嘲りの死霊術信奉者著
メファーラ! 網の紡ぎ手! 秘法の師! 殺人の8つの影の女王! 他の者が我らを支配しようとも、夜の底で我らはあなたの囁きを聞き続ける!
そして我らは忘れない。
あなたはオブリビオンで、あなたの秘密と、あなたのごまかしと見せ掛けの網に絡まった全ての秘密を守り続ける。スパイラル・スケインはあなたの領域であり、そしてニルンのように、その中心は塔である。真実の名は口に出すのも恐ろしいメファーラ、あなたの柱の宮殿だ。
柱の周囲に巻きつけた、まるで輪止めのような、8房の枷糸。それぞれに空間があり、そしてそこには、それぞれの罪がある。
1つ目は柱礎と台座の洞窟。それは偽り。彼らは空を支えているかのように装っている。中でも、空は1番大きな偽りだ。
2つ目は嫉妬の部屋。押し込まれ、閉じ込められた自らと、その上方にある洞窟を比べる。そして、それ故に彼らは洞窟を憎む。
3つ目は魅惑的で情欲的なほら穴。彼らの壁と天井は愛の歌を歌う百万の星のように輝く。けれど、輝く光は蛆であり、彼らの歌は腐敗の歌だ。
4つ目は恐ろしき地下道。永遠の暗闇。そして、闇があるところにはいつも、恐怖が存在する。
5つ目は、正当が不当で、不当が正当である広間。信じることはどれも皆、裏切ること。
6つ目は殺人の闘技場。裏切りはいつでも殺人を呼び起こす。
7つ目は貪欲と食欲のアーケード。ここにあるものはすべて、定命の者が他者を殺めてでも、死を賭してでも欲するもの。
8つ目は激情の燃え立つ枷糸。全ての定命の者に死が訪れるように、全ての宝物はまやかしとなる。
これがスパイラル・スケイン。塔が1つ。房が8つ。その教えは永遠だ。
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