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書籍

クモの教団信者へのインタビュー

クモの教団は、デイドラ公メファーラを敬う禁じられた崇拝組織であり、メファーラは正確にはヴィベクの守護者として知られている。

秘密主義で悪名高く、教団の手法と行動は、大部分が外部の人々にとって謎であった… 今この時までは。教団の存在についての私の研究は、得難い機会をもたらした。メンバーの一人への個別インタビューである。

――では教えて下さい。どうやってあなたはクモの教団のメンバーになったのですか?

信者: 他の全てと同じように、彼女のクモの巣の網が私を紡ぎ手の支配へ導いたのだ。

――メファーラ自身があなたを勧誘したということですか?

信者: ハエはクモの巣の中へ勧誘されるか? いや違う。この運命を避けられるかどうかは、死すべき運命を避けられるかどうかと同じことだ。

――興味深いですね。ちょっとあなたの仲間の信者達について話しましょう。教団の他のメンバーについて何か話せますか?

信者: 彼らの名前を伝えることはできない、だが彼らが何をしているかは教えられる。俺達には「ウィドウ」と呼ばれる指導者がいる。彼女は俺達に目的を与え、紡ぎ手自身と交わる。時としてこれらの目的は殺人を要求する。そういった責任が、紡ぎ手の意思を実行するデスウィーバーにかかるんだ。他の奴らは、俺達の主がクモの巣を紡ぐためのもっと目立たない道を奔走している。スカトラー、つまり速足の者と呼ばれる。

――非常に興味深い。あなたは主のために誰かを殺したことがありますが?

信者: いや、まだだ。

――クモの教団は堕落した乱痴気クラブに過ぎないという主張は本当ですか?

信者: そうだな、それも一理ある。

――ああ、詳しく述べて頂いても構いませんか?

信者: 誘惑と性交は強力な手段だ。しばしば、教団への加入はメンバーにウィドウや指名された者とのそうした行動を伴うことがある。一部のウェブはさらに… 他のウェブよりもこのしきたりに熱心だ。

――なるほど。メンバー候補は正確にはどうやって申し込むのですか?

信者: その質問は研究のためか?

――もちろん。

信者: 残念だな。その情報をお前に伝えることはできるが、本当に加わるつもりがあった時だけの話だ。

――ああ。それは… あり得ない訳ではありません。もしかするとこれはすべてメファーラの計画の一部なのですか? もう、彼女のクモの巣の中に捕えられていますか?

信者: インタビューはこれで終わりだ。

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