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書籍

ミストレス・ドラサの日記

テルヴァンニ家の魔術師、ミストレス・ドラサ著

まあ、テルヴァンニ家が役に立った試しがないとは言えない。少なくともこの発見の後には。答えというのは、時として予想さえしていなかったところにあるものだが、利用できる資源を無視するのは愚か者だけだ。常に快適だった家には、必ず恩返しをしないといけない。さもなければ、答えの最後は聞かせてもらえない。トリビュナルは知っている。

私の答えは厄介なところにあると知っていた。デイドラを恐ろしいとは思わないが、その一体と交渉する考えはとても気に入らない。まあいい。私はそれほど答えを求めている。そうでなければマントを着ることもない。代価は承知しているが、決意は固い。やらなければならない。

当然のことながら、この墓にある研究記録は無知の塊だ。わずかでも常識のある学者というのは得がたい。テルヴァンニの仲間と関われば、ことさらそう思える。しかし、私はこの特定の信者の賛歌の真実を知っている。この差し迫った要求への答えは、この歌にあるのかも知れない。

冷炎石が青く燃え
公の召使いを呼び起こす
訪問の目的は取引
与えられる報酬を受け取るために

この冷炎石が召喚儀式に必要なのは、子供でも分かる。手遅れになる前に、石を探す者を見つけなくては。シケナズを倒せるほど強い者を。石を使ってでも、奴を弱めなくてはならない。優秀な協力者が見つかれば良いのだけれど。

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