また記憶が消される前に、これを急ぎ書き留めておかなければ。 この部屋のいくつかの錠の仕組みがわかった。少なくとも基本的なことは。扉は何らかの手段で施錠されているが、壁を伝う様々なチューブやパイプで充填されているにちがいない。 だがチューブもパイプも今は冷たい。動力源のようなものを見つけられれば、門を開けるだけの時間を稼いで、この悪夢から逃れられるかもしれない。 奴らが戻ってきたようだ。ここに隠そう。この部屋にいればまた偶然見つけて、いまいましいパズルをもっと解けるだろう。 希望を持つくらいはいいだろう?
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