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書籍

オシュグラの破壊の日記

南中の月4日

他の生徒は全員、すでにファイアボールの魔法をかけている。けれど私は簡単な雷撃すらうまくできない! 母さんは正しかった。オークは魔法に向いていないのだ。もし私が恥をかいても構わないと思えるなら、今すぐ荷物をまとめて故郷に帰るだろう。私は一生鉱山で働くのがお似合いなのだ。他の見習いたちは絶えず私を笑っている。今までで最悪の考えが浮かぶ。オークはソーサラーになれるはずがない!

南中の月8日

マスター・ダンテーンがここに残るように私を説得した。読むべき本を教えてくれ、知識とは霊感のようなものなのだと言った。本を読むことが役に立つのか分からない。でもマスターは信じなさいと言った。教えてもらった本はすごく難しい。「感情的マジカの応答の理論」や「意志的干渉の要因」といった事柄についての本だ。1つは「ガズギク」の伝記だ。彼の名前は聞いたことがないけど、多分彼はオークのソーサラーだと思う。「鈍いオークに魔法を教える方法」なんてどうかな? そんなものがあれば私が読むのに。

収穫の月15日

やった! 今日は、あの思い上がったブレトンの女生徒の髪の毛を燃やしてやった。それに小さな稲妻の魔法もできた。標的に当てることもできた! 信じられない。この本はまさに私に必要なものだった。すごく難しく見えたけど、結局自分の頭を整理し、神経質にならないようにするということだった。それにガズギグ! 彼も私と同じだったと分かった。彼は何年間も魔法をかけられなかった。でもやがて村1つを破壊できたのだ! それって最高だ!

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