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書籍

カロダーの手紙

フロティルドとヘルフヒルド。昼に落ち着かせてくれる風であり夜に照らしてくれる星へ

この手紙がホワイトランにいるお前達へ届かないのは分かっている。この世界から去るので、今はただ自分の後悔と孤独さを軽減するために書く。勝手な男だ。

しかし2人とも深く愛していたし、だからこそ去らねばならない。気付かれてなかったが、もう俺と一緒に家にいると危険だ。借金があるのは知ってるとおりだが、貸し主のひどい脅迫のことは知らないだろう。追ってくると分かった時、できる限りお前達から離れた場所へと向かわせた。あとはその策略がうまくいってお前達が無事であることを祈るだけだ。

俺は自分勝手な男だ。この言葉が届き、許してくれることを願う。

ソブンガルデの広間でお前達の歌を歌おう。

— カロダー

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