スポンサーリンク
書籍

番人オルミの日記

今日、サフーンとフジャロンが祠を訪れた。ジョルン王の戦争に加わるため航海する前に、カイネの加護を乞うたのだ。私の息子達は誇り高く、強く、立派な男に育った。これがフジャロンの初陣となるが、彼は兄弟の戦船に乗るだろう。カイネが彼ら二人を守る。

私達の王と、彼の兄弟との間の戦争は日に日に近くなる。多くの番人達が彼らの子、妻、夫が戦闘で死んでいると知らされ始めた。私は彼らに強くあるよう説いている。カイネが彼らの愛する人達をソブンガルデで守るだろう。辛いことだと分かっているが、信仰を失うべきではない。私達は皆、危険を知っていたはずだ。

* * *
私の息子たちは二人とも死んでしまった。サフーンの船が不意打ちの攻撃に沈んだという知らせを受けた。オークに殺されたのだ。よりによって! なぜカイネはこんなことが起こるのを許すのだろう? なぜ私の息子二人を奪う? 彼らは私に残された最後の家族だったのに。それがオークに殺された? なんという不名誉! なぜカイネはこんなことを許すの? なぜ彼女はこんなことを私達にする?

* * *
カイネは偽りだ。彼女は何もしない。私達の祈りは聞き入れられない。私達を受け入れるもう一つのものを見つけた、私達の痛みを感じ、戦争の苦難を知るものだ。私はこれまでデイドラ公と関わったことはなかったが、絶望的な時代は絶望的な手段を必要とする。

彼女は私達が感じている痛みを分かっている。私達はもはや番人ではない。新しい力を信奉する。カイネが私達の子を奪ったように、私達は彼女の子を奪うだろう! 偽の女神が血の涙を流さんことを!

コメント

スポンサーリンク