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書籍

失われた自然の霊魂

病んだ自然の霊魂の治療、隔離、再生に関するアークドルイド・メリエの記述

我々は自らの身を守るため、三つの不安定な霊魂に結界を用意した。結界へのアクセスは失われた自然の霊魂を再生するための訓練を受けた、ストーンロアのドルイドに限られる。

霊魂の苦痛で私の心も悲鳴を上げている。我々は霊魂と深く結びついており、彼らの領域の力に敬意を払っている。このように自らの聖域を奪われ、自然を守護するために生み出されたにもかかわらず、自然との結びつきを奪われた霊魂たち… その苦痛は、我々も味わう。

スカルデッドルーツ

元々はワイルドフラワー森の霊魂だったが、スプリガンの姿となって荒れ狂う野火の道に立ちはだかった。力は尽くしたものの森は焼けてしまい、この霊魂はスプリガンの姿に閉じ込められてしまった。

今、この霊魂は炎と嵐の白昼夢の中を生きている。いずれは霊魂の嘆きの熱を鎮め、焼け焦げた根を冷たい水に浸したいが、今のところこの霊魂は近寄る者を相手構わず攻撃する。調理のための火を起こす時は注意せよ。この霊魂の秘密の領域は、スカルデッドルーツの悪夢の記憶にある炎に接近しているからだ。

ルテア

かつては地下深くの川のネレイドだったルテアは、頭上の世界にいる定命の者とはほぼかかわりを持たなかった。ルテアは失われた自然の霊魂の中で最も古く、定命の者の血管を流れる血の歌を聞いて、解放しようとしている。血を抜けば定命の者が永久に動かなくなることを、彼女が知っているのかどうかは定かではない。

当初、彼女をなだめるため洞窟内に水たまりを作ろうとしたが、川のネレイドにとって水たまりでは不足すぎるようだ。現在は彼女が故郷と呼べる川を作れるようになるまで、支援の試みはすべて停止することになっている。その時が来るまで、ディープルートに水を輸送する際は注意せよ。

ジョドロ

失われた自然の霊魂の中で最も新しいのは、ジョドロという愛称で呼ばれる大地のインドリクである。モーナードの伐採によって破壊された森に住んでいた。潮風の道にいる時が最も落ち着くようだが、ジョドロは毛皮がウッドワームに汚染されたかのように振る舞う。ジョドロは容易に気を許さず、出会うドルイドを無差別に突き刺そうとする。それでも、ジョドロには他の霊魂よりも見込みがあると思う。十分な時間が経てばジョドロの森は再生するかもしれないし、自然に備わった厳しい状況でも栄える力のおかげで、我々による再生の試みも不要になるかもしれない。とはいえ、潮風の道を歩く時は道を外れないようにしたほうが賢明だろう。

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