息子よ、最後にもう一度父に調子を合わせてくれてありがとう。 いつも本より剣を好んでいたのは分かっているし、そのせいで私を失望させたと考えているかも知れないが、本当はその逆だ。お前の自立には感心しているし、立派な男に成長してくれたことを誇りに思っている。 私の父は兵士だった。父からはよく「本ばかり読んで」と文句を言われた。お前が生まれた時、決してあんなふうには扱わないと誓った。 生きている間、お前が戦場に出ていくのを見るのは耐えられなかったが、今は応援している。本を売ったから、たっぷり遺産を残すことができたと願っている。それを持って、強い剣と頑丈な鎧を一式買うといい。 自分の心に従って、幸せな運命を見つけてくれ。 愛を込めて 父、フロディバート・フォントボン
父からドネルへ

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