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書籍

愛しい人へ

マクステン

私はあなたへの愛を、ずっと捨て切れないのではないかと恐れています。おそらく、それが私を愚かにするのでしょう。私がより強く賢ければ、きっともっと早くここを出ていたのでしょう。あなたと恋に落ちる前に、あなたのありのままの姿を見ていたかもしれない。しかし、私はここにいます。ここまで来るのにあまりにも長い時間がかかった。あなたの手で苦しみすぎてしまった。

あなたが私にしたことは、意図的であろうとなかろうと許すことはできない。さらに悪いことに、このことであなたが正気を取り戻したように見えない。こんな言葉があなたの胸に響かないことは分かっているけど、それでも書いておきたい。あなたの仕事は何の恵みにもならないし、命を救うこともない。あなたは自分が決して理解できない力に手を加えている。そして、それがあなたを腐敗させている。あなたが意に沿わない被験者に、生きた人々に行っている不快で冒涜的な儀式はとてもおぞましい。

ひょっとしたら、あなたはずっとこうなると知っていたのかもしれない。これを待っていたの? 自ら進んで、今の恐ろしいあなたになることを、進んで受け入れたの? いえ、そんなことはどうでもいいのでしょう。あなたがこれを読んでいるなら、私は去った後よ。追わないで。探しに来ないで。

どうか間違えないで、マクステン。私の一部は、あなたをずっと愛している。その一部を、切り離せたらよかったと思ってはいるけれど。この手紙を、燃やせるものなら燃やしたい。

フレイウェン

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