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書籍

リーチ忠誠派の手紙

今、私はリーチの忠実な仲間に語り掛ける。

メシラと魔術結社が我々に接近してきた時、我々はそれを神々からの啓示だと考えた。我々は捧げ物として自らの血を流してきたのだから、当然の救済と考えた。報復の機会が目前にあると考えた。

今、これは誤りだったと皆に告げよう。アイスリーチクランは道を見失った。もう古き神々に仕えることはなく、自らを永遠に吸血鬼の王と彼のグレイホストの奴隷にしてしまったのだ。

メシラは甘い言葉で、グレイホストに加われば土地を取り戻せると我々に約束した。だが、圧制者を圧制者に変えたところで何になる? カースの地が我々の土地になることはない。ノルドは自分たちがしたことを知っている。彼らが耕す土地に、我々の血が流れていることを知っているのだ。

だが、吸血鬼が故郷の空を支配する時、再び取り返せることは決してない。

この伝言をクランの他の者たちに回してくれ。まだ手遅れではない。我々は抵抗できる。カースの血のために。真の神々に対する誓いのために。先人と故郷のために。

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