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書籍

ソアト・レプリカヌムに関するメモ

ソアト・レプリカヌムに関するメモ

マルケスト用に保管されたもの。彼の日記へ完全に複製されるまで整理しないこと。

自分用メモ。確固たる事実に基づかない仮説を記録する場合、整理者をこの本に近づけさせないこと。整理者はテルヴァンニ以上に他人の粗探しへ熱心で、「仮のもので、間違っている可能性もある」という定命の者の考えを一切受け入れない。彼らの嘲弄にさらされる危険を冒す必要はない。

ソアト・レプリカヌムは肉体を持つ獣ではない。彼女は生きたインクだ。魔術と言葉の存在だ。

ソアト・レプリカヌムはページからページへ移動し、本自体を通じて保管庫の蔵書の各セクションを渡り歩くことができる。

ソアト・レプリカヌムは他のインクの獣を生み出せる。それは現在マリグラフィと呼ばれており、原典となった本に強く影響を受けた人物として現れる。現在、マリグラフィはソアトが(召喚呪文のように)別個の存在として出現させているのか、ソアトと精神を共有する分身なのかは不明である。さらなる調査が必要だろう。

ソアト・レプリカヌムは単一の存在ではない。彼女はマリグラフィを生み出すのと同じプロセスによって、自分自身のレプリカを作り出すことができる。現在保管庫にいるレプリカヌムの数は判明していない。

ソアト・レプリカヌムが作るマリグラフィ全てが敵対的とは限らない。現在この点を説明するものはない。マリグラフィを隠蔽するための方法か? 一部のマリグラフィを無害、あるいは友好的に見せかけることで、ソアトは果てしなき保管庫内部の自分の魔術を隠そうとしているのか?

まだ判明していないこと
- ソアト・レプリカヌムが果てしなき保管庫を侵略する意図あるいは目的。彼女は時々、何かを探していると口にするが、何を探しているのかを明かしていない。
- ソアト・レプリカヌムの起源。彼女はいかにして果てしなき保管庫に現れたのか?

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