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書籍

平和を求める主の儀式

リランドリルのアリタンウェ著

一部のエルフの中には、原初のステンダールが人間の擁護者であるという理由から崇拝したがらない者がいる。アルドマーの子供達が尊敬するに値しないというわけだ。だが、もしこのような狭量な人々がステンダールの慈愛に対して魂を解放したとしたら、ステンダールの愛はすべての定命の者を慈しみ、守っていると気付くだろう。その中でもこのとりわけ恵まれない者たちですら慈愛を受けているのだ。

それ故に、平和を求めるマスターの一派である我々は、ステンダールの光の魔法を治癒の呪文に変えようと務めている。それはすべての定命の者だけでなく、獣の姿をした人々にさえ使うことができる。我々の儀式による回復の効力は、すべての種族に対して平等に発揮される。また、いかなる血筋の者でも、いかに卑しい身分の者でも、この魔法の使い方を学ぼうという意志と知恵を持った者であれば、使うことができる。

ステンダールがその限りのない慈愛において、すべての定命の者に彼の魔法の恵みを使うことができる能力を授けたことで、我々、平和を求めるマスターはその名にかけて、ニルンのすべての人々にこの呪文の知識を惜しげなく広める使命を感じている。我々の最大の目的は、いかなる文化を持つ人々であろうと、当たり前に快適な生活ができるように暮らしを改善していくことなのだ。

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