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書籍

西スカイリムへの案内: カーサルド

帝国調査官、ブンタラ・グラヴィウス

僻地にある西スカイリム王国の案内を続けよう。今回は最も南の地が舞台となる。

このガイドが最初に書かれた時には存在しなかったカーサルドは、ハーフィンガルの南、ハイヤルマーチの西にある。この地域は5年前まで、リーチの支配下にあるとされていた。しかしはるか昔からノルドとリーチの人々はこの地域の所有権について激しく争ってきて、決定的に獲得できたものはいない。設立されたのは最近だが、ノルドは何世紀もこの地域で暮らしてきた。カーサルドは容赦のない尾根と広範囲な絶壁の土地、松の森を有している。こじんまりした風景には多くの驚くべき場所と、同時に秘められた危険が隠されている。

カースウォッチは権力の座だ。首長と民は西スカイリムの南の境界を管理しているようなもので、その任務は迫るリーチの民に対して守りを固めることだ。旅人に対しては親切だが、カースウォッチの人々は快適さを提供できることがほとんどなく、訪問者が集落に滞在する間耐えることになる、あらゆる不快な状況について言い訳をすることはない。厳密にいえばカースウォッチは街だが、住民は砦だと考えている。

オークの採掘集落であるモル・カズグールは、西の境界にある山の中にある。クランの土地を訪れる人々は、キャンプ内や周囲の土地がカーサルドに属していることについて言及しないよう助言する。たとえ法的にも論理的にも真実であったとしても。オークたちは彼らの領域がロスガーの主権を有する辺境の居留地で、オーク種の規則や習慣の支配下にあると考えることを好む。そのためこの地域への訪問者は、宿主を怒らせて仲間が怪我をする危険があるため、オークの礼儀作法や振る舞いについて十分把握しておくことをお勧めする。とは言え、モル・カズグールのオークはオルシニウムにいる彼らの同胞と変わりはない。強健で、熱心で、しきりに友情を求める人々だ。

著者注: 全スカイリムと同様に、カーサルドには他にも旅人の安全が決して保障されない洞窟などの場所がある。著者は読者の安全を守りたいと願い、この版からこうした危険な場所への言及を削除することに決めた。

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