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書籍

シャンブルズ観光案内に関するメモ

ボス・ケゾ著

いいか、シャンブルズ観光案内とかいうのは全くの嘘っぱちだ! ディラマーがスケイン・ロウより西の路地について知っているはずがない! シャエルメタの巣に入り込んで、ペットの蜘蛛どもに喰われていないならな。あのパンフレットの目的は、定命の者たちを主要な地区から離れさせ、デイドラの主人を喜ばせることだ。シャンブルズについて、本当の話をさせてくれ。

まずスケイン・ロウの蜘蛛の悪魔どもや、エンジルの血に飢えたドレモラのことは忘れちまえ。東はシャエルメタとインビジブルウェブにくれてやる。どうせあそこはもう蜘蛛だらけだ! しかし、エンジルのヴァンキッシュドには忠誠心がない。どのデイドラ公に仕えていたか知らないが、裏切ったんだろう? 奴らが仲間割れを起こすまでどれだけかかると思う? どの周期に起きてもおかしくないと思うね。そうなったら、シャンブルズは完全にエラントが支配する。スケイン・ロウは別だがな。俺は蜘蛛が嫌いだ。

あのパンフレットは、こう書かれるべきだ。

入口
シャンブルズへ通じる扉はファーグレイブ中心部の北区ならどこにでもある。ファーグレイブのクラフト広場には大きな入口もある。財布を一杯にして来ることだ。まとまったゴールドやその他の価値ある通貨を提示されれば、俺のギャングが命を奪うようなことはおそらくない。

市場
西の路地のあちこちにある市場は、シャンブルズでも最高の市場だ。我々があそこの売上で利益を得ているから言ってるんじゃない。上前を跳ねているのは確かだが、本当に最高だと思っている。

飲食
うちの醸造家のジクは美味な骨片のエールを作るが、飲めるとは思うな。彼女が作る分量はエラントの喉を潤すだけで精一杯だ。それからアルゴニアンの鉢をかき混ぜる者は、クランフィア焼きの達人だ! これも、お前たちにはやらん。シャンブルズで飲み食いしたいなら、このガイドのお勧めは確かに悪くない。ウィッシュボーンはちゃんとした酒場だからな。それにあそこは静かになりすぎると、必ず誰かがケンカを始める。

地域の特色
一体これは何のことだ? ネテリアスだと? 奴は自分のものを決して渡さない詐欺師だ。こいつを忘れずに片付けておこう。次は見ていろ

治安
ここはシャンブルズだ。治安などない。自分の身を守れないなら、我々が守ってやる。うちの価格は高くないし、俺のギャングは大抵の場合、適度に暴力を振るう術を心得ている。それからグラスプには期待するな。奴らの力はシャンブルズに届かない。当然だろう? ここにいるのはほぼ全員が定命の者だ。ストリクチャーは定命の者など気にしない。

というわけで、シャンブルズに来るなら目をしっかりと見開いて、ポケットを一杯にしておくことだ。帰る頃には財布が少し軽くなっているかもしれないが、素敵な品物や見どころがあるのは本当だ。

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