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書籍

アラヴェリス鉱山の調査

ギルドマスター・ピュヴォル、

アラヴェリスからご挨拶を申し上げます。村の地下にある碧水晶鉱山の調査を完了いたしました。今回、この事業への投資はお勧めできません。枯渇には程遠い状態ですが、残された鉱床は商品として通用しません。大量の鉱石を得るために必要な労力と費用はあまりに大きく、特にヴァーデンフェルのより大規模で生産効率のいい鉱山との競争を考えると、現実的ではありません。

成功の見込みがありそうな事業の可能性は2つあります。まず、大型の水晶を装飾用として採掘できるかもしれません。この鉱山の上部を通っているクジャク石の鉱脈層は、溶かして金属様の碧水晶にするには役立ちませんが、とてもきらびやかです。アラヴェリスのクジャク石は武器や防具へ使うには脆すぎるとしても、建築素材の石にする程度の質は間違いなくあります。

次に、私は鉱石の中に特別なアルケインの共鳴があることに気づきました。適切な利害関心(あるいは風変りな趣味)を持つ魔術師なら、ここにあるものに大金を払うかもしれません。しかし、そんな客がどれくらいの数いるものでしょう?

手短に言えば、アラヴェリス鉱山は確かにはした金で購入できます。しかしここを黒字に変えることはできないでしょう。大きなクジャク石の水晶を、ただの水晶として欲しがるような客が見つからない限り、投資する理由はありません。

私は数日間滞在してからサイレン・ヴァルゲイトに戻る予定です。宿屋は快適ですし、ここにいる間、近くの地方を探検しようかと思っています。

敬具、
調査員テニス・ヴァション

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