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書籍

錠の仕組み

また記憶が消される前に、これを急ぎ書き留めておかなければ。

この部屋のいくつかの錠の仕組みがわかった。少なくとも基本的なことは。扉は何らかの手段で施錠されているが、壁を伝う様々なチューブやパイプで充填されているにちがいない。

だがチューブもパイプも今は冷たい。動力源のようなものを見つけられれば、門を開けるだけの時間を稼いで、この悪夢から逃れられるかもしれない。

奴らが戻ってきたようだ。ここに隠そう。この部屋にいればまた偶然見つけて、いまいましいパズルをもっと解けるだろう。

希望を持つくらいはいいだろう?

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