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書籍

ネボルへの手紙

親愛なるネボルへ

あなたは多分、私を憎んでいるでしょう。私があなたに与えた運命を憎んでいるはずよ。それをとやかく言うつもりはない。でも私がなぜこんなことをしているのか、説明すべきでしょう。私が理由もなく苦しめているわけではないことを知ってほしい。これであなたの心が落ち着くと願いたい。

実を言うと、私にはあなたの持っているものが必要なの。正確に言うと、命と活力が。パイアウォッチから入手すれば、我々の存在に気づかれてしまう。ホストの骨にも活力が残っていないから無理。だから残るはあなたよ、ネボル。強くて丈夫な、頼れるネボル。

さて、あなたは飢えのようなものを経験するかもしれない。腹とは違う場所から来る、説明不能の渇望。正直に言いましょう。飢えは増大し続け、あなたは耐えがたくなるでしょう。つまり、私があなたから奪ったものを取り戻さねばならない。あなたは近くに寄ってくる、あらゆる生き物から力を奪うでしょう。私は気にしない。でも、私は仕事が完了するまで、あなたから必要なものを奪い続けると知ってほしい。我が創造が完成し、この広間を歩き回るまでは。

この獣、我らの子供は闇の技に新たな意味をもたらすでしょう。どんなアンデッドも、この栄光には比べられない。あなたはこの偉業において、不可欠な役割を果たすの。飢えの苦しみと苦痛が耐えがたくなった時は、そのことを考えて。

敬具
ヴォリア

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