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スフィンクスモス山賊の頭目のメモ

新しい集団は徹底的に忠実だということがわかった。このことがいかにありがたいか、言葉では表せないくらいだ。反逆したり、危険を感じた瞬間逃げ出したりしない忠実な新人を見つけるのは、近頃では難しいからな。

仕事の拠点として完璧な場所を見つけた。スフィンクスモス砦の遺跡だ。部下たちの1人がこの地区で育った奴で、そいつは昔、友達と一緒にこの地域の洞窟をいくつか探検していたそうだ。4日間の捜索の後、俺たちは地下洞窟の大きな連絡網を発見した。これは上等な新しい家になるだろう。

我々ならず者たちの小さな集団の名前を変えることを決めた。もう我々はぬかるみで仕事をするわけではないのだから、ぬかるみ山賊団という名は合わないだろう。それに俺はぬかるみが気に入ってたわけじゃない… ならず者の一団というよりは、ゴブリンの部族みたいじゃないか。これから俺たちはスフィンクスモス山賊団と名乗ろう。こっちのほうがずっと響きがいいぞ!

我々の地下の住まいを守るため、部下たちに古い罠を新しくするよう命じた。この場所には普通のやつも魔法のものも含めて、古い罠がたくさんあることを発見したのだ。魔法について一番詳しいオクタヴィアが、罠の中でも特に変わったやつをいじって、何とかしてもう一度動くようにできないかどうか試しているところだ。

遺跡の奥深くで古代の貯蔵所を発見した。残念ながら誰かがずっと前に中身を持っていってしまったようだが、俺の私的な宝物をしまっておくには理想的な場所になるだろう。

マーラの聖堂を襲うという、ストーンファイア教団と結んだ取引は、我々にとてつもない富をもたらしてくれるだろう。あいつらがマーラの聖杯をどうするつもりなのかわからんが、それはどうでもいいことだ。俺にわかることは、それが俺を夢にも思わなかったほどの大金持ちにしてくれるってことだけだ。

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