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書籍

訓練場の教訓

入門者よ、しっかりと読め。なぜなら私は何度も同じことを書くつもりはないからだ。お前たちはタムリエルでもっとも偉大な戦士たちから戦いを学ぶためにここに来た。オーススウォーンは慎重かつ巧妙な戦士だ。片っ端から切り刻んで勇気を示したいなら、アンドーンテッドにでも入るがよい。

何を誓うと聞きたい者もいるだろう。誓うのは、戦場にいる者すべてを辱めないこと。全力で戦うこと。賢く戦うこと。そして仲間のオーススウォーンと共に戦うことを。忘れるな。モーロッチは血の誓いのデイドラ公であり、背かれし者の防御者だ。オーススウォーンに背を向けたら、モーロッチに背を向けたも同じこととなり、お前と盾を合わせて立ち上がる者はいなくなるだろう。

誓いを果たすため、3つのロッジを突破してもらう。まずは拳のロッジだ。武器は特権であり、入門者が持つ資格はない。お前たちは鼻にパンチを食らって怒りを制御することを学ぶ。素早い動きも学ぶかもしれない。武器を持つ敵との戦いを学び、勝利を学ぶのだ。

拳のロッジの指導者が十分に備えられたと判断したら、斧のロッジへ進む。そこではあらゆる種類の武器について学ぶ。武器の動きと、武器に合わせた動きを学ぶ。壊れ方を学び、剣を失った瞬間に降伏するブレトンの騎士とは対照的に、その破片での戦い方を学ぶ。お前たちはすでに拳のロッジでの学びを終えている。故に、武器は自分を武器とすることほどには重要でないと知ったうえで訓練を積むことになろう。

最初と同じように、指導者たちが斧のロッジで学ぶべきことをすべて修めたと判断したら、鍛冶のロッジへ進む。ここでもっとも素晴らしく、もっとも厳しい教えが新参者に叩き込まれる。真の力は戦士でなく、鍛冶頭が持つことを学ぶのだ。炉の前に立てばどんな怪我よりも苦痛を感じることを学ぶ。そうして自分の中に無限の可能性があること学ぶ。鍛冶場こそ、オーススウォーンが作られる場所なのだから。

さて、これを記憶したことを祈る。さもなければ、訓練場で過ごす日々がずっと長くなるであろう。

訓練場主、アグサシャグ

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