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書籍

次元の探求 第14巻: ダークリーブの司祭

ハルコート・マルコット著

注意して聞くがいい。私は敵について語ろう。あまりに怒りと憎悪に満ち、熟練の探検家であっても全力で避けるよう忠告せざるを得ない者たちだ。この巻では、アポクリファのダークリーブの司祭を扱う。

要約

これまでの巻では、私たちはアービスの無数の次元で見られる、様々な動植物を懐柔する方法を記述してきた。スキャンプに生肉を放るのと違って、ダークリーブの司祭たち(以下ダークリーブと記す)の注意を逸らす簡単な方法はない。いったん知覚されてしまったら、戦うか逃げる以外の選択肢は存在しない。幸運なことに、ダークリーブは武器と呼べるほどのものを持っていない。彼らは純粋に、感情に駆られた暴力で攻撃してくる。

私たちはダークリーブを可能な限り避けることを勧める。それが無理ならば遠くから攻撃しよう。

歴史

ダークリーブに彼らの起源を直接尋ねることは明らかに不可能なため、アポクリファの他の住民に答えを探すしかない。知識に捧げられた領域にしては、このドレモラのクランに関する情報を有する者を探すのはかなり大変だった。結局、私たちは最も信頼できる情報源に頼った。ファーグレイブのマダム・ウィムである。

透明性のために言っておくと、私たちはダークリーブについての詳細を知るためマダム・ウィムに報酬を払った。別の悪名高いドレモラのクランについて、私たちが移動中に知った秘密を提供したのである。それと交換に、彼女は赤く薄いキチン製の、デイドラの文書が刻み込まれた石板を渡してくれた。

この石板から、私たちはダークリーブが存在のあらゆる部分を目録化しようとしていることを知った。酷くささいなことから、とても古い物事まですべてを。彼らはすべての椅子やスプーン、オーブ、デイドラについての文字化された記録を欲している。彼らはハルメアス・モラのために倦むことなく働くが、彼らの情熱は奉仕を越えた執着を示している。

この目的への献身により、ダークリーブは書かれた作品を暴力的なまでに大切にするよう導かれた。彼らは使命の巨大さにより歪められ、狂信的で危険な不寛容さを見せるようになったのではないだろうか。

環境

通常なら、次元の探検家はアポクリファの知識の貯蔵所内部にダークリーブがいることを想定すべきである。こうした場所は当然そこら中にあるが、より大型の施設に入る際はさらなる注意を払うべきである。そうした場所にはかなりの数のダークリーブが集まっているからだ。

特に、貪欲沼にある秘密の広場に入る時は油断しないことだ。広場は外部の者が文書や秘密を交換できる、情報取引の場として機能している。この実践はダークリーブを引き寄せる。特別な知識が日々届けられるからである。

生存の秘訣

ダークリーブと会話を試みないこと。存在に気づかれてしまうと、その時点ですでに危険だ。

賄賂を試みないこと。本を相手に向かって放っても、彼らは注意を逸らさない。

ダークリーブは特別注意深いようには見えない。気づかれないよう通りすぎるのが最善だろう。

遠くからダークリーブを観察するのは面白く、知的にも充実した経験になりうる。彼らのほうでもあなたを観察していない場合に限るが。

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