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書籍

エドラ研究への導き

エリンヒルのファラスタスの講義概要

この一連の講義はムンダスにおけるエドラの顕現や影響力など、その本質と歴史に関して詳細に学ぶためのものであり、論争の的になっているいくつかの話題についても、近年主流になっている説を概略的に取り上げる。各講義の前に必須文献を読みこなしておけば、エドラへの認識が深まり、歴史調査から理論上のプラナー操作まで、様々な学問領域をさらに深く研究するための礎となるだろう。

それぞれが持つ文化的かつ個人的な先入観は捨てた方がいい。エドラはニルンを見下ろしいじくり回す強き「正しき」創造主であるというひどい誤解から、エドラとデイドラはムンダスを越えた永遠の戦いに縛りつけられているという推論まで、これまでの俗説は崩壊するだろう。本講義における過去の探求は、独善的な一部の学生を怒らせることもあったが(特に八大神などの神々に関する講義は)、これらの話題に関しては司祭ではなく研究者として取り組むことを強く推奨する。

エドラを創造神話以上に理解し、神々の因習について修得すれば、研究者として一回り大きく成長できる。本講義が要求する学びの姿勢とは、正しい方法論で学問的探求を続けていくことだ。すなわち、本講では珍重かつ希少な文献を使用し、精緻かつ象徴的なデザインの意味を紐解き、各主題に批判的な見地を加えていく。

講義の主題は以下の5つ:

講義1: 創世神話の考察

講義2: アヌとパドメイの交流

講義3: エドラ対デイドラ

講義4: エドラのエネルギーと影響力

講義5: 単なる「神々」を超えて

講義を完全に理解するには、講義前後の自主的な読書と、忍耐強くノートをとることが重要になる。自習用の参考文献は、校内に立派な蔵書庫があるのでそこで探せばよろしい。講義の準備を直前になって焦って始めることがないように。古代の希少文献は、こちらでは数冊分しか用意できない。

講義を聞くと、当然の流れとしてさらなる学習題材の探求に意欲をそそられるだろう。エドラの存在や創世への関与について新たな知識を得て、八大神との関係をさらに深く理解し、現在進行中の議論に触れることで、補助的な学習にも興味がわくはずだ。そのような場合は、ヘッチフェルド修道士、ミカエル・カルクソル修道士、シマーリーンのアイカンターの著作を推奨する(その他の文献は講義中に紹介する)。教材は慎重に選択してほしい。タネスのシンナバーの著作のような、偏見と調査不足が目立つ文献は避けるように。常に批判的な姿勢を忘れず、どんな学者の言葉であれ、それが絶対的な真理だと鵜呑みにしてはいけない。

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