私達の成熟した愛の記録を残すために、手紙をこの本にまとめる。
— ロザリンド・ミリール
第二紀219年 降霜の月22日
ロザリンドへ
君の犬をうっかり逃がしてしまって、君の庭をめちゃくちゃにされてしまった。その埋め合わせをするために種を余分にいくつか植えた、ただ君が帰ってきた時に驚かないように伝えておきたかったんだ。
ダガーフォールでの訓練が順調なことを祈ってる。ステンダールのご加護を。
— レオン
第二紀219年 黄昏の月7日
親愛なるレオンへ
ベイリーが悪さをしたら鼻を叩いてやって。種を植えるだなんて、そんなに気を使わなくてもいいのに。だってもうすぐ冬なのよ。でも、それでも感謝してるわ。
— ロザリンド
第二紀220年 恵雨の月19日
レオンへ
カムローンに行く前にこの手紙を渡したかったの。あなたが植えてくれた花だけど綺麗だったわ。私の好みを聞いて回ったの?
それと、庭のことで嘘をついたでしょう。あなたは私の庭を6歩分広くした、あの花を植えるためにね! 素敵だわ。でもあなたは侍者でしょう? ステンダールはあなたの嘘をどう思うかしら?
— ロザリンド
第二紀220年 恵雨の月26日
最愛なるロザリンドへ
君が花を楽しめたんだ、ステンダールも理解してくれるよ。でも嘘をついたことは謝る。君が遠くに行っている間は、喜んで植物の手入れを手伝うよ。
— レオン
第二紀220年 栽培の月1日
私の親愛なるレオンへ
あなたが私の庭の手入れをしてくるなんて嬉しいわ。二週間後に家に帰る予定よ。戻ったら一緒にバラを植えない? バラがとても好きなの。
— ロザリンド
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