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書籍

エンバーからの手紙

ねえ

きっとこれはじめじめした手紙になる。ごめんなさい。あなたの前ではいつも元気でいたいんだけど、あなたはいつも私を素敵にしてくれる! つまり、これはあなたのせいね

とにかく、ジャカとシルバースリップを取り戻せてよかった。お互いに年を取ってから会うのは不思議な気分。いろいろなことがあった。シルバースリップは吸血鬼になり、ジャカは奴隷にされた… もう、どうやって話していいのかわからないんじゃないかって怖かった。でも、昔のやり方に戻ったわ。また子供に戻って、何も変わっていないみたいだった。シルバースリップは私たちをからかい、ジャカは心配になるくらいのチーズパイを食べながら瞑想してた。

彼はあなたのために祈っている。私たちをここに集めてくれたのはあなただから。あなたの名が会話に出ない日はない。あなたは気に入らないかもしれないけど、あなたはもうこの小さな家族の一員になった。ソングが戻ったら、それで家族がそろう。

でも、それだけじゃない。あなたは私にかけがえのないものをくれた。みんなが連れ去られた後、私は長いことびくびくして、胸に穴が開いたような気分だった。人生とはそんなものだと思ってた。魔法を学び続ければ、少なくとも自分のみじめな人生を考えずに済むと思ってた。でもあなたと仲良くなってから、どうにか友達のことを打ち明けることができた。あなたが空いた穴を埋めて、傷を癒してくれたみたい。あなたは疲れを知らない。私の友達を助けるために、何度も自分の身を危険にさらしてくれた。知りもしない人のために! あなたは私のために命をかけてくれた。それを忘れることはないって伝えたくて。

私は冗談がちょっと… その、かなり多くて、苦労をかけてるとは思うんだけど。今は本気よ! あなたは私の友達を二人救ってくれただけではなくて、幸せとは何かを思い出させてくれた。今ではシルバースリップやジャカと再会して、日々ソングの捜索を進めている。こんなに心強かったことはない。私は… どれだけ感謝しても足りない。手紙を書いても足らない気がする。あなたが必要になったら、いつでも駆けつけて感謝を示すしかないかな?

トラブルメーカーの二人と出かけたくなったら教えてね。シルバースリップはあなたと腕相撲がしたくてたまらないみたい。準備しておいて。

もう一度言うわ。本当にありがとう

エンバー

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