薄明の月28日
ジャ・リートが出て行くと言った。私の元からではない、正確には。ブラック・マーシュに行くのだ。生まれてから一度も行ったことはない。でもどうやらファルソクという名の者がそこで助けてくれるらしい
彼は途切れ途切れに、自分がどんなふうに壊れてしまったと考えているか話してくれた。私は今のままで愛していると言った。問題じゃないと
彼は私を見て、そのことで一度でも傷ついたことがあるか訊ねた。私はうなずくしかなかった
「それなら話は違う」と彼は言った。「問題だ」
私は泣いた。彼も泣いた。私たちはそれ以上何も言わずにベッドへ行った
恵雨の月19日
今日じわじわ湿地に着いた。私たちのための家が用意されていた。本当はジャ・リートのために……私のベッドはなかった。私たちが共有していたものを捨ててきたことをジャ・リートに怒った。父の奴隷制大農園を引き継ぎ、健全な商売にするまで何年もかかった。集落にダンマーとアルゴニアンの結婚を受け入れてもらうにも、何年もかかった
これで振り出しに戻った。トカゲ女は私を彼の「友人」と呼んだ。妻と言う言葉は使わない。私は彼女をある名前で呼んだ。彼女がその言語を話せるとは思わないけれど、要点は理解していた
その後
ドミニオンがシャドウフェンに到着した。ここの人々が心配だ。ダンマーの村人は侵略のための訓練を受けていた。ここは… 彼らは勇敢だけど、武器を持っていない。私たちは危険だ
私はジャ・リートに出ていくように頼んだけれど、自分は良くなっていると彼は言う。あなたは元気だと思うと伝えた。自分が元気かどうか勝手に決めるなと、ぴしゃりと言い返された
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