルビノの鹿を調理しようとしていた片足のリザードマンが使っていた火の中から手に入れたものだ。よほど運が良くなければもう手に入らない。

王や儀式や塔の印の下、任意の月の3番目の夜に、書いた嘆願書と生贄を持って石の輪に近づけ。言葉を発すればお前の嘆願は聞き入れられない。だから1人でそこにいき、絶対に口を開くな。

雲が月を覆い隠したら、そこにあるクレストストーンを探せ。印によって形は違う。月明かりのないところで光を発しているから見分けが付くはずだ。そうしたら嘆願書を石の前に置いて、巻物の上に生贄を乗せろ。

次が重要で面倒だ、だから実行する前に練習しておけ。石の前の巻物に生贄を置いたら、石に印を描け(忘れるな、媒介として使用できるのは豚の血だけだ)。印は月が再び現れる前に描き終わらなければならない。印を描いたら、立ち上がり、待機しろ。

嘆願が聞き入れられれば、すぐに彼が現れるはずだ。月が再び現れる前に彼が石の中から駆けつけてこなかったら、お前の試みは失敗したということだ。再び嘆願するには、次の月の3番目の夜が訪れるまで待ち、新たな生贄を捧げなければならない。

それから、すでに頭に浮かんでいるだろうから言っておくが、生贄を再利用するな! 見られているぞ。彼でも怒ることはある。機嫌を損ねるような真似はするな。

最後に、嘆願する夜のことだが、紫色のものは身につけるな。日によって、彼の目にはその色が攻撃的に映ることも魅力的に映ることもある。それに彼がどう反応するのかは事前に分からない。なぜこんな話をするのかというと、どちらの反応を目の当たりにするにしても、楽しめるようなものではないからだ。

以上だ。最悪の事態になれば、今後500年間巨大なチーズの輪の中で転げ回ることになるか、長いすのクッションとして過ごすことになるだろう。しっかりと警告しておいたからな。二度と会わずに済むことを祈っている。

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