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書籍

演劇への招待

崇高なるカンデルウィッジ著

成功を収める舞台役者となるには、決して忘れてはならないことが幾つかある。演劇の最も大切な要素は… 脚本だ! すべての興行は聴衆を引き付け、驚かせる要素がなければ、役者の他の技量の有無にかかわらず退屈なものになってしまう。できれば想像力や怒り、愛情、可能なら3つすべてを聴衆から引き出す、彼らに合う場面を探すんだ! そうして忘れられない演劇の土台ができあがる。有名な登場人物、歴史的事件、忌々しい怪物、またはひいき客の注目や興味をかりたてる、既知の何かに目を向けるように。

これで演劇の本質を理解できたから、次はそれを真に感動的なものにする! 一部の者達は成功を収めるために爆発と訓練された獣達が必要だと教えるだろうが、本当のことを言うと、すべての利用可能な資源を想像力豊かに用いれば、同じくらい成功できるだろう。声をはっきり出すか、数ヶ国語を話せるか? 初歩的でもいいから魔法の才能をもつ者は知り合いにいるか? 鮮やかな色の織物や色の変化するキンドルピッチを入手できるか? 以上いずれかのこと、また他のことは演劇の重要な要素になり得るし、見落としてはならない。

前提条件と支えるシステムが決まったところで、次はセリフを磨くことにしよう! 舞台上で言葉に詰まるなんて絶対にしたくないから、この部分は他と同様に大切だ。大雑把な下書きから始めて作業し、調和が取れるようにすでに確立した口調と文脈に留意する。友人や家族に演技を見てもらって、荒削りなところを直す。

セリフに自信ができたら、練習、練習、練習に尽きる! 演技は第二の天性であるべきだが、やじを飛ばす者や熱狂的な聴衆達が声を上げるときには、即興で演じる必要があるかも知れない。あまりセリフにこだわって臨機応変に修正できないのはダメだと覚えておくように。

最後の助言だ。舞台上ではリラックスして楽しむように! 自分が本当に楽しめば聴衆も楽しめるだろう。

さあ、これで分かったな。舞台に上がって聴衆に歓喜をもたらす準備は整ったはずだ!

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