スポンサーリンク
書籍

家への手紙

母さんへ

明日、ムークウォーターに上陸する。緊張してる… 確かに、訓練は受けた。でも異国の地で戦うのはこれが初めてだ。まあ、異国の泥か。

周りの兵士達にはいろんなのがいる。自分達アルトマーは規律正しく、指揮系統を尊重する。でもレンリージャとオースブレイカーは違う。

レンリージャはカジートの私掠船だ。悠々としてる。演習もなければ点検もない… でも怒らせたら、その戦いぶりはすさまじい。ボズマーを待ってる間に沿岸で一緒になったけど、共に休憩時間を過ごすのにはいい相手だ。ムーンシュガーは試さなかったから、安心してほしい。

オースブレイカーはボズマーの蛮族だと、みんながいつも言ってる(パモルウェン隊長は違うけど、階級のせいだと思う)。彼らは野菜を食べて、木で彫り物をしたりする。原始的な慣習がなければ幸せだろうにと思うけど、不気味な連中だ。カジートとは互いを避けてる。

自分達はワインの持ち込みを禁止されたから、彼らの肉の酒を試してみた。あの「ロトメス」は、最初はまずいけど慣れてしまう。

上陸したらどうやって団結するんだろう? アルゴニアン側は民間人だけど、大勢いるはずだ。シャドウフェンは自分達と全く異なるし危険そうだ。動物達はモロウウィンドから来てるんだろう。あんな生き物と暮らす者達なら、かなり強いに違いない。始めるのが楽な相手からで良かった。

いとこ達によろしく。

息子より愛を込めて
フィルピニル

コメント

スポンサーリンク