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書籍

カーンハルの日記

ここの人々は、この地の呪いなんて怖くないという振りをしているが、何か普通でないことが起こった瞬間に本音が出てくる。我々は昔からここに住んでいて、野営地の水没と粗末な食事以外には何の問題もなかった。大地が揺らぎ、人々が行方不明になっている今は、デイドラが地面から這い上がってきて、我々を食べるとでも言うかのようだ。

真実はおそらく、誰かが穴の中に落ちて助けを求めているのだろう。他の者たちが恐れて行かないことは気にならない。バカげた迷信のために、善良な人々が暗い穴の中で餓死するに任せておくことはできない。

* * *
ある大穴の付近で終わっている足跡を見つけた。確かに誰かが穴の中に降りたのだ。自分の意志でかどうかは不明だが。呼んでも返事がなく、投げ入れた松明はほとんど一瞬で消えてしまった。水の流れる音が聞こえたように思う。浸水しているに違いない。ロープがあったとしても、自分で降りてみる気にはならないが、別の道から降りられるかもしれない。水はどこかに続いているはずだ。

* * *
どうやらあの古い館は土台から滑り落ちてしまったか何かのようだ。崩れ落ちた壁があるし、水の流れは自然の洞窟まで続いている。野営できる乾燥した場所を見つけるまで進み、探索を続けるつもりだ。

* * *
巨大な開けた洞窟へと続くトンネルを見つけた。柱のようなものが見える。かつてここに暮らしていたエルフたちが岩から削り出したに違いない。岩が再び戻ってきて、この場所を占拠しつつあるようだ。この場所はどれくらい古いのだろう?

今のところ、ヘンリグやミンドリルの手掛かりはないが、このトンネルにはもう一つ分岐がある。一晩ぐっすり眠ってから、そっちに行ってみよう。

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