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書籍

道塞ぎのノーディグループ

オークレストの下水道は、何と興味深い場所だろう。この腐敗した深淵では、驚異的な数の野生動物が見つかる! 探検家としてもアマチュア自然学者としても、私の仕事にとってとてつもなく好都合だ。

正直に告白すると、私が下水道のシステムを探し求めてオークレストまで来た時には明確な目的があった。私は無形の緑スライムの標本が、表向きはオークレスト研究所で錬金術の研究をする目的で、遥か遠いマークマイアから輸送されたという噂を聞いたのだ。聞くところによれば、この生物は街を荒廃させた疫病が最高潮に達した時の混乱と不安の最中に脱走したという。スライムは下水道に流れ込み、そこに流れてくる病気に侵された残骸を吸収して巨大に成長し、さらに強力な毒性を獲得したという。

そこで私はメモ帳とペンを携え、危険を冒してオークレストへ向かい、下水道への入口を見つけた。廃棄物や残骸を漁る小さなスライムにはいくつか出くわしたが、巨大生物はいなかった。失望したが、先に進み続けることにした。そこで私は大きな穴と、そこを支配するかなり大きいスライムを発見したのである。私はそれを、道塞ぎのノーディグループと名づけた!

この見事な生物を眺め、私はこの大きさならば鈍重でおとなしいだろうと思った。怒れる粘液の波のように、私の方へ押し寄せてきた時の驚きを想像していただきたい! どうやって私の存在を感知したのだろう? 見当もつかない! そしてより小さなボリプラムスが、周辺一帯に散らばった。これらは別の生物なのか、それとも強大なノーディグループの延長に過ぎないのか? さらなる研究が必要である。残念ながら、私はこれを隠れ場所から記しており、スライムたちが私を探している間にここから出るのはためらわれる。私はもう少しだけ待ってから、徹底的な調査ができるくらい近くまで、ノーディグループに接近するつもりだ。

もしかすると、あの震えるスライムのサンプルを私の錬金工房に持ち帰ることさえできるかもしれない。そうなったらどれほど素晴らしいだろう?

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