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書籍

ハグ、ハーピー、ハグレイヴン

サタカラームの歌姫、ベールをとったアザディエ著

そして私は大聖堂のたいそう立派なズラドル大司祭による説教を聞いた。彼は誘惑する女シャクハリの物語とジェゼレ女王の罪を引用しながら、女であることと、その生来の悪を痛烈に非難した。「ハグ、ハーピー、ハグレイヴンのことを考えなさい」彼は言った。「どの怪物も女だ。だから邪なのでしょう?」

「司祭が女を好まぬだけのように思える。どうして?」私はそう思った。

どうして? それにもし女が邪悪なら、彼はどのようにして当然の結果として暗示している、男の美徳を見つけるのだろう。卑しく13人の妻を取り換えたクワリズム大公は男ではなかったか? 恐ろしい丘のオーガや山の巨人はいつも男ではなかったか? 伝説のミノタウロスをごらんなさい。あれも男性ではないの?

神を惑わす者、セプは男ではなかった?

たいそう立派なズラドル大司祭にこの考えをぶちまけたけれど、彼は恥じず、私を慎みがなくでしゃばっていると決めつけた。「ええ、そうでしょうね」私は言った。「あえて言わせてもらいましょう」。そして私はベールを取り、服を脱いで言った。「あなたが邪だと恐れるものはこれでしょうか。神聖なる司祭よ」

司祭は震えて汗を流し、欲深く震える指を伸ばした。でも私は笑ってそれをはねのけ、衣服を元のようにまとった。そして言った。「ああ司祭よ、考えてごらんなさい、真の女はそれを敬わないものには何も与えないのです」

私はこのようにして大司祭に説教したのだ。

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