スポンサーリンク
書籍

最初のレムナントの日記

我々のデイドラ公のために知識を集めている者たちにとって、レムナントの歴史がうまく記録されているとは言い難い。我々は考えたことすべてを書き記すような学者ではないし、秘密裡にコレクションを黙々と整理する学芸員でもない。レムナントは兵士である。ハルメアス・モラの意志に仕える剣と盾なのだ。しかし、アービス中の知恵を確保する任務を達成するには、我々自身についての知も含めなければならない。

孤独に虚無の中を漂っていた我々は、全ての目の精神から流れてきた声を聞き、即座に何者かを知った。それはある深い欲求を伝えた。アポクリファの領域に勇者が必要だったのだ。自らに値しない知識を探し求める侵入者を追い返す、力強い腕が。デイドラ公は我々をその任務に選び、我々は従った。

* * *
我々は新しい故郷に到着した時、二つの品を発見した。望遠鏡と鍵だ。それらはこの領域から虚無を貫いて湧き上がり、我々の知らない場所にまで力を放出していた。我々のエキスがこれらの遺物と融合し、クラッツと呼ぶようになった小次元への門を開いた。

足を踏み入れると、我々の精神は融合して一体となった。レムナントは一つの全体の中に加わり、モラ卿に仕える一つの体となった。このクラッツが我々のためだけに作られたことは知っていた。すでに我々の署名が加えられた契約者が待ち受けていた時、その信念に確証を得た。この場所を見つけ、この領域に仕えること、それこそが初めから我々の運命だったのだ。

コメント

スポンサーリンク