書籍

韻と鐘

編訳 チャク・シュシュ

卵の番人の子守歌(作者不明)

小さなスティシル、小さなスティシル
樹液を飲み干して
小さなスティシル、小さなスティシル
さあお昼寝をして

小さなスティシル、小さなスティシル
殻の中で眠りましょう
小さなスティシル、小さなスティシル
世話をしてあげましょう

小さなスティシル、小さなスティシル
そっと寝返りをうって
小さなスティシル、小さなスティシル
固くしっかりと育って

ヒスト賛歌(作者不明)

我らが生まれた根の中に
あなたの樹液を浴び、姿を形作り
我らはここに集い、あなたの賛美を歌う
あなたが育みしものへ感謝を捧げる

風が鐘を優しく撫でて鳴らす
泥が全ての苦しみを貫いて固く抱きしめる
雨が黄金の陽光を越えて根に辿り着く
太陽が命ある間、葉に口づける

全ての小枝と大枝を祝福しよう
その下で我らは誓いを立てよう
繊細な樹皮と花を祝福しよう
祝福されしあなたを、我らのヒストと呼ぼう

童謡 ミンメ著

チリン、チリン、虚ろな鐘
韻に合わせて鳴るね
愛し子のいる巣に思いを寄せる
勝ち得た眠りに落ちる

あなたは容易に揺らいで踊る
夜の優しいそよ風に乗る
怠惰な流れの思いが起こる
喜ばしい夢に渡る

チリン、チリン、虚ろな鐘
韻に合わせて鳴るね
夜の霧の中を率いる
ヒストの根に帰る

番人の根 チャク・シュシュ著

あなたの腕の下で
抱かれて横たわる
朝露にしっとりと湿って
過ごした時間がもつれ合う

太陽の口づけを浴びて
湿気を帯びた空気のように熱くて
息は霧のように吐き出され
熱気が耐えられなくなるまで

私は鱗を濡らし、泥で整える
優しい大枝が影を作る
愛しい根の中で、私は血を冷ます
まどろみ始める

あなたはそっと子守歌を歌う
そよ風の中の鐘の歌を
心の目にあなたの種を植える
そして与える木々の夢を

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