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書籍

闇の子供

月の司祭フナル著

新月:
ドロ・マスラの闇の遊戯について。

満ちる月:
真の猫が死ぬとその魂はケナーシによって持ち上げられ、星の裏の砂場へと飛ばされ、次の襲撃まで遊びと捕食を行う。

曲がった猫が死ぬとその魂はナミイラによって世界の陰の闇へと引きずり込まれ、尻尾がまっすぐになるまでローカジュの心臓に仕える。

満月:
これらは闇の踊り子となり、音楽ではなく心臓の鼓動に合わせて舞う。時にニルニの亀裂をすり抜けて月明かりの世界に現れ、月のない夜そのもののような風貌で我々に混ざって練り歩く。そして我々はそれをドロ・マスラと呼び、恐怖の名となっている。

真の猫がドロ・マスラのベントの踊りを見ると、闇に引っ張られる感覚に陥り、尻尾が一定の間隔でけいれんを起こし始める。けいれんするたびに月明かりから引き離され、影が長くなり曲がっていく。そして闇の潮が光の潮を上回ると、真の猫は消え、曲がった猫となる。

真の危険はその先にあり、ドロ・マスラは曲がった猫の魂を引き抜き、亀裂を通して闇に送り込める。心臓の鼓動を聞くと、その魂もベントの踊りを始める。

その踊りはなかなか止まらない。ある夜、ローンの村人たち全員がベントの踊りをしているところを発見されたことがある。今はもう誰もそこを訪れない。

欠ける月:
ドロ・マスラを追い払うには二つの方法がある: ジョーンの法とジョーデの法である。

戦士はジョーンの法を用い、爪を使って闇が消えるまで打ち続ける。この方法は心と爪の強い者は誰でも用いることができるため、優れている。

司祭はジョーデの法を用い、まばゆい月明かりで月なき闇を照らす。この方法を用いると、追い払われた曲がった霊魂は復活できないため、より優れていると言える。

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