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書籍

ドルヴァラ評議員への手紙

ドルヴァラ評議員へ

ウルラン・レレスの降格、後の追放を巡る不運な出来事に、上級評議会は非常に落胆している。この結果は、古く尊敬される家の有望な息子に期待した結果ではない。ウルランの裁判を詳述する報告書は有益な情報をもたらした一方で、我々の心配が和らぐことはなかった。上級評議会は、事態を考慮し、あなたに要請を行う。

まず、あなたはバルモラ地域で頻繁に事業を行っている。エリス評議員の行動を適切な期間、監視してもらいたい。エリス評議員には全幅の信頼を寄せているが、ウルランが息子であることに変わりはない。娘とモラグ・トングのことで、気掛かりな知らせがあったことを加味すれば、我々が憂慮する理由は分かるだろう。

次に、ブリバン・マルロムを隊長の位に昇進させ、レドランの西方軍指揮官にしてから、厄介な報告が来ている。認可していない傭兵団、とりわけフェーハラ・ウォークローの使役が増加している。契約した兵士は名家の全法規を遵守するよう求められるが、フェーハラの傭兵達はしばしば慣例から外れる。特に、アッシュランダーの処遇に関する過剰な暴力の報告は耳にしたくない。知ってのとおり、過酷な扱いは常に許可が求められる。

レレス家との交流や個人的関係を利用し、エリス評議員が身辺整理をするように促してほしい。来る評議会の前に、バルモラでの懸念が静まればありがたい。

メリアス上級評議員

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