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書籍

アイスハートの日記

包囲が続いている。
クログと、薄汚いオークどもめ!

我がウィンターボーンが進撃を行った後、いわゆる豚の子供どもの王が外遊から帰国し、オークのクランを束ねた。
突然、我が戦士長達は追われる身となって次々と殺され、我が隊の戦士は四方に散り散りになった。
だがいいか。我々はこの包囲を耐えてみせる!

このブレトンのかつての砦は、神に遣わされたものだ。
あの愚かな豚の子供どもに突破されなどしない。
ましてやハーピーをやり過ごすなどとうてい無理だ。
ハーピーが無警戒のオークを急襲して捕まえるのを見るのは最高だ。
オーク達を凍らせ、粉々に砕く音を聞くのに負けず劣らず楽しい。
だが、これほどの建造物を誇ったブレトンがこの地を制圧できなかったのは不思議でならない。
彼らは豚の子供どもより愚かだったに違いない!

我々の店を支援する物資は毎日続々届いている。
愚かな豚の子供どもめ!
彼らがロスガーに送り込んだキャラバンは1つ残らず、我がウィンターボーンにとっての雑貨屋になるのだ。
支払いを気にせず、望みどおりのものを手に入れられる雑貨屋だ!
確かにクログが召喚したよそ者達には、いささか手を焼いている。
だが結局は大差ない。到着したそばから殺すのだ!

ハグレイヴン達は完璧な手順を続け、ブライア・ハートを育て、彼らを使ってブライア・ハートの戦士を作り出している。
あの木は魔法による見事な逸品だ。
とりわけあれを考えたのがハグレイヴン達だと思うとな。
しかし、たとえ出所がどこであろうと、私は優れた案を却下したりはしない。
ブライア・ハートのおかげで我が戦士達は不死身だ。
だからこそウルフォン・アイスハートはこの戦いに勝つのだ。
だからこそウィンターボーンが勝利を得るのだ!

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