ヴィベク著 第七説話 ネレヴァルのキャラバンが当時のヴェロス、現在のアルマレクシアの首都へ向かっていると、オブリビオンから地鳴りがした。スキャンプの中の公爵が災厄の神と出くわし、一つ一つ扉の前で敬意を払っていると、メエルーンズ・デイゴンの執事長と会った。 スキャンプの公爵はこう言った。「私は汚れた水と炎の王、デイゴン卿の命で来た。七つの軍団の旗を持って来た」 執事長の頭は汚れた水と炎の球体だった。彼は深く頭を下げ、スキャンプの公爵の頭を取り込んだ。 彼は最初の旗を見た。二回以上は死ねる恐ろしい戦士の軍団を指揮するものだった。 二つ目の旗を見た。羽の生えた牛と、それに乗る色の皇帝の軍団を指揮するものだった。 三つ目の旗を見た。逆になったゴルゴン、つまり鱗が人の顔になった大蛇の軍団を指揮するものだった。 四つ目の旗を見た。裏切られた恋人たちの軍団を指揮するものだった。 五つ目の旗を見た。犠牲者に飛び乗らんとする傷の軍団を指揮するものだった。 六つ目の旗を見た。小さい惑星の軍団を指揮するものだった。 七つ目の旗を見た。鎧を着た勝利の一手の軍団を指揮するものだった。 これに対して執事長はこう言った。「クウッタ公爵、あなたの軍団は強いがネレヴァルや三位一体を破壊するには足りない。ホーテーターが妻に使う知恵を見習いなさい」 そして彼らは中界を覗き込み、これを見た: 赤き戦争とキチンの男たちの 無数の雷の中で蒸発し 運命が彼を 我々のやり方から遠ざける 我々が欲した熱 忘れられていないと願う熱 そこで運命が 距離を覆う 黄金の東で戦争と修復ではなく それを見たことに喜ぶ 忘れられた裂け目 ホーテーターの呪い そしてあと二つが彼の手に そしてスキャンプの公爵はホーテーターの掌を見た。その上に乗る卵には力強い言葉が書かれていた: ガルトク・パドメ・ガルトク・パドメ。 言葉の終わりはアルムシヴィである。
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