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ウーデグの日記—立ち入り禁止!

ロスガーに戻りオルシニウムの支配層に食い込むために必要な力を、私は間もなく得るだろう。神秘の儀式の完成に必要な要素をすべて備えた洞窟を見つけるために、想像を絶するほどの時間と移動距離を費やしてきた。そしてハイタイド洞穴を見つけた。私の多大なる要求に十分すぎるくらい応えてくれる場所だ! そこを流れゆく溶岩だけでも、私の旅を価値あるものにしてくれた。

もちろん、シャドウシルクのゴブリン達を従わせてタムリエルを半分横断させるには、相当な時間と労力を要した。彼らのリーダーを2名殺し、呪術師を嫌になるほど殴りつけて、ようやく部族の長としての地位を確保した。彼らはあくまでもゴブリンだが、簡単な命令なら理解して実行できるようになった。

クモの件はもちろん不測の事態だった。私が理解しているショークに関しては、溶岩の近くに集まる傾向があることを知っていたから準備ができていたが… しかしクモとは。あんなものがなぜこの洞窟に入ってきたのか、さっぱり分からない! モーロッチか、または忌々しくておせっかいなどこかのクズが、私に新たな試練を投げつけてきたわけだ。だがその試練を喜んで受け入れよう。儀式の準備は完了している。いつ始めるかはこちらの思惑次第だ。

間もなく、もう間もなく私はクログ王ですら想像できなかったような力を手に入れる! 忠実かつ愚かな私のゴブリン達の群れ(あるいはその死体)がもうしばらくクモを食い止めてくれれば、何の問題もない。

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