親愛なる私の後援者は、ゴルンをデイドラの一団で活気づけようと思ったようだ。彼の判断は正解だったと言わざるを得ない。私はずっと、閉じこもって埃を被った古い本をめくっているのがどれだけ退屈か気づかなかった。ポータルの反射がどうの、動的次元がこうのと、退屈極まりない! インドリル家が屋敷の現在の状態を見たらどう思うかは想像もつかないが、それは私の問題ではない! 私は大切な友達のプリズミーと話すのに忙しいのだ。プリズマ? プリシム? あれに名前を聞くのを忘れないようにしなければ。 我々が初めて共にお茶を飲んだのはほんの昨日のことのように感じる。それ以来、まあ自慢するわけではないのだが、私は自分の能力を十倍にも高めてきた。私は手を軽く振るだけで、汗一つかかずに島中を転移できる。 いつも何かをやり遂げるたびに、私は次の新発見の出発点にいるような気がしている。ここに来たのは出版を期待してのことだが、今ではあの頭の固い魔術師どもに私の大切なプリズムを見せることなど考えられない。あれの秘密はすべて私のものになる。
ドレイニスのメモ、項目028

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